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おしらせ

  • 2007.1.23
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おさんぽクマさん春の庭

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    春の陽気に誘われて、クマさんもおさんぽしてみました。

2007年春の訪れ

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    2007年、春の風景を集めてみました。

ほんだな

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文楽

2019年1月 3日 (木)

ごく私的なイベントメモ(2019年分)

「イベントメモ」についての説明 この記事は、私がこれから出かける、もしくは購入する予定のものなどをまとめたメモです。2013年中は追加・変更があれば随時加筆修正し、日時を修正していきます。 個人的な備忘録的(もしくはまとめ的)性格の記事であるため、コメント、トラックバックとも基本的に受け付けておりません。コメント、トラックバックは各記事もしくは関連のある記事へお願いいたします。※ただし、コメントにつきましては、投稿できそうな記事がないときや、コメントを投稿するのにこの記事がいちばんふさわしいと思われるとき(何月何日の○○のイベントに私も参加します、など)のみ書き込みをお願いいたします。ここまでに記した内容にそぐわないと判断したコメントにはお返事いたしません。 すべての記事のコメント・トラックバックにつきましては、記事の内容に関連のないもの、管理人である私がふさわしくないと判断したものについては、その都度削除させて頂きます。 なお、このページにある項目については、日時の頭に付いているマークで項目の分類を行っています。 ◇チケットが取れていないもの、もしくは購入するかどうか決めていないもの。 ◆チケットが取れているもの、もしくは購入することが決まっているもの。 (↑この2つのマークが付いたものは、このページから後日削除されることがあります) ☆すでに出かけたもの、もしくは購入したもの。 ★このブログに感想記事が更新されているもの。タイトルから記事へリンクしています。


更新記録
2019.01.03 記事作成・公開、2件登録

◇2018年12月8日(土)-1月27日(日)
「巡礼への道のり -東山魁夷・平山郁夫-」
市川市東山魁夷記念館(千葉)

◆2019年1月20日(日)16:30
古武道新年会Vol.5
世田谷パブリックシアター(東京)

◆2019年2月3日(日)13:30
SINSKEデビュー15周年記念マリンバコンサート
「Plays AveMaria +」
浜離宮朝日ホール(東京)

◆2019年4月17日(水)13:30
奇跡の人
東京芸術劇場 プレイハウス(東京)

2018年12月30日 (日)

ごく私的なイベントメモ(2018年分)

「イベントメモ」についての説明 この記事は、私がこれから出かける、もしくは購入する予定のものなどをまとめたメモです。2013年中は追加・変更があれば随時加筆修正し、日時を修正していきます。 個人的な備忘録的(もしくはまとめ的)性格の記事であるため、コメント、トラックバックとも基本的に受け付けておりません。コメント、トラックバックは各記事もしくは関連のある記事へお願いいたします。※ただし、コメントにつきましては、投稿できそうな記事がないときや、コメントを投稿するのにこの記事がいちばんふさわしいと思われるとき(何月何日の○○のイベントに私も参加します、など)のみ書き込みをお願いいたします。ここまでに記した内容にそぐわないと判断したコメントにはお返事いたしません。 すべての記事のコメント・トラックバックにつきましては、記事の内容に関連のないもの、管理人である私がふさわしくないと判断したものについては、その都度削除させて頂きます。 なお、このページにある項目については、日時の頭に付いているマークで項目の分類を行っています。 ◇チケットが取れていないもの、もしくは購入するかどうか決めていないもの。 ◆チケットが取れているもの、もしくは購入することが決まっているもの。 (↑この2つのマークが付いたものは、このページから後日削除されることがあります) ☆すでに出かけたもの、もしくは購入したもの。 ★このブログに感想記事が更新されているもの。タイトルから記事へリンクしています。


更新記録
2017.12.31 記事作成、2件登録
2018.01.02 記事公開
2018.12.30 17件登録、19件リンク追加、更新終了



★2018年1月2日(火)-3月4日(日)
「東山魁夷展-長野県信濃美術館東山魁夷館所蔵品による-」
東京富士美術館(東京)

