東山魁夷展①
待ちに待った展覧会。
生誕100年 東山魁夷展(東京展)
国立新美術館にて
2018年10月24日(水)~12月3日(月)
日本画家・東山魁夷さんの生誕110年を記念する展覧会。
魁夷さんの作品が本当に大好きなので、この展覧会に足を運ぶのを今年の初めから待ち遠しく思っていました。
私が度々訪れていた長野市の東山魁夷館で、代表作の数々やスケッチや習作など貴重な作品をたくさん目にする機会がありましたが、それでもまだ、たくさんの実際に間近で目にする機会のなかった作品もたくさんあったなか、今回の展覧会ではそういう作品を目にすることができて、本当に幸せでした。
なかでも「花明り」は、こぼれるように咲き誇る枝垂れ桜の花びらが月明りに照らされる様子…、美しすぎて胸がいっぱいで泣けてくるようでした。
また、奈良の唐招提寺御影堂の襖絵は、展示スペースに足を踏み入れた途端に目に入った海の光景に目を奪われ、隅から隅まで丹念に描かれたそのすべてに、鑑真さんに対する魁夷さんの思いがひしひしと感じられ、これも涙を抑えることができませんでした…。
本当に本当に期待していた展覧会ではありましたが、その期待以上に堪能し、贅沢すぎる時間になりました。
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