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2019年9月

2019年9月30日 (月)

9月の観たい映画その後

今日で9月が終わり。
ということでいつもの月と同様に、映画館で観た作品を中心にまとめます。
なお、作品名からこのブログ内の感想記事へリンクしています。

今月、映画館で観た作品

引っ越し大名!

記憶にございません!

以上2作品が今月映画館で観た作品でした。
もっと観に行かれたんじゃないか…という思いはありますが、この記事を書くために確認したら、今月初めの「観たい映画」で★印(気になっている作品のなかで最も気になっている作品)を付けている2作品が、今月観た作品でした。とりあえず、本当に観たい!と思っていた作品は観に行かれたということなので、良しとしましょう…。
DVD・テレビで見た作品は今回はゼロでした。
来月も映画で楽しい時間を過ごせますように。

2019年9月29日 (日)

いだてん㊲

田畑政治篇前半・⑬

大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」
第37回:最後の晩餐

日中戦争のさなか、東京オリンピックの開催に異を唱える政治家が現れ、身近な人が出征するなど選手たちにも動揺が広がるなか。
田畑の職場に乗り込んできた四三と、オリンピックについて語り合った田畑は、IOC総会の行われる海路に旅立つ前の治五郎に、オリンピック返上をするよう提案したものの、それもかなわず。
カイロでは中国のIOC委員からの否定的な意見、戦争につき進み国際連盟からも脱退した日本でオリンピックを開催すること、オリンピックの準備状況に対する追及にさらされながらも、日本開催を承認させることに成功した治五郎。
しかし、帰国の途に就いた治五郎は体調を崩し、同じ船に乗り合わせた外交官・平沢和重に夢を語るも船上で息を引き取ることに…。
ここで第1回で「治五郎の最期を看取った男」と紹介され、1964年オリンピック招致のスピーチをしていた男・平沢和重が登場。
治五郎を失った田畑たちの今後はどうなるのか…。

2019年9月28日 (土)

映画「記憶にございません!」

Kiokunigozaimasen

2019年、映画館で観る16作目はこちら。

映画「記憶にございません!」

病院のベッドで目覚めた男。記憶喪失に陥り、自分が誰なのかわからない中、そっと病院から抜け出すと、ふと見たテレビで、自分が国民から嫌われている内閣総理大臣の黒田啓介であることを知る…というお話。
混乱を避けるため3人の秘書官以外には記憶喪失であることを内緒にして日々公務をこなすことになりますが、…たしかに、こんなことが公になったら、大変ですね。というか、何か別の体調不良などを理由に辞職するというのはありそうな気がします…。
家族や周りの政治家などとの、記憶喪失ゆえに起こる行き違いがユーモアたっぷりに描かれるなかで、これくらいの事態にならないと正しいことができないのか…という思いも抱くなか、驚きの事実が総理の口から語られることに。いつからそうなっていたのか…機会があれば見直してみたいです。
そして、総理の周りの人たちがみんな、それぞれにピュアだったり温かかったり理想に燃える部分があったのが好ましかったです。

2019年9月27日 (金)

松方コレクション展

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モネを日本に持ってきた人の思いとは。

松方コレクション展
2019年6月11日(火)-9月23日(月・祝)
国立西洋美術館にて

1916-27年ごろのロンドンやパリで、第一次世界大戦の特需を背景に、美術品を買い集めた松方幸次郎(1866-1950)。
そのコレクションは、モネ、ゴーガン、ゴッホ、ロダンなどの近代の作品から中世の板絵やタペストリーまで3000点以上。
日本の人々のために美術館をつくりたい。
その夢は、不景気、火災、戦争、敗戦という様々な出来事のなかで一旦は潰え、戦後、フランスからの寄贈返還という形を経て、国立西洋美術館の誕生によって実現しました。
開館60年を記念し、時代の荒波に奔走され続けた松方コレクションの100年に及ぶ公開の奇跡を辿る展覧会。

