書き初め
1月2日は書き初めをするといいらしい…ということで。
色々考えながらテレビを見たりしていて目に入ってきた言葉に心を惹かれたので、これを書いてみました。
新(あらた)しき 年の始めの 初春(はつはる)の
今日降る雪の いや重(し)け 吉事(よごと)
万葉歌人・大伴家持の歌です。
現代語訳は、
新しい年の始めの初春の今日降っている雪のように良いことも積もれ
年の始めに降る雪は縁起のよいものとされ、いま雪が降り積もるように良いことが重なりますように、という願いが込められているのでは…とのこと。
新しい年になって、今年は良い年にしたいなあとか、前の年の色んなことがリセットされて新たに始められるみたいな(全部がリセットできるわけではなかったりもしますが、まあ、そこはそれということで)、そういう心持ちって現代でもあるので、しっくりくるなあと思うし、千年以上前にあった季節感や物事を見て感じるようなことが、いまも脈々と受け継がれている…というところが面白いなあと思います。
書き初めって毛筆でするものだろう…とは思いますが、家に毛筆がなかったので、普通にボールペンで書きました。そして、白い紙にただ書くのもつまらないので、大好きな東山魁夷さんの絵はがきに書いてみました。冬の景色を描いた作品のなかから「霧氷の譜」を選びました。
書き終わって眺めてみたら、なんだか全体的に曲がっていますが…、まあ、仕方ありませんね…。
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