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石田 衣良: 池袋ウエストゲートパーク
主人公・マコトが、ある出来事をきっかけに、池袋で起こる様々なトラブルを解決するようになるお話。
横山 秀夫: 臨場 (光文社文庫 よ 14-1)
L県警の検視官・倉石義男のキレ者っぷりを堪能できる全8作の短編集。
太田/光∥著: 憲法九条を世界遺産に
発想のユニークさは、憲法九条にも負けません。
奥川/純一∥著: ブラウンダイアリー・春夏秋冬
クマのブラウンがとってもカワイイんです♪癒されます。自然に笑顔になっちゃいます。
奥田/英朗∥著: 町長選挙
トンデモ精神科医第3弾。またまたハチャメチャ、でもチョットいい話♪
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シリーズ2作目。
朱野帰子
「わたし、定時で帰ります。②妥当!パワハラ企業編」
ハラスメント体質なスポーツウェアメーカーを担当することになった結衣たち。
ここまで露骨に酷いのは今どきないのかもしれないですが…、管理職になって、“私は”定時で帰りますではだめで、社内外の人間関係に悩み傷ついていることに、無自覚なまま結衣が追い詰められていく様子が辛かったです…。
前作、諏訪との関係が壊れたなかで、晃太郎との関係も紆余曲折あった今作。
ひとつ言えることは、正気を失った状態の人に大事な話をしてはいけないね、ということでしょうか…。
新キャラも登場して、前作~今作のなかで大きく成長を遂げた人もいるなか、これで終わりは勿体ない…と思っていたら、すでに続編が出てる模様。読むのが楽しみです。
シリーズ8作目。
青木祐子
「これは経費で落ちません!」第8巻
太陽の元カノ問題はありつつも…遠距離になった沙名子と太陽の会話がさりげなく仲よさげでいい感じ。
合併したトナカイ化粧品の人々が社内に加わって、少し雰囲気が変わったり色々しているなか、鎌本や志保のめんどくささが相変わらずでした…。
とくに、志保が「ごめんなさい」「分かりません」「教えて下さい」が言えない性分なのはもう仕方ないとはいえ、倫理的な甘さとかで会社に不利益になるのは駄目かなあ、と。そして、沙名子に対しての「見ました」的なアプローチは、何がしたいんだろう。疑問というより怖さや気持ち悪さがあります。
今まで、何か悪さをしているのか?と思われた人に、そうではない事情があったりしたこともたくさんありましたが、志保にもそういう事情があるのか、ないのか…今後明らかになるのかは分かりませんが、引き続きこのシリーズを追いかけていこうと思います。
2021年5月の課題。
100分de名著
三島由紀夫「金閣寺」
解説:平野啓一郎
NHK-Eテレ「100分de名著」のテキスト。
「金閣寺」は何度か読み、お芝居も観に行ったことがあり、三島作品のなかでは触れる機会の多かった作品ですが、作者の生涯と関連付けて読んだことはなかったのでとても興味深かったです。
番組のなかで伊集院さんが、この作品が長く読み続けられていることについて「金閣寺が焼けたという実際の事件と、いま僕らはその後三島がああなった(自決した)ことまで知って読む」ということを言っていたのが印象に残ったし、そうかもなあ…と思いました。
朗読の山田裕貴さんは最近気になってる役者さんだったので、その部分でも楽しみました。
「100分de名著」のために再読。
三島由紀夫
「金閣寺」
この本を読むのは、たしか読むの4回目くらいですが、毎回印象に残るところが違うのが面白いところ。
今回は、主人公の溝口が友人の柏木から尺八を貰って音楽に出会うところがとても印象深かったです。
私自身が尺八をやってるから思うのかもしれないのですが、音が出るまで苦労して初めて音が出たり、練習に没頭したり、とても美しく生き生きと描かれているように感じました。ですが…、そうやって音楽に没頭して癒されていても、金閣というものの存在の前ではそれも薄れてしまって、音楽ですべてが解決するなんてことはないのは分かっていても、なんだか残念というか気の毒だなと思ってしまいます。
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