国立西洋美術館にはこの数年の間に何度か訪れる機会がありました。
それは、特別展示を観るためではありましたが、それと一緒に常設展示スペースを訪れて、モネやクールベの絵やロダンの彫刻を見るのも楽しみで、そのなかで「松方コレクション」という名前を知っても、それについて詳しいことを調べたりする機会を持つことは今までありませんでした。
そんななか、この展覧会を知り、原田マハさんの「美しき愚かものたちのタブロー」を読み、こういう人たちの尽力によって、いま、たくさんの素晴らしい作品を日本で目にすることができる…という事実を知ることができました。

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国立西洋美術館にはこの数年の間に何度か訪れる機会がありました。
それは、特別展示を観るためではありましたが、それと一緒に常設展示スペースを訪れて、モネやクールベの絵やロダンの彫刻を見るのも楽しみで、そのなかで「松方コレクション」という名前を知っても、それについて詳しいことを調べたりする機会を持つことは今までありませんでした。
そんななか、この展覧会を知り、原田マハさんの「美しき愚かものたちのタブロー」を読み、こういう人たちの尽力によって、いま、たくさんの素晴らしい作品を日本で目にすることができる…という事実を知ることができました。

私にとって、この国立西洋美術館でクールベの「波」に出会ったことは、本当に印象深い出来事でした。
クールベはフランスの内陸地域に生まれ育ち、海辺の地域に滞在した際に、それまで未知の存在だった海と出会ったのだそう。
私も海なし県の生まれなので、海というものに対する驚きや憧れを想像したときに共感できるものがあって、そういう思いを抱くことができる作品・画家にに出会えた、その喜びも、約100年ほど前の松方幸次郎さんの熱意と、戦後に彼の思いを引き継いだ人々の熱意があってこそだった、と思うと感謝の気持ちでいっぱいになります。

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これはモネの「睡蓮、柳の反映」。戦後のフランスからの寄贈返還の際、損傷の激しさによってリストから外され、その後行方不明となっていた作品。2016年に発見され、日本に戻ってきて、この展覧会に向けて修復作業が行われていました。
展示室の外で映像で展示されていたのは、上半分が失われた実際の作品を、損傷する前の写真とAI技術でデジタル的に復元したもの。
展示室では、残っている下半分のみを修復した状態の作品が展示されていましたが、その姿は、松方幸次郎さん自身や、そのコレクションがたどった大変な道のりを現しているようで、つい「よく帰ってきたね」と声をかけたい気持ちになりました。

2019年9月26日 (木)

みんなのレオ・レオーニ展

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子どもの頃の思い出に浸りに。

みんなのレオ・レオーニ展
2019年7月13日(土)-9月29日(日)
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館にて

小学校の教科書に掲載され、日本全国で親しまれている「スイミー」の作者、オランダ生まれのレオ・レオーニ(1910-1990)。
イタリアやアメリカでグラフィックデザイナーとして活躍した後、「あおくんときいろちゃん」で絵本の世界に足を踏み入れ、ねずみやしゃくとり虫など、小さな主人公たちが「自分とは何か」を模索し学んでいく物語を描きました。
その生涯を、作品と重ね合わせながら紹介し、絵本作家・アートディレクターとしての仕事、絵画、彫刻など幅広い活動を通して、レオ・レオーニが子どもの絵本に初めて抽象表現を取り入れるに至った道筋にも光をあてる展覧会。

子どもの頃、国語の教科書で読み、大人になってからもあらためて読む機会のあった、レオ・レオーニ。
グラフィックデザイナーとしての、今まで知らなかったところをたくさん知ることができ、展示室に置かれた絵本をたくさん読めて、子どもの心に戻りつつも、大人の自分に刺さる言葉もたくさんあって、楽しかったです。

2019年9月25日 (水)

14周年(1か月遅れ)