★1月21日(日)16:00
古武道新年会Vol.4~初春の狂詩曲(ラプソディー)~
世田谷パブリックシアター(東京)

★2018年3月3日(日)-7月22日(日)
草間彌生「ALL ABOUT MY LOVE」
松本市美術館(松本)

★3月15日(木)13:30
藤原道山 尺八アンサンブルコンサート「風雅竹韻」
浜離宮朝日ホール(東京)

★2018年5月28日(月)・29日(火)13:00
藤原道山×SINSKE「花-FlowerS-」
~尺八とマリンバによる世界最小オーケストラ~

浜離宮朝日ホール(東京)

★2018年6月21日(木)19:00
藤原道山×SINSKE「花-FlowerS-」
~尺八とマリンバによる世界最小オーケストラ~

名古屋市熱田区文化小劇場(愛知)

★2018年6月19日(火)-9月24日(火・休)
ミケランジェロと理想の身体展
国立西洋美術館(東京)

★2018年7月3日(火)-9月3日(日)
「縄文 1万年の美の鼓動」展
東京国立博物館平成館(東京)

★2018年7月28日(土)-9月9日(日)
「描くこと この地との出会い」展
茅野市美術館(茅野)

★2018年8月4日(土)18:00
軽井沢夏の宵の狂言
軽井沢大賀ホール(軽井沢)

★2018年9月22日(土)13:00
ストラヴィンスキー:兵士の物語
まつもと市民芸術館実験劇場(松本)

★2018年10月24日(水)14:00
藤原道山&シュトイデ弦楽四重奏団
ヨコスカ・ベイサイド・ポケット(神奈川)

★2018年10月5日(金)-2019年2月3日(日)
「フェルメール」展
上野の森美術館(東京)

★2018年10月24日(水)-12月3日(月)
「生誕110年 東山魁夷」展(東京展) [前期][後期]
新国立美術館(東京)

★2018年10月27日(土)-2019年1月20日(日)
「ムンク-共鳴する魂の叫び」展
東京都美術館(東京)

★2018年11月17日(土)-2019年1月20日(日)
「皇室ゆかりの美術」展
山種美術館(東京)

★2018年12月2日(日)13:00
豊饒の海
紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYA(東京)

★2018年4月4日(水)-2019年3月31日(日)
「花のジャポニスム」展
北澤美術館(諏訪)

★2018年9月23日(日)-12月16日(日)
「松平不昧」展
サンリツ服部美術館(諏訪)

2014年12月24日 (水)

曾根崎心中ほか(現代語訳付き)

Sonezakisinjuu

浄瑠璃の本を読みました。

近松門左衛門(作)/諏訪春雄(訳注)
「曾根崎心中 冥途の飛脚 心中天の網島」

近松門左衛門が書いた浄瑠璃のなかから男女関係を描いた世話浄瑠璃3作品。
現代語訳と原文を、少しずつ代わる代わる読み進めました。
原文は言葉が難しく分からないところも多いのですが、現代語訳が分かりやすく読みやすかったので、なんとなく内容がつかめた感じ。
どのお話も、遊女とその客が恋仲になり、金銭的なこととか、他の客に身請けさせられそうになったり、進退きわまる問題が起こるのですが、結構な割合で、しかも結構唐突に「心中しよう」とか「逃げよう」という展開に。
物語のなかのことなので心動かされる部分はありますが、現実的に考えてしまうと、こんな男の人いやだ!とか、これで死にたくない!とか思ってしまう部分もありますね…(苦笑)。

2013年12月30日 (月)

ごく私的なイベントメモ&記事リンク(2013年分)

