フィッシュストーリー
順読み13作目。
伊坂幸太郎
「フィッシュストーリー」
売れないロックバンドが最後にレコーディングした曲。そこに込められた「誰かに届いてほしい」という思いは、彼らの与り知らぬところで世界を救う…というお話(表題作)、他3編(「動物園のエンジン」「サクリファイス」「ポテチ」)。
4つの短編のあちこちに他作品の登場人物が顔をのぞかせているから、というのもありますが…、この世の中のことは、ひとりひとりが思いもよらないところで繋がり、知らない誰かの人生に関わっている…というのを感じるところがたくさんあり、また、いつもの伊坂さんの作品らしい空気も感じられつつも、「サクリファイス」で少し昔のミステリー風の舞台設定のお話もあって、それぞれに楽しめました。
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