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おしらせ

  • 2007.1.23
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おさんぽクマさん春の庭

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    春の陽気に誘われて、クマさんもおさんぽしてみました。

2007年春の訪れ

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    2007年、春の風景を集めてみました。

ほんだな

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文化・芸術

2019年12月18日 (水)

国立西洋美術館常設展

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「ハプスブルク展」を充分堪能したあと、常設展示室も堪能してきました。
秋に「松方コレクション展」でも観た作品もたくさんありましたが、特別展はとにかく混雑するのでゆっくり観られなかった作品をじっくり観たり、もう一度観たいなあと思ったらまた戻ってウロウロしたり…自由な感じで鑑賞できるのがとても良かったです。

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そして、版画素描展示室で行われていた企画展示。
「内藤コレクション展 ゴシック写本の小宇宙」※2019年10月19日(土)-2020年1月26日(日)
これは、館内のあちこちでポスターをまず見かけて、それで興味を惹かれました。
昨年、ウンベルト・エーコの「薔薇の名前」という結構難解な小説を読み、今年のお正月にはその小説が映画化されたものをDVDで見て、そのなかに出てきた「書物」「写本」というのがこのゴシック写本というもので。その物語に苦労しながら取り組んでその世界に浸った時間を思い出し、またこうして実際に見てみると、印刷ではなく手書きというのはすごく手間がかかっているというのはもちろん、文字ひとつひとつ、単語や文章を形づくり、挿絵や外枠などを用いてページ作りされているところに心が躍りました。とても素晴らしかったです。

予想外の訪問で、さらに予想外の長居をしてしまいましたが、とても楽しみました。

2019年12月17日 (火)

国立西洋美術館「ハプスブルク展」

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つい、観てしまいました。

国立西洋美術館
「ハプスブルク展」
2019年-10月19日(土)-2020年1月26日(日)

ライン川上流域の豪族として頭角を現し、13世紀末にオーストリアに進出して勢力を拡大し、17世紀までヨーロッパの中心に君臨し続けたハプスブルク家。彼らによって集められた、絵画、工芸品、武具など、世界屈指のコレクションを紹介する展覧会。

…実は、上野へは上野の森美術館の「ゴッホ展」を観に出かけて、まあ、それだけのつもりでした。
それが…、自分の住んでいるところにはない紅葉がまだあって、そうだ、国立西洋美術館の外で紅葉をバックにロダンの彫刻を写真に撮っておこう!なんて思って、せっかくだから常設展示だけでも覗いていこうかな…とチケット売り場に並んで、並んでいるうちに、特別展も観ちゃおうかな~というわけで。

とくにこれを観たい!と思って出かけた訳でもないのに、気がついたらとても楽しんでいる自分がいました。
ハプスブルク家…とても遠い存在ではありますが、美しいものや凄いものを集めて愛でるという気持ちはどんな人間でも持っていることだなあと。ただ、そういうものをたくさん集めることが権威の象徴でもある、というところは、やっぱり自分の理解の範囲を超えているな…とも感じました。
今回、たくさんの展示された作品とともにハプスブルク家について知り、もっと知りたいという気持ちになりました。

2019年12月16日 (月)

上野の森美術館「ゴッホ展」

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ゴッホに会いに。

上野の森美術館
「ゴッホ展」
2019年10月11日(金)-2020年1月13日(月・祝)

オランダ生まれの画家・フィンセント・ファン・ゴッホ。
彼自身の作品に影響を与えた、ハーグ派・印象派などの画家たちの作品とともに、数々のゴッホ作品を紹介する展覧会。
ここ数年、ゴッホとその作品に興味があって、観に出かけるのを楽しみにしていました。
ゴッホの貴重な作品を目の当たりにするのはもちろん楽しく素晴らしい体験ではありましたが、私にとってはそれと同じくらいに、ゴッホ以外の様々な作品を目にすることもまた、素晴らしい体験となりました。
印象派のなかで紹介されていたルノワールの夢みたいに美しい色彩に心躍り、そして、ハーグ派の「灰色派」とも呼ばれたくすんだ色調の作品にも心惹かれるものがあり、新たな出会いがありました。
それにしても…30歳を少し過ぎた頃にゴッホが生活費の足しにしようと描いていた風景画や静物画は、当時全く売れなかったとか。そういう作品が今や、遠く離れた日本で展覧会に展示されているなんて、そう考えると何とも不思議だなあと思ってしまいます。