突然ですが、このブログ「いんどあかめさん日記」は、8月25日に14周年を迎えました。
毎年その日に「〇周年」という記事を書いてきましたが、今年は、どういうわけかうっかりしてしまって、気がついたら9月になってしまっていて。
そんなわけで1か月遅れとなってしまいましたが、いままでこの細々と続いてきたこのブログを読んでくださっているみなさま、いつもありがとうございます。これからも、ゆるい感じでお付き合いいただければ嬉しいです。
今年が14周年ということは、来年はもう、15周年…!
なんだか大変な年数になってきて、自分でもびっくりしていますが、これからもマイペースで続けて行こうと思います。

2019年9月24日 (火)

燃えあがる緑の木

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2019年9月の課題。

100分de名著
大江健三郎「燃えあがる緑の木」
解説:小野正嗣

NHK-Eテレ「100分de名著」テキスト。
1993年から1995年にかけて刊行された作品。
ノーベル賞作家ということくらいしか知らなかった大江健三郎さんについて、今回、書いてこられた作品がどういうものか、作品とご自身との繋がりがどういうものか、様々なことを知る機会に恵まれて良かったです。
放送では寺島しのぶさんの朗読も素晴らしかったし、小野さんと伊集院さんのやり取りも興味深かったです。
ただ、放送の内容とテキストの回毎の区切りがずれてるのは、毎回予習してから見るにはちょっと微妙ではありました…。

2019年9月23日 (月)

和菓子のアン

Wagashinoan

和菓子×謎。

坂本司
「和菓子のアン」

和菓子屋さんでアルバイトすることになったアンこと杏子が遭遇する、様々な謎のお話。
季節とともに移り変わるお菓子の数々が魅力的で、そのうえ、作者の坂木さんがあとがきで書かれているように、和菓子にはその名前や形や材料などに色々と意味があるところが奥深く、たしかにミステリーになりそうなところがいっぱいあるんだなあと感じました。
そしてこの本、少し前に話題になっていて、でもその時には私自身は読む機会がなくて、なぜ話題になっているのか分からなかったのですが、読んでみて、その理由が少しわかった気がします。
親近感を覚える主人公、ちょっと風変わりで謎のある周囲の人々、和菓子の世界という奥深いけど食べ物という身近な存在、いつもの日常のなかにふと起こる謎な出来事。ほのかな恋愛の気配。
心の琴線に触れる要素がたくさん散りばめられた魅力的なお話でした。
読んでいるうち、私も季節に合わせた上生菓子とかをちょっと買って楽しむとか、そんな人になりたいなあと思いました。
とりあえず、もっと和菓子のことをよく知りたいです。

2019年9月22日 (日)

いだてん㊱

田畑政治篇前半・⑫

大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」
第36回:前畑がんばれ

ロサンゼルスオリンピックの雪辱を果たそうとする前畑秀子の、経験したことのないプレッシャーと闘う日々のなか、日本国中から応援の電報がベルリンに押し寄せ前畑を追い詰めることに…。そんな前畑に「がんばれ」と言って怒られた田畑が、「がんばれ」と言いたいけど言えず、他の人たちが「がんばれ」と言うのを止めようとする様子がたまらなく可笑しいです。
そして決勝。スタジアムで観戦する人々、日本でラジオの前で実況を聴く人々、そして寄席で五りんの「オリンピック噺」を話す五りんと客席の人々…。みんなの「がんばれ」で盛り上がったレースになりました。そして、ライバル選手がヒトラーに激励されている場面に、きっと彼女もものすごいプレッシャーと闘ったんだろうなあと感じずにはいられません。
そんな高揚感から一転、帰国した治五郎の、人が変わってしまったかのような様子を気にかける人々。それがプレッシャーなのか、ベルリンで目にしたオリンピックとナチスの結びつきに影響されたのか、それとも、この舞台から降りるときが迫っているということなのか…気になるところです。
また、ベルリンで日本選手団の通訳をしていた青年・ヤーコプがオリンピック閉会式の翌日に自ら命を絶ったと知る田畑。ユダヤ人らしい彼はオリンピックの後はどうなるんだろう…とは思いましたが、なんとも衝撃的な結末と言わざるを得ません…。
そしてそんななか、新たな戦争が勃発。どうなる1940東京。