「イベントメモ」についての説明
この記事は、私がこれから出かける、もしくは購入する予定のものなどをまとめたメモです。2013年中は追加・変更があれば随時加筆修正し、日時を修正していきます。
個人的な備忘録的(もしくはまとめ的)性格の記事であるため、コメント、トラックバックとも基本的に受け付けておりません。コメント、トラックバックは各記事もしくは関連のある記事へお願いいたします。※ただし、コメントにつきましては、投稿できそうな記事がないときや、コメントを投稿するのにこの記事がいちばんふさわしいと思われるとき(何月何日の○○のイベントに私も参加します、など)のみ書き込みをお願いいたします。ここまでに記した内容にそぐわないと判断したコメントにはお返事いたしません。
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◆チケットが取れているもの、もしくは購入することが決まっているもの。
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2013.01.03 記事作成、12件記入
2013.03.04  2件削除、3件変更、6件追加、6件リンク追加
2013.04.20 6件追加、1件変更、3件リンク追加
2013.06.01 7件追加、3件削除、2件リンク追加
2013.12.30 4件追加、3件削除、12件リンク追加、書きこみ終了


★2013年1月12日(土)12:00開演
ミュージカル「ミス・サイゴン」
まつもと市民芸術館主ホール(松本)

★2013年1月13日(日)14:00開演
ポリグラフ 嘘発見器
まつもと市民芸術館小ホール(松本)

★2013年1月25日(金)18:30、26日(土)16:00開演
ASKA CONCERT TOUR 12»13「ROKET」
東京国際フォーラムAホール(東京)

★2013年2月17日(日)14:00開演
復刻 朗読劇「天切り松 闇がたり~第一夜 闇の花道~」
三越劇場(東京)

★2013年2月22日(金)14:30開演
文楽平成25年2月公演第二部
国立劇場小劇場(東京)

★2013年2月22日(金)19:00開演
マクベス
世田谷パブリックシアター(東京)

★2013年3月9日(土)13:30開演
第12回みなとみらいアイメイトチャリティーコンサート
古武道コンサート

横浜みなとみらいホール大ホール(横浜)

★2013年3月9日(土)18:00開演
古武道親睦会Vol.5
ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル(横浜)

★2013年3月10日(日)15:00開演
藤原道山×SINSKE「ボレロ」
~尺八とマリンバによる世界最小オーケストラ~

ハートフルホール(豊川市御津町文化会館)(名古屋)

★2013年4月2日(火)18:40開演
第21回奉納靖国神社夜桜能
靖国神社能楽堂→日比谷公会堂※雨天のため変更(東京)

★2013年4月6日(土)18:00開演
古武道コンサート
板橋区立文化会館大ホール(東京)

★2013年4月12日(金)15:00、18:00開演
野村萬斎「狂言を楽しむ会」
北野文芸座(長野)

★2013年5月4日(土)15:00開演
藤原道山×SINSKE「風神雷神」
~尺八とマリンバによる世界最小オーケストラ~

まつもと市民芸術館実験劇場(松本)

★2013年5月10日(金)18:30開演
藤原道山×SINSKE「風神雷神」
~尺八とマリンバによる世界最小オーケストラ~

名古屋市熱田文化小劇場(愛知)

★2013年6月2日(日)15:00開演
東儀秀樹 雅楽&コンサート
駒ヶ根市文化会館(駒ヶ根)

★2013年7月7日(日)17:00開演
古武道納涼会~浅草音やしき~Vol.2
浅草公会堂(東京)

★2013年7月13日(土)15:00開演
古部賢一+鈴木大介
オーボエ+ギターデュオコンサート

茅野市民館コンサートホール(茅野)

★7月25日(木)19:00、26日(金)14:00開演
藤原道山×SINSKE「風神雷神」
~尺八とマリンバによる世界最小オーケストラ~

浜離宮朝日ホール(東京)

★2013年7月28日(日)17:00開演
藤原道山×SINSKE「風の響宴」
八ヶ岳高原音楽堂(南牧村)

★2013年8月3日(土)18:00開演
軽井沢夏の宵の狂言
軽井沢大賀ホール(軽井沢)

★2013年8月24日(土)18:00開演
サイトウ・キネン・フェスティバル松本
ストラヴィンスキー:兵士の物語

まつもと市民芸術館実験劇場(松本)

