花のジャポニスム展
久しぶりに、ここへ。
花のジャポニスム展
北澤美術館にて
2018年4月4日(水)-2019年3月31日(日)
日本が鎖国を解いたことで、ヨーロッパへ渡った日本の美術工芸品は、印象派やアールヌーヴォーなどに影響を与え、それはジャポニスムと呼ばれるようになりました。そんななか、品物とともにヨーロッパの人々の心を掴んだのは日本の植物で、ガレの庭にもたくさんの日本の草木があったのだそう。今回は、ガレ、ドーム兄弟の作品のなかから、日本の花をテーマにした作品を紹介する展示。
ガレもドーム兄弟も、たくさんの草木などをモチーフにした作品を作っていたなかで、日本から渡ってきたものに目を留めたのはなぜだったんだろう…ということを考えさせられます。今まで身近になかったようなものだから新鮮に映ったのか、もともと、ヨーロッパにあるような種類のものより、日本から渡ってきたようなものの形や色などが好みだったのか、もしくはその両方なのか…。
また、彼らの作品を手にする人々のなかにも、新たなモチーフを扱ったものに新鮮さや魅力を感じり、なにか新しいものを手に取りたいという欲求があったのかもしれない…とも思います。
今回、新収蔵の作品をたくさん観ることができましたが、オレンジや黄色など、今までこちらの美術館で観る機会の多かった作品ではあまり目にしなかったような色合いのものがたくさんあり、新鮮に感じることができました。
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