2019年12月 5日 (木)

魁夷再会-東山魁夷館リニューアルオープン記念展

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再開、再会。

東山魁夷館
リニューアルオープン記念展
2019年10月5日(土)-12月3日(火)
長野県信濃美術館 東山魁夷館にて

2017年6月から改修工事のために休館していた東山魁夷館がとうとうリニューアルオープン。
すぐにでも行こう!と思っていたのですが、台風の被害や自分の身辺のバタバタが色々と重なって、結局会期中最後の週末にようやく見に出かけてきました。
今回は、「郷愁」「春雪」「光昏」「花明り」など、東山魁夷館以外の所蔵作品がいくつも展示されていたのが見どころのひとつ。
休館している約2年半の間に、東京富士美術館や国立新美術館での特別展や、その他の巡回展でたくさん魁夷さんの作品を観る機会があったので、作品自体はすごく久しぶりという感じはないのですが、やっぱり大好きなこの東山魁夷館で魁夷さんの作品に出会う時間は、私にとって本当に素晴らしく嬉しいもので、ようやくこの素敵な場所と時間が戻ってきたなあ、という感じ。
そして、リニューアルされた館内は、メインの展示室の入り口に自動ドアがついていたり、その周辺のレイアウトが色々変わっていたり、何度も通って見慣れた場所だからこそ、おお!ここがこんな風に変わって…。とか、あれ!ここって前は別のものがあったよね…。とか、色々な発見があって面白かったです。
現在、お隣の本館である信濃美術館は全面建て替え工事中。長野県のホームページで完成図を見たのですが、以前の姿とは全く違った姿になりそうで、信濃美術館も私にとっては、折にふれて様々な素敵なものと出会い、新たな扉を開くきっかけになった大切な場所。リニューアルオープン予定の再来年の春が今から楽しみです。

2019年12月 4日 (水)

やまとうた 三十一文字で綴る和の情景

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文字とことば。

やまとうた 三十一文字で綴る和の情景
2019年10月12日(土)-12月15日(日)
サンリツ服部美術館にて

普段見ているアート番組で紹介されていた、京都国立博物館での「佐竹本三十六歌仙絵巻」の展覧会。
遠方なので出かけることはできませんでしたが、興味はありました。
そんななか、その「佐竹本三十六歌仙絵巻」のなかの一枚を近場で観ることができると知り、出かけてきました。
京都での展覧会には出展されなかった「中務像」。元の所有者の方の「初公開は地元で」という意向で、今回の展示になったそう。
中務の君の姿を描いた絵が美しいのはもちろん、歌人の略歴や詠んだ歌の書かれた文字も本当に美しくて。これが三十六人分の絵巻なんて、想像しただけで素敵で、ときめかずにはいられません。
またこのほかに、「高野切」など貴重な仮名文字の古筆作品もたくさんみることができ、そこには、佐竹本三十六歌仙絵巻が切断されたのと同じく、長大な巻物状だったものを短く切って表装されて、いま目の前にあるんだなあと思うと、文化的・芸術的に貴重なものは当時の形で保存されるのがいちばんいいことなのかもしれませんが、こういった形になることで新たな芸術の楽しみ方が生まれたこともまた、芸術の世界ではとても大きなことだったんだなあと思いました。

2019年12月 3日 (火)

日本画の冒険者たち

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最終日に。

日本画の冒険者たち
松本市美術館
2019年9月21日(土)-11月24日(日)

