2020年10月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

おしらせ

  • 2007.1.23
    ページトップとプロフィールページに、トラックバックに関するコメントを追加しました。

おさんぽクマさん春の庭

  • わーい
    春の陽気に誘われて、クマさんもおさんぽしてみました。

2007年春の訪れ

  • 綿帽子
    2007年、春の風景を集めてみました。

ほんだな

無料ブログはココログ

« 秘密 Season0 ① | トップページ | 東京都美術館「奇想の系譜」展 »

2019年3月27日 (水)

ござる乃座59th

_20190323_182652

久々…!

「ござる乃座 59th」
2019年3月20日(水)19:00より
国立能楽堂にて

狂言「鏡男(かがみおとこ)」夫:石田幸雄/鏡売り:内藤連/妻:高野和憲
狂言「文荷(ふみにない)」太郎冠者:野村萬斎/主:野村太一郎/次郎冠者:深田博治
狂言「靭猿(うつぼざる)」大名:野村萬斎/猿曳:野村万作/太郎冠者:野村裕基/子猿:三藤なつ葉/地謡:石田淡朗・中村修一・飯田豪

この「ござる乃座」はものすごく久しぶりに鑑賞。
というか、最近あまり東京まで狂言を観に行く機会もほとんどなかったような…。
というわけでとても楽しみにしていました。

まずは「鏡男」から。都から国へ帰るのに、妻への土産に鏡を買った男。自らも「なかに人がいる…!」と驚いたのですが、妻は、長く都へ行っていた夫は浮気相手を連れて帰ってきた…!と誤解し怒り狂う…というお話。今までに出会ったことのないものと出会い驚く人の姿は面白い、というのは現代でもあるなあと思いました。それにしても、自分の顔が見えなかったらどうやってお化粧をするのか…と疑問に思いますが、まあ、鏡があったからといって満足のいく仕上がりになるわけでもないか…と自分の身を振り返って見たりして(苦笑)。
つづいて「文荷」。主人が小人(年の若い少年)に入れ揚げ、誘いの文に返事を書いたので届けるようにと言いつけられた太郎冠者と次郎冠者…というお話。萬斎さんと深田さんの太郎冠者・次郎冠者のコンビが見事に息ぴったりで、手紙を運ぶ用事を嫌そうにしていながらも、嫌だからこその道中の色々な行動が可笑しくてたまりません。

休憩をはさみ、最後は「靭猿」。太郎冠者を連れて狩に出かけた大名が子猿を連れた猿曳と出会い、靭(矢を入れる道具)にかけるのに猿の毛皮が欲しいと言い出す…というお話。狂言を観るようになってだいぶ経ちますが、実は生で観るのはこれが初めて。映像では何度も見ていたのですが、今回生で観て、こんなに心を動かされるものだったんだ…とあらためて感じました。
まず、子猿さんがあまりにも可愛すぎて。猿曳に惹かれて登場したところから目を奪われ、大名(というか取り次ぎの太郎冠者)と話している間、おとなしく座って足を掻いたり、急にウロウロと歩き回ったり、ゴロゴロしたりする姿が微笑ましくて。大名が「あの猿を殺して毛皮をよこせ」と言い出すくだりで、なに~!あんな可愛いお猿さんになんてことを~!と思ってしまうわけで。そして、泣く泣く猿を殺すことにした猿曳、でもそんな人間の思惑を超えた行動で人の心をとらえる子猿。命を助けてもらったお礼として見事に舞う姿の可愛らしさ。
それと…今回、子猿を演じていたのは万作さんの孫で萬斎さんの姪である三藤なつ葉ちゃんという4歳の女の子。「猿に始まり狐に終わる」という言葉を知ってはいましたが、この舞台を観ながら、万作さんも、萬斎さんも、裕基くんも、みんな子猿をやっていて今の姿がある…ということや、ここから始まって年齢とか経験を重ねて、太郎冠者や大名や猿曳を演じて一生に近い時間、この曲に関わっていく…という長い長い時間のことを考えたりして。
また、パンフレットのなかで萬斎さんもおっしゃっているように、この子猿を演じる年齢の子どもさんが一門にいてこそ上演され、それを観ることができるという、とても貴重な場面に立ち会えたんだ…ということをあらためて感じることができて、本当に幸せな時間でした。      

« 秘密 Season0 ① | トップページ | 東京都美術館「奇想の系譜」展 »

能・狂言」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 秘密 Season0 ① | トップページ | 東京都美術館「奇想の系譜」展 »