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2020年3月11日 (水)

カラマーゾフの兄弟

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超大作に挑戦。

ドストエフスキー
「カラマーゾフの兄弟」(全3巻)

父フョードル、長男ドミートリイ、次男イワン、三男アレクセイ。カラマーゾフ家の人々をめぐる物語。
まず上巻(左)では、カラマーゾフ家に起こる大きな事件の前段階。親子や兄弟で同じ女性、カテリーナ(ドミートリイとイワン)やグルーシェニカ(フョードルとドミートリイ)をめぐって争ったり、神について議論を交わしたり。みんなよく喋るし感情的で…、なんというか読んでいるだけで体力を削られる感じです。それに、カラマーゾフ家の下男スメルジャコフやグリゴーリイ、アレクセイの師である長老ゾシマなど、もうとにかく色んな人が入り混じって繰り広げるドラマの幕開けです。この先お話についていかれるか非常に不安を覚えつつ、
中巻(中)では、ついにカラマーゾフ家の父フョードルの殺害事件が発生。ちょうどその時刻の息子ふたりの行動を描いた「アリョーシャ」と「ミーチャ」の章は、時間軸を把握しながら読むのが重要。「予審」では、ミーチャ(ドミートリィ)が語るカラマーゾフ家の庭での出来事や大金の出所についてはぽっかり穴が空いた状態。悪い人じゃないけど迂闊だしお馬鹿さんだなあ…と思わずにはいられないミーチャの今後やいかに。
そしていよいよ下巻(右)では、カラマーゾフ家の殺人事件から約2カ月、ドミートリイの裁判へ…というところから。「大審問官」の章もそうでしたが、次男のイワンが前面に出てくると話が途端にややこしくなってくるのは、じつはイワンが颯爽とした文化人である反面どこか不安定だからなのか…と思いながらなんとか、むりやり先へ先へ読み進みました。そして、ミーチャはやっぱり悪い人間ではないけど迂闊。けれどそれにしたって検事の論告はムチャクチャ言うなあ…と呆れてしまいます。ごく当たり前の感覚なら弁護士の言葉の方が腑に落ちるのですが、それは読み手がここまでの経緯をミーチャの側で読んで、ミーチャに人間的な魅力を感じてい
るからだよなあ…とも思います。
そして、三男のアリョーシャがこのお話の主人公として様々な人と関わり、カラマーゾフ家の殺人事件とは直接関わりがなさそうに思える少年たちとの場面、そしてラストも、序章に書かれた「伝記はひとつだが小説はふたつ」というのがよく分かるところ。「カラマーゾフの兄弟」だけでもじゅうぶん超大作なのに、ドストエフスキーが死なずにもう一作書き上げていたら、きっととんでもない規模の大作だっただろうなあ…と想像してしまいます。

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