2019年9月21日 (土)

赤・黒(池袋ウエストゲートパーク外伝)

Iwgpgairoujenoir

シリーズ外伝。

石田衣良
「赤(ルージュ)・黒(ノワール)-池袋ウエストゲートパーク外伝」

違法カジノの売り上げ強奪に加わったものの、逆に大きな借金を背負うことになった映像ディレクターの小峰が主人公のお話。
今回、マコトは一切登場しません。
マコトが主人公の本編ではあまりでてこない、マコトの悪友・サルの日常を垣間見る感覚。
それにしても本当に…、ギャンブル怖すぎですね…。その怖さが、ハマる人にはたまらないのでしょうけど…。
主人公がマコトがじゃないって、どんな感じだろう…と読み始めるまでは不安もありましたが、読み始めてすぐに、このシリーズですっかり馴染んだ池袋の街の風景と空気が脳内に蘇り、そして石田衣良さんの安定の文章のうまさで今回も存分に楽しみました。
次からはまた、本編に戻って楽しみます。

2019年9月20日 (金)

木曜組曲

Mokuyokumikyoku 

一年に一度の宴。

恩田陸
「木曜組曲」

4年前に亡くなった小説家・重松時子。彼女の家に毎年集まり忍ぶ会を催す5人の物書き稼業の女性たち。謎のメッセージをきっかけに時子の死の真相や生前の様子について、様々な説が繰り広げられる3日間のお話。
語り手が次々に入れ替わり、その度に現れる新たな事実、そして告白、告発。
緊張感がありつつも、和やかに会話が進んだりおいしい食事に舌鼓を打ったり…緩急が見事でついつい引き込まれました。

2019年9月19日 (木)

戦国24時

Sengoku24ji 

それぞれの24時間。

木下昌輝
「戦国24時 さいごの刻(とき)」

豊臣秀頼、伊達政宗、今川義元、山本勘助、足利義輝、徳川家康。
戦国を生きた人物それぞれの大きな出来事を、その24時間前から描く6つのお話。
最初と最後のお話が大阪城の内と外で戦ったふたりが主人公なのが興味深いところです。
「お拾いさま」のように淀殿の言動の裏側にある思惑を描いている作品を他にも見たことがあったのですが、同じ出来事を描いても全く別の物語になり得るんだなあとあらためて気づかされました。
“人間(じんかん)五十年、下天の内をくらぶれば夢まぼろしの如くなり”
下天の神から見れば、夢幻の如く人間の世界の五十年。
とはいえそこには、たくさんの人の人生、命、思いが渦巻いているという、そんなことを想像しながら読みました。

2019年9月18日 (水)

紗々ほうじ茶味

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久しぶりにこのチョコレートを食べました。
紗々のほうじ茶味(期間限定)。
細く編み込まれた、ビターチョコレート、ホワイトチョコレート、加賀棒ほうじ茶チョコレート、3種類のチョコレート。
口に入れるとき、ほうじ茶の香りがパッと入ってくるところ、インパクトがありました。
秋らしくなってきたからか、ほうじ茶味のお菓子が増えてきて、他にも試すのが楽しみです。

2019年9月17日 (火)

クランキーとうもろこし味

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会社で、仕事の合間の雑談で知ったお菓子。
とうもろこし味のクランキー。
ホワイトチョコレートにとうもろこしパウダーが入っていて、ああこの味どこかで知っている…としばらく考えて。
コーンポタージュだなあと思いいたりました。
ちょっと甘味の強いコーンポタージュというような。
ホワイトチョコレートもとうもろこしも、コーンポタージュも好きな食べ物ですが、こんなところで出会うとは。
びっくりで面白かったです。

2019年9月16日 (月)

