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2021年6月

2021年6月28日 (月)

ラムラム王

Ramuramuou

再々読。

武井武雄
「ラムラム王」

今回は、作者である武井武雄さんの誕生日(6月25日)頃に読んでみよう!という試み。
生まれ変わったり、様々なところを旅するラムラム王のお話。
機転を利かせて色んな姿に変身したりする様子が面白く、終盤にはそうして旅して出会った人がラムラム王の危機に立ち上がったり…、そんな物語の展開に、長い長い人生のなかには、その時には分からないけど巡り巡って大事な出会いに繋がることもあるんだよ、と言われている気もしました。

2021年6月24日 (木)

キネマの神様ディレクターズ・カット

Kinemanokamisamadirectorscut

小説→映画→小説

原田マハ
「キネマの神様 ディレクターズ・カット


映画「キネマの神様」のノベライズ。
これを読む前に原作を再読して、原作そのままのストーリーの映画が観てみたかったなという思いもありつつ、…このお話もかなり面白かったです。かなり違うお話なのに、ちゃんと原作のエッセンスもあり、映画のキャストを意識したくすぐりが随所にあるのが楽しいし、このコロナ禍を描き、映画館の苦境も描き…そして最後はやっぱり泣かせてくるあたり、マハさんらしい

映画館のスクリーンでこの物語を目にするのが楽しみです。

2021年6月23日 (水)

キネマの神様

Kinemanokamisama

再読。

原田マハ
「キネマの神様」

映画のノベライズを読む前におさらいとして再読。
久しぶりに読んで、また泣いてしまいました。
マハさんの書くお話は、どれもたいてい、根っから悪い人というのは出てこなくて、物語が進むごとにそれぞれのキャラクターの魅力がどんどん出てくるので安心して読めます。
主人公が映画について「娯楽を追求した人類がようやく獲得した至宝」と言ってる部分、ほんとうにそうだなと思います。
お芝居やコンサートも同じような娯楽ではありながら、1000円台のチケット代でどんな物語も体験できる約2時間を手にできるなんて、たしかに最高だな、と。

2021年6月18日 (金)

そうべえごくらくへゆく

Soubeegokurakuheyuku

じごくとごくらくへ。

たじまゆきひこ
「そうべえごくらくへゆく」

「じごくのそうべえ」の続編。
またまた地獄へ、そしてさらに極楽にもいくことになった軽業師のそうべえ、山伏のふっかい、医者のちくあん。
相変わらずのやりたい放題。そして新たに絵描きのゆきえもんも加わっての賑やかなラスト。
そうべえたちの、面白いこと・楽しいことが大好きな様子にワクワクして、読んでると元気になります。

2021年6月17日 (木)

じごくのそうべえ

Jigokunosoubee_20210728080701

再読。

たじまゆきひこ
「じごくのそうべえ」

突然死んでしまった軽業師のそうべえが、一緒に地獄送りになった医者のちくあん、歯医者のしかい、山伏のふっかいとともに閻魔さまや鬼たちと渡り合うお話。お話の面白さはもちろん、鬼のクシャミや熱湯の釜などのダイナミックな絵も魅力的。
落語がきっかけで、何度も読み直したい楽しく面白い絵本に出会うことができました。

2021年6月10日 (木)

平安あや解き草子⑥

Heianayatokizoshi6

シリーズ6作目。

小田菜摘
「平安あや解き草子 ~その女人達、故あり~」

平安の後宮が舞台のミステリー、第6弾。
嵩那(たかふゆ)との恋、帝に尚侍として仕えること、ふたつの間で揺れつつ、宮中で起こる様々な出来事に立ち向かう伊(かの)子。
仕事で成果を出して認められることの嬉しさ、分かります…。
それだけに、ふたつとも欲しいなんて欲張りだと言う人がいたとしても、どっちも上手く行ってほしいと思うものの、なかなか複雑。
そして、そういうなかでも現帝の系譜を憎み、嵩那の即位を画策する入道の女宮(嵩那の叔母)の影もちらつき、今後も目が離せません。

2021年6月 9日 (水)

私、定時で帰ります。②

Watashiteijidekaerimasu2

シリーズ2作目。

朱野帰子
「わたし、定時で帰ります。②妥当!パワハラ企業編」

ハラスメント体質なスポーツウェアメーカーを担当することになった結衣たち。
ここまで露骨に酷いのは今どきないのかもしれないですが…、管理職になって、“私は”定時で帰りますではだめで、社内外の人間関係に悩み傷ついていることに、無自覚なまま結衣が追い詰められていく様子が辛かったです…。
前作、諏訪との関係が壊れたなかで、晃太郎との関係も紆余曲折あった今作。
ひとつ言えることは、正気を失った状態の人に大事な話をしてはいけないね、ということでしょうか…。
新キャラも登場して、前作~今作のなかで大きく成長を遂げた人もいるなか、これで終わりは勿体ない…と思っていたら、すでに続編が出てる模様。読むのが楽しみです。

2021年6月 8日 (火)

これは経費で落ちません!⑧

Korehakeihideochimasen8

シリーズ8作目。

青木祐子
「これは経費で落ちません!」第8巻

太陽の
元カノ問題はありつつも…遠距離になった沙名子と太陽の会話がさりげなく仲よさげでいい感じ。
合併したトナカイ化粧品の人々が社内に加わって、少し雰囲気が変わったり色々しているなか、鎌本や志保のめんどくささが相変わらずでした…。
とくに、志保が「ごめんなさい」「分かりません」「教えて下さい」が言えない性分なのはもう仕方ないとはいえ、倫理的な甘さとかで会社に不利益になるのは駄目かなあ、と。そして、沙名子に対しての「見ました」的なアプローチは、何がしたいんだろう。疑問というより怖さや気持ち悪さがあります。
今まで、何か悪さをしているのか?と思われた人に、そうではない事情があったりしたこともたくさんありましたが、志保にもそういう事情があるのか、ないのか…今後明らかになるのかは分かりませんが、引き続きこのシリーズを追いかけていこうと思います。

2021年6月 4日 (金)

100分de名著「金閣寺」

Kinkakujimeicho

2021年5月の課題。

100分de名著
三島由紀夫「金閣寺」
解説:平野啓一郎

NHK-Eテレ「100分de名著」のテキスト。
「金閣寺」は何度か読み、お芝居も観に行ったことがあり、三島作品のなかでは触れる機会の多かった作品ですが、作者の生涯と関連付けて読んだことはなかったのでとても興味深かったです。
番組のなかで伊集院さんが、この作品が長く読み続けられていることについて「金閣寺が焼けたという実際の事件と、いま僕らはその後三島がああなった(自決した)ことまで知って読む」ということを言っていたのが印象に残ったし、そうかもなあ…と思いました。
朗読の山田裕貴さんは最近気になってる役者さんだったので、その部分でも楽しみました。

2021年6月 3日 (木)

金閣寺

Kinkakuji

「100分de名著」のために再読。

三島由紀夫
「金閣寺」

この本を読むのは、たしか読むの4回目くらいですが、毎回印象に残るところが違うのが面白いところ。
今回は、主人公の溝口が友人の柏木から尺八を貰って音楽に出会うところがとても印象深かったです。
私自身が尺八をやってるから思うのかもしれないのですが、音が出るまで苦労して初めて音が出たり、練習に没頭したり、とても美しく生き生きと描かれているように感じました。ですが…、そうやって音楽に没頭して癒されていても、金閣というものの存在の前ではそれも薄れてしまって、音楽ですべてが解決するなんてことはないのは分かっていても、なんだか残念というか気の毒だなと思ってしまいます。

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