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2019年9月14日 (土)

美しき愚かものたちのタブロー

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国立西洋美術館誕生への物語。

原田マハ
「美しき愚かものたちのタブロー」
 
日本に本物の西洋美術を見られる美術館を作るため、美術品収集を行った実業家・松方幸次郎。
松方の志を知り、ともに美術品収集に奔走した美術史家・田代雄一。
そのコレクションを、戦時下のフランスで守った松方の部下・日置釭三郎。
戦後、フランス政府に接収されたコレクションの返還交渉に臨んだ首相・吉田茂。
国立西洋美術館に所蔵される「松方コレクション」の誕生とその数奇な運命、関わった人々の人生。
国立西洋美術館に行ったとき、特別展示以外にも、常設展示でクールベやモネの絵、ロダンの彫刻を見るのも好きで、松方コレクションという名前も何となく知ってはいましたが、どんな風にその作品が日本にやってきたかについてちゃんと知ろうとしてなかったことに、今更ながら気がつかされました。

マハさんの書くお話にはいつも、事実と想像の部分が混ざり合ってできている部分が多いので、これが全部真実だとは思わないのですが、フランス政府が、個人の財産である松方コレクションを「敵国(日本)の国外財産」として接収して所有権を主張したのは明らかにおかしいし、それに対し全ての作品を本来の所有者である松方幸次郎さん(もしくはそのご遺族)に「返還」するように強く求められなかった日本の敗戦国としての立場の弱さは、やっぱりあっただろうなあと思います。
多くの美術作品がフランス国内に残されたのは戦争だけが理由ではなかったとはいえ、それが「戦争」「戦争に負ける」ということなんだろうなあ…とやるせない気持ちになります。
それでも、このコレクションを守り日本に届けてくれた人々の苦労があったからこそ、現在、素晴らしい作品を見られる美術館が日本にできて、多くの人が楽しめるということには、感謝しかありません。
国立西洋美術館で開催中の「松方コレクション展」を近々観に行かれそうな予定が立ったので、その前に読んでしまおう…と読んだのですが…実際出かけたら泣いてしまいそうだなあ…とちょっと困っています。まあでも、観に行くんですけど(苦笑)。



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