映画「引っ越し大名!」

Hikkoshidaimyou 

2019年、映画館で観る15作目はこちら。

映画「引っ越し大名!」

姫路藩主・松平直矩が幕府から日田(大分)への国替えを命じられ、すべての藩士とその家族の移動を取り仕切る“引っ越し奉行”に、人と話すことが苦手で書庫にこもっている書庫番・片桐春之介が選ばれる…というお話。
度々の国替えによる財政難のため、国替えにかかる費用を切りつめることも必須、という厳しい状況で、「本ばっかり読んでるんだから知識はあるだろう」という無茶ぶりから、苦手で避けていたことに向き合わざるを得なくなった春之介が、仲間と助け合い、様々な辛い出来事や危機を乗り越え、成長しながらも、不器用ながら誠実で繊細な部分を失わないところが魅力的でした。
それはそうと…ふと、春之介の使える松平家は幕府の足固めのために各地方の要所を転々としていた…ということだったのですが、それは、幕府との間に血筋などのつながりがある家が、度々の国替えによる財政の逼迫は、幕府にとっても良いことではなさそうなのになあ…なんて、このお話に直接関係なさそうなことをとりとめもなく考えてしまいました。




2019年9月15日 (日)

いだてん㉟

田畑政治篇前半・⑪

大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」
第35回:民族の祭典

1936年夏。ベルリンで4年後の次回大会の開催地を決めるIOC総会が始まり、加納治五郎(役所広司)は「日本で平和の祭典を」と演説、投票の結果、1940年の東京オリンピック開催が決定。
そして、ベルリンオリンピック開幕。ナチスの旗、ナチスの兵士で埋め尽くされた街、競技場。違和感を感じる田畑、次のオリンピックに対しプレッシャーを感じる治五郎たち。そして、朝鮮併合によって日本代表として出場した挑戦出身選手のマラソンでの金・銅メダル獲得に流れる複雑な感情…。オリンピックまでにたくさんの練習を重ね、プレッシャーのなかで自分の力を出し尽くす…そんな姿に心を動かされながらも様々な感情にも襲われるものがありました…。次回はいよいよ、水泳の前畑秀子のレース。
それから、日本にオリンピックの様子を伝える方法も、2週間かかってたストックホルムやアムステルダムから、ラジオの生中継が技術的にはできるようになったロサンゼルス、実際にそれが行われ、試験的にテレビジョンが導入され、どんどん進化している様子も興味深かったです。
ところで、個人的に気になっているのは、5年ぶりに上京した四三が、関東大震災で行方不明になったシマの娘・りくや播磨屋の人々と再会してからのところと、昭和36年に「オリンピック噺」をやっている五りんがハリマヤを訪ねるところ。なぜ五りんがシマの結婚式の写真を母の遺品として持っていたのかはこれでなんとなく分かりましたが、なぜ父の顔を知らないのか、播磨屋と五りんの父母(たぶん)と四三たちはとても密接な交流があったはずなのに、ハリマヤの奥で仕事をしている“シンサクさん”と呼ばれた男性(播磨屋の幸作さんに似た人)は五りんと関わろうとせず、また五りんもなぜ彼を知らないのか…とか、この先の展開が気になるところです。

2019年9月14日 (土)

美しき愚かものたちのタブロー

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国立西洋美術館誕生への物語。

原田マハ
「美しき愚かものたちのタブロー」
 
日本に本物の西洋美術を見られる美術館を作るため、美術品収集を行った実業家・松方幸次郎。
松方の志を知り、ともに美術品収集に奔走した美術史家・田代雄一。
そのコレクションを、戦時下のフランスで守った松方の部下・日置釭三郎。
戦後、フランス政府に接収されたコレクションの返還交渉に臨んだ首相・吉田茂。
国立西洋美術館に所蔵される「松方コレクション」の誕生とその数奇な運命、関わった人々の人生。
国立西洋美術館に行ったとき、特別展示以外にも、常設展示でクールベやモネの絵、ロダンの彫刻を見るのも好きで、松方コレクションという名前も何となく知ってはいましたが、どんな風にその作品が日本にやってきたかについてちゃんと知ろうとしてなかったことに、今更ながら気がつかされました。