★9月4日(水)19:00開演
サイトウ・キネン・フェスティバル松本
オーケストラコンサート

キッセイ文化ホール(松本)

★2013年9月14日(土)14:00開演
葛河思潮社第三回公演「冒した者」
松本市民芸術館小ホール(松本)

★2013年10月25日(金)19:30開演
SINSKEデビュー10周年記念マリンバソロコンサート「花鳥風月」
GNU 2nd(松本)

★2013年11月4日(月・祝)14:00開演
清塚信也 K’z PIANO SHOW 2013
笑得るクラシック~Learn for Smile

まつもと市民芸術館主ホール(松本)

★2013年11月14日(木)19:00開演
古武道コンサート「OTOTABI-音旅-」
東京オペラシティコンサートホール(東京)

★2013年12月8日(日)16:00開演
東京発・伝統WA感動
和の魅力発見シリーズTraditional+Vol.4
現代に生きる日本の伝統楽器

スパイラルホール(東京)

2013年2月25日 (月)

2月文楽公演(国立劇場小劇場)

Bunraku20130222 昨年末に続き、文楽観賞へ。

2月文楽公演
国立劇場小劇場にて
2013年2月22日(金)14:30開演※第二部

小鍛冶(こかじ)
京に住む小鍛冶宗近が天皇から剣を作るよう命じられますが、名人である宗近と並ぶほどの力量を持つ相槌をうつ者が必要なので、それが見つかるよう稲荷明神に祈願すると、宗近の前にある老人が現れて…というお話。老人は「祭壇を飾って待てば力を貸す」というのですが、宗近がその通りにすると稲荷明神が現れ、宗近の相槌となって鉄を打ち始めます。かなり端折りますが、鉄を打つ音と音楽が合わさって心地よく、剣が出来上がった後、稲荷明神は雲に飛び乗って帰っていく…のですが、そこで舞台じゅうを舞うような感じで目を奪われました。

夕霧 伊左衛門 曲輪(くるわ)ぶんしょう 吉田屋の段
正月を迎える準備の餅つきで賑わう吉田屋。そこへ病身の夕霧太夫がやってきて店に入ります。今日は四国のお侍が是非に夕霧をというので主の喜左衛門が呼んだのです。すると店の前に粗末な着物の男がやってきて横柄な態度で喜左衛門を呼びます。その男は、夕霧とは恋仲で子供までもうけいている伊左衛門。派手に遊び借財を抱えたため家から勘当されてしまいました。夕霧が病に倒れたのも伊左衛門と会えなくなってしまったからなのです…というのが大体、前半辺りのお話。
この後、喜左衛門の心遣いで座敷に通された伊左衛門ですが、夕霧が別の客のお座敷に上がっていると知って拗ねてしまい、かけつけた夕霧につれない態度で接します。そんな伊左衛門を一生懸命宥めるという展開なのですが、実は私としては冒頭の餅つきの場面とか、その後、夕霧と伊左衛門が現れるまでの間にやってくる太神楽が芸を見せたりする楽しげな様子とか音楽や語りや歌が楽しい感じだけでも見て良かったなあと思えた演目で、夕霧の華やかな衣装も美しかったです。

関取千両幟 猪名川内より相撲場の段
人気力士の猪名川は、自分を贔屓にしてくれている客が太夫を身請けするための金を代わりに工面しようとしていましたが、今日中に金が用意できないと他の客に太夫を渡さなければならなくなりました。その他の客というのは、同じく力士の鉄ヶ嶽でした。身請けをやめてほしいと鉄ヶ嶽に頼み込む猪名川。そんなふたりのもとに今日の取組が猪名川対鉄ヶ嶽と分かり、初日に黒星がついて後がない鉄ヶ嶽は「今日の取組でわざと負けてくれたら身請けをやめる」と八百長を持ちかける…というお話。この後、取組にかけられた懸賞金が身請けにかかる金額と一緒だったので攻めに転じて鉄ヶ嶽を破る猪名川ですが、じつはその金は、妻のおとわが身売りして作った金だったという最後まで切ないというかやるせないお話。で、個人的に今回いちばんツボだったのは、猪名川と鉄ヶ嶽の取組の時、土俵入りする鉄ヶ嶽の動きが、先日引退した高見盛関を真似ていたところ。歌舞伎や落語でもタイムリーな人や物事が登場することがありますが、文楽もこういうのありなんだなあと思ったら、なんだか楽しくなりました。

