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2018年9月26日 (水)

薔薇の名前

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100分de名著がきっかけで。

ウンベルト・エーコ
「薔薇の名前」

中世イタリアの修道院で起こる殺人事件を、ある会議のためにその修道院を訪れた二人の修道士ウィリアムとアドソが解き明かそうとするお話。
…なんですが。このお話の舞台背景として描かれるキリスト教の様々な宗派とか権力との関係や、禅問答的部分がとにかく難解で大変。
とはいえ、修道院で起こる様々な出来事や、中世の修道院の描写や、謎に満ちた図書館のある建物など、ミステリーとして魅力的な要素もたくさんあって面白い部分も多い、という感じ。
たくさん難解なところがあるなか、普段の自分の読書傾向からすればいちばん興味を惹かれる、閉鎖的な場所で次々起こる殺人事件の真相…っていう筋があることでなんとか読み進められました。
そして、そういうなかで、人がたくさん集まるとそこには否応なしに上下関係や権力や権威が生まれて富も集まるから、こういう争いは生まれてしまうものなのかもしれず、自分と違うものを理解しなくても違うことを受け入れるだけでいいんだと言っても、そう言って放っておいたら自分たちの地位が脅かされる日が訪れるかもしれない。だから異端という名の下に罰する…ということなのかなあということを考えながら読んでいました。
宗教観の違いが、今の時代も様々な戦争や紛争が起こるきっかけになってもいる…ということも考えさせられるし、また、作者のエーコが記号を研究していたということを考えると、この物語に出てくるたくさんの書物、そしてこの本、そして私が今までに出会いこれから出会うかもしれないたくさんの本、そのどれもが、文字、単語、文章…という様々な「記号」で成り立っているという、普段読書をしていてもあまり思わないようなことを考える貴重な体験もできました。

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