マハさんの書くお話にはいつも、事実と想像の部分が混ざり合ってできている部分が多いので、これが全部真実だとは思わないのですが、フランス政府が、個人の財産である松方コレクションを「敵国(日本)の国外財産」として接収して所有権を主張したのは明らかにおかしいし、それに対し全ての作品を本来の所有者である松方幸次郎さん(もしくはそのご遺族)に「返還」するように強く求められなかった日本の敗戦国としての立場の弱さは、やっぱりあっただろうなあと思います。
多くの美術作品がフランス国内に残されたのは戦争だけが理由ではなかったとはいえ、それが「戦争」「戦争に負ける」ということなんだろうなあ…とやるせない気持ちになります。
それでも、このコレクションを守り日本に届けてくれた人々の苦労があったからこそ、現在、素晴らしい作品を見られる美術館が日本にできて、多くの人が楽しめるということには、感謝しかありません。
国立西洋美術館で開催中の「松方コレクション展」を近々観に行かれそうな予定が立ったので、その前に読んでしまおう…と読んだのですが…実際出かけたら泣いてしまいそうだなあ…とちょっと困っています。まあでも、観に行くんですけど(苦笑)。



2019年9月13日 (金)

蓼科日記

Tateshinanikki

春夏秋冬in蓼科。

池田あき子
「蓼科日記」

ねこのダヤンシリーズの作者・池田あきこさんが、絵と文章で綴る蓼科での日々。
作者の池田さん自身が蓼科で過ごす日々を楽しんでいるのが、文章や優しくて素敵な絵から伝わってきて、さらに、「蓼科に家を建てる」と言い出したご主人が、蓼科でいきいきと薪割りをしたり楽しんでいるのを読んで、そういうのが人を癒したり幸せにするってあるんだなあと感じました。
お祭りの本にも出てきた矢崎さんの話す言葉とか世話を焼く感じとか準備がいいところとか、地元民としては、あーこういうおじちゃんいるよね!って感じがあって、ほっこり。
温かい気持ちになる本でした。

2019年9月12日 (木)

大家さんと僕 これから

Ooyasantobokukorekara 

その後。

矢部太郎
「大家さんと僕 これから」

カラテカ矢部太郎さんと80代の大家さんとの日々、続編。
大家さんがお家に帰ってこられず病院や施設で過ごすようになって、矢部さんは部屋を出ることを考えなきゃいけなくなって…。
別れは悲しい。だけど、大家さんと出会った矢部さんが漫画を描いたことで、大家さんと矢部さんがそれぞれにお付き合いのあった方々と新たな交流が生まれて、それは大家さんがいなくなって、矢部さんが部屋を出て行って、お家がなくなっても、なくならないし、なかったことにはならなくて。
矢部さんは大家さんと素敵で大事な時間を過ごしたんだなと感じさせてくれました。

2019年9月11日 (水)

能面女子の花子さん⑤

Nomenjoshinohanakosan5 

第5弾。

織田涼
「能面女子の花子さん」

能面女子とその仲間たち(?)第5弾。
相変わらず花子さんの能面に慣れない坂本くん。でもなんだか、花子さんの面(おもて)が普通に見えてくる不思議。
そんななかで語られる花子のお父さんのお母さんとのなれそめ話。花子さんの鋼のメンタル、間違いなくお父さん譲りですね…。
さぶちゃんちの兄弟とのつながりがますます濃くなり、ケンちゃんの同級生のアントンや花子さんを一方的にライバル視する里美など、ちょっと気になる登場人物が新たに登場して、続きがますます楽しみです。

2019年9月10日 (火)

ならしかたなし②

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第2弾。

雪野下ろせ
「ならしかたなし」第2巻

大仏さんのお顔をしたJK(女子高生)・しゃな子と人間の言葉を話すクールで物知りな鹿・鹿男の他愛もないお喋りをする毎日を描いたお話、第2弾。
三六九(みろく)先輩、僧侶の空空さん、しゃな子の親戚のあみちゃん、お笑い芸人を目指す双子の阿助・吽助とか、周囲のキャラクターも濃くて突っ込みどころ満載で、でもなんだかなんだでみんな仲良しでほのぼのします。
個人的には、煩悩の抑えきれない空空さんがとても気になります…。

