老人と海
「100分de名著」より①
アーネスト・ヘミングウェイ
「老人と海」
老漁師の巨大カジキとの闘い、そして更なる試練…。
カジキとの長時間にわたる闘いを描くなかに、星とか鳥とか、思い出話とか、ちょっとしたエピソードが差し挟まれるのが絶妙なタイミングで、しかもそういう部分もすべて魅力的で飽きさせないのが凄いなと思います。
また、ヘミングウェイは新聞記者時代に培った、ひとつひとつの文章は短くというのを小説を書くときにも生涯続けたそうで、とても分かりやすいのですが、そのなかに、ぐっとくるような表現が多いのも魅力的でした。
作者と作品、両方ともとても有名なので名前だけは知っていて読んだことがなかったのですが、良い時間になりました。
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