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2021年3月 2日 (火)

100分de名著「黒い皮膚・白い仮面」

Kuroihihusiroikamen 

2021年2月の課題。

NHK-Eテレ「100分de名著」
フランツ・ファノン「黒い皮膚・白い仮面」
解説:小野正嗣

マルティニークも、マルティニーク文学っていうジャンルがあることも、そしてファノンという人も、この本も、このテキストを読むまで知らなかったなか、これを読み始めたところで、東京五輪関係で“女性蔑視発言問題”が起こり、差別について考えることが増えました。
目の前で起こったことについて、それは“ノン”だと言うことに肌の色は関係ない。だけど、みんなが“ノン”だと言うわけでもない難しさもあるな…とも思います。
でもそれでも、立場の違う人のことを知ろうとしたり問い続けていく人間でいるの、大変だけど必要なことなんだろうな、と。

ファノンがフランス人の子どもから「二グロ、怖い」と言われたときのエピソードが紹介され、その子どものお母さんが「子どもにはあなたが私たちと同じくらい開けているとは分からない」と詫びる部分について、テキストで「黒人だけど、私たちと同じくらい教養を身につけている」というのも実は差別ではないか…という風に結びつけている部分、番組の放送では、伊集院さんと小野さんの言葉のやりとりでテキストと同じ流れが再現されているところ、しかもそこに「子どもには分からないかもしれないけど大人には分かるんだというプライドの現れ」という伊集院さんの視点も入りつつ…というところが、おふたりの会話の上手さが見えて、テキストで読むのとはまた違う面白さがありました。

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