2019年9月 9日 (月)

これは経費で落ちません!⑥

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シリーズ6作目。

青木祐子
「これは経費で落ちません!」第6巻

制服を支給してほしい室田さんと、なかなか支給したがらない玉村さん。不器用すぎるし攻撃的すぎる人、登場。
そして、こういうとき「えっ…なにこの人」っていう感じで周りの人が一丸となっちゃう部分って、残念ながら結構あるかもしれません。
嫌な感じではあるけどリアルですね…。
そして、沙名子と実華が調べていたマリナの件は、なんだか大変なことに…。
そしてその首謀者的な人の語る動機、ほんと…自分のことしか考えてなくてびっくりです。
いま放送中のドラマがどの辺りまでのお話になるのか気になるところです。

2019年9月 8日 (日)

いだてん㉞

田畑政治篇前半・⑩

大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」
第34回:226

1936年2月。陸軍の青年将校らによるクーデター、二・二六事件、発生。
交流のあった政治家が殺され、自らも職場である新聞社で襲撃を受けた田畑が、こんなときにオリンピックなんてと思ってしまう気持ちは、なんだかわかってしまうだけに、辛いものがあります。しかし、戒厳令下の東京にIOC会長のラトゥールが到着し、その案内役を任されることに…。
東京でオリンピックができると示すこと、オリンピック招致のためにムッソリーニに接触したことについての釈明。そういった目的は果たし、あとはIOC総会を待つばかり。
一方、オリンピック招致に協力するため上京したい熊本の四三。「じぶんがいなくても寂しくないだろう」と口にした四三に「一緒にいれば情が移る、四年もいなければ寂しい」と激昂する義母・幾江。激しいけど情に篤くて心を揺さぶられるものがあります…。
さて次回は、ベルリンオリンピックとIOC総会。

2019年9月 7日 (土)

108

108

映画原作。

松尾スズキ
「108」

妻の裏切り(?)を知り、復讐を決意した主人公・海馬五郎の奮闘。
図書館で見つけて何気なく借りてきたこの本。読んでびっくり。
…もっと表紙の絵とか、よく見るべきでした…(苦笑)。
その復讐の内容が、本当に馬鹿馬鹿しくて下らない、とは思うのですが、海馬が真剣すぎるせいか、なんだか哀しく、そして可笑しくて。
で…読み終わって著者プロフィールに「本作は2019年秋、映画公開が決定している」とあってびっくり。
これ、映画館で上映するんですね…(R18指定だそうです)。
ちょっと見てみたいような、見たくないような、複雑な気持ちです…、

2019年9月 6日 (金)

宇喜多の楽土

Ukitanorakudo

楽土を夢見た親子。

木下昌輝
「宇喜多の楽土」

「宇喜多の捨て嫁」の続編。
梟雄と恐れられた男・宇喜多直家の息子として生まれた秀家が主人公のお話。
信長の死後、毛利との争いに加えて秀吉や家康の天下取りへの動き…。難しい時代のなかで、父から受け継いだ干拓事業とそこに暮らす民を守ろうとし、家臣を守り、父亡き後の自分を取り立ててくれた秀吉への恩を忘れず豊臣家のために戦うも、次第に追い込まれていく、秀家。
ひとつの家が、大名として、武家としての命を終えていく
のを読むのは辛いものがありましたが、もしも、大名ではなくなったことで得たものがあったのなら良かったと思いました。
本当はどういう人だったかはともかく、このお話で描かれる秀家はなんだか身近な存在に思えました。

2019年9月 5日 (木)