さて。2度目の文楽鑑賞を終えて、楽しいと思うところも「?」と思うところもありますが、次も機会があれば観に行ってみようと思います。

2013年1月11日 (金)

文楽にアクセス

Bunrakuaccress
昨年、文楽鑑賞デビューしたときに買いました。

松平盟子
文楽にアクセス

ずっと気になりながら生で鑑賞する機会のなかった文楽を、ようやく昨年末に観ることが叶いました。
今まで観る機会のあった能・狂言や歌舞伎と通じるところがあったり、人形を操ってお芝居が進んでいくところや独特の節回しの語りとか、自分のなかでどこかハマりそうな雰囲気があって、これからも観る機会がありそうだなぁと思ったので、これからの勉強と楽しみのために、本屋さんの伝統芸能の本のコーナーで散々悩んで選んだのがこれ。
演目が写真入りで解説されているので目にも楽しく、演目によっては登場人物の関係図が付いていたりして更に分かりやすくて面白かったです。

2012年12月15日 (土)

12月文楽公演(国立劇場小劇場)

Bunraku20121214 少し前から興味のあった文楽を、東京へ出かけたついでに初鑑賞。


12月文楽公演
国立劇場小劇場にて
2012年12月14日(金)14:00開演

刈萱桑門筑紫いえづと(かるかやどうしんちくしのいえづと)
 守宮酒(いもりざけ)の段
 高野山(こうやさん)の段
簡単に言うと、謀反とか政治的な思惑のなかで翻弄される加藤家という大名の家を主な舞台に、その家に伝わる家宝をめぐって、ひとりの純真な娘(ゆうしで)の浮気者な男(女之助)恋があり…というようなお話(たぶん…)。今回上演されたのは物語のなかでも、ゆうしでが登場してくる辺りからなので、大人たちの策略によって命を落とすことになるゆうしでがすごく不憫に思えました。
また「高野山の段」では互いに顔を知らない父(刈萱道心)と子(石童丸)が対面し、そうと名乗らずに交わす会話が切ないというか痛々しく感じられました。

傾城恋飛脚(けいせいこいびきゃく)
 新口村(にのくちむら)の段
こちらもすっぱり簡単に言うと、飛脚問屋の養子である忠兵衛は、廓の遊女梅川と恋に落ち、請け出すための金欲しさに公金に手を付けて逃げる途中、実の親である孫右衛門のいる新口村へやってくるけれど…というお話。
おたずね者になった忠兵衛と、その父・孫右衛門。顔を合わせられないふたりの間を繋ぐ梅川の様子がいじらしく、彼女を間に挟んでの父と子の会話が切なくて…、文楽をちゃんと観るのは初めてでしたが、物語にグンと引き込まれました。

今まで歌舞伎や能・狂言はわりと観る機会がありましたが、文楽は今回が初鑑賞ということで、少し緊張しながら会場に向かいました。出語り床で義太夫さんの語りと、三味線の方の演奏があり、舞台では人形遣いの方によってお芝居が展開していて、観るところ、聴くところがたくさんあって、最初はどうしよう…!と少し焦りましたが、だんだん慣れてきて、会場でお借りしたイヤホンガイドの解説を聞きながら、お芝居を楽しめたと思います。
義太夫さんの語り口が、今まで見聞きしてきたお芝居とは違うのでそこにビックリしつつも、声の操り方とか節回しを心地よく楽しみました。また、登場人物によって頭(かしら)が使い分けられているところなんかは、能で役柄によって面が使い分けられているのと同じだなぁとか、色々と発見があり面白かったです。
またいつか近いうちに機会があれば、また出かけたいと思います。