陰陽師 女蛇ノ巻

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シリーズ16作目。

夢枕獏
「陰陽師 女蛇ノ巻」

安倍晴明と源博雅が登場するシリーズ、16作目。
晴明の家でふたりで酒を飲みながらつらつら話すうち、なにやら依頼が舞い込むお約束の展開に、蘆屋道満の晴明にはないちょっとダークな部分が加わると少しピリッとする感じが、最近好きです。
「露子姫」で、“むしめづる姫”こと露子姫に夢のなかで呼びかけたものの正体や、それに気がついた露子姫の言葉が素敵。
そして、全編通して、描かれる光景や文章が、怖い部分も含めて美しさや魅力にあふれていて、読むのがとても楽しくて幸せです。

2019年9月 4日 (水)

太陽のパスタ、豆のスープ

Taiyounosoupmamenopasta 

失意からの再生。

宮下奈都
「太陽のパスタ、豆のスープ」

婚約者から突然婚約破棄されてしまった、あすわ。
叔母のロッカさんに勧められて「ドリフターズ(やりたいこと)リスト」を書くところから始まるお話。
リストを書いたからといって、急に前向きになって何もかも上手くいく訳でもなく、相変わらず悩むし、迷う。
そういうところに、もどかしさとともに親近感や共感を覚えます。
そして、そんななかで、少しずつ色々なことに気がついて少しずつ進んでいくところが良かったです。

2019年9月 3日 (火)

ののはな通信

Nonohanatsushin 

ふたりの人生。

三浦しをん
「ののはな通信」

女子高生・のの(野々原茜)と、はな(牧田はな)の他愛ない手紙のやり取りから始まるお話。
タイトルや可愛らしい装丁からはあまり想像できない、わりとドロドロ・ヒリヒリした内容で、この先に希望の見える展開はあるのか…?と思いながらページをめくる手が止められませんでした。
なぜそんな理由でそんなことを、と思うような行動を取ったり、相手への思いの強さゆえに相手を試したり、拒絶したり、独りよがりな思いに駆られたり。自分自身でも御しきれないような複雑な衝動が渦巻いているような、そういう綺麗ごとばかりでは済まない部分。

…友達であれ恋人であれ家族であれ、ここまで強い思いを持てる存在があるというのは、そのなかで味わう辛さも含めて、ある意味幸せなことなのかもしれないとも思いました。

2019年9月 2日 (月)

いだてん㉝

田畑政治篇前半・⑨

大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」
第33回:仁義なき戦い

1940年のオリンピック招致をめぐり互いに激しく争う東京とローマ。治五郎の「オリンピックを譲ってくれるようにムッソリーニに頼む」という案を実現すべく、イタリアに派遣された田畑ら。しかし、IOCオスロ大会は、他国の政府首脳に働きかけようとした日本の動きをめぐって大紛糾。そういえば…、わりと最近のオリンピック招致活動でもロビー活動を一生懸命やりすぎて落選した候補地があったような記憶が。加減が難しいものなんですね…。
結局、候補地の決定は1年延期されることになり、治五郎は新たな秘策を思いつきます。それは「IOC会長を日本に招く」というもの。治五郎たちどんな「おもてなし」をするのでしょうか…。

 

 

 

2019年9月 1日 (日)

9月の観たい映画

今日から9月。
ということで今月もいつもの月と同様に、今月公開の作品を中心に、個人的に気になっている作品をまとめます。
なお、なかでもとくに気になっている作品には、星印を付けています(★>☆)。

今月公開

  6日 台風家族☆
 13日 記憶にございません!★
     人間失格 太宰治と3人の女たち☆
     ある船頭の話
 20日 アイネクライネナハトムジーク
     3人の信長☆
 27日 任侠学園☆

今月公開以外

     引っ越し大名!★
     天気の子☆

以上が今月気になっている作品です。
特に気になっている★印を付けているのは2作品だけではありますが、☆印の作品はもちろん、どれもなるべく映画館で観たい作品ばかり。
今月中に全部観るのは難しいかもしれませんが、今月は、なるべくたくさん映画館に足を運んで楽しみたいと思います。

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