長野県信濃美術館と松本市美術館の合同企画で信州ゆかりの画家の作品を中心に紹介する展覧会。
この展覧会を観に行こうと思ったのは、テレビで、この美術展について紹介しているのを見たからです。そこでは、松本市出身の画家・西郷弧月さんを中心に紹介していて、才能に恵まれ将来を期待されてもいたはずが最終的には恵まれない境遇に陥ってしまった…というその生涯を知り、その作品を目にしてみたいと思いました。そして、実際に目にした弧月さんの作品は、どれも、その描かれた風景のなかに漂う空気感に心惹かれるものがあり、とても魅力的な作品ばかりで、もっと観ていたい作品ばかりでした。
また、信濃美術館で観て好きだなあと思っていた池上秀畝さんの作品では、「牡丹に蝶」。日本画では他でも見る題材・組み合わせではありますが、こういう作品を、美しいなあ、素敵だなあと思いながら目にできる幸せを感じました。

2019年12月 2日 (月)

信濃美術館所蔵名品展

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久しぶりに観てきました。

信濃美術館所蔵名品展
長野県伊那文化会館(美術展示ホール)にて
2019年10月19日(土)-11月17日(日)

現在建て替え工事のために休館中の信濃美術館との共催による、信州ゆかりの作家による作品を紹介する展示。
信濃美術館には休館する前には年に数回ほど行く機会がありましたが、そのとき、池上秀畝さんの「四季花鳥」を知りました。
今回はその作品を久しぶりに見たいなあということで出かけてきました。
春、夏、秋、冬。それぞれの花鳥を描いた作品。季節の草花や木、鳥などが美しく描かれた様子、背景の色も季節に合わせて色が変えられている様子、じっくり鑑賞できて良かったです。
そして、このほかにも様々な作品に出会うことができました。
たとえば、河野通勢さんの「林檎」。虫や鳥の食べた痕のある林檎ばかりを描いた静物画。なぜ、そういった痕や傷のない林檎ではないのか、なぜそういう林檎を描こうと思ったんだろうという部分も含めて、心惹かれる作品だなあと思いました。
それから比較的新しい作品(2007年)なのですが、飯田昭二さんの「自己投影Ⅰ・Ⅱ」。鳥かごを模したケースに入った球体、そしてハイヒール。
作品の周りを一周すると、その位置によってケースのなかの球体やハイヒールの色が変わって見えて、よく観察するとケースの中央に鏡があるために、その不思議な現象が起こっていることに気づくことができます。
展示スペース内にいらっしゃったスタッフの方に「ぐるっと一周して見てください」と説明されなかったら、どういう作品なのか分からなかったかもしれません。 仕組みが分かってしまえば簡単なことですが、それだけになかなか面白い体験でした。
信濃美術館のリニューアルオープンは、2021年春の予定。新しい美術館の完成を待ちながら、その間、またその所蔵品をどこかで見る機会があれば良いなあと思います。

2019年9月27日 (金)

松方コレクション展

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モネを日本に持ってきた人の思いとは。

松方コレクション展
2019年6月11日(火)-9月23日(月・祝)
国立西洋美術館にて

1916-27年ごろのロンドンやパリで、第一次世界大戦の特需を背景に、美術品を買い集めた松方幸次郎(1866-1950)。
そのコレクションは、モネ、ゴーガン、ゴッホ、ロダンなどの近代の作品から中世の板絵やタペストリーまで3000点以上。
日本の人々のために美術館をつくりたい。
その夢は、不景気、火災、戦争、敗戦という様々な出来事のなかで一旦は潰え、戦後、フランスからの寄贈返還という形を経て、国立西洋美術館の誕生によって実現しました。
開館60年を記念し、時代の荒波に奔走され続けた松方コレクションの100年に及ぶ公開の奇跡を辿る展覧会。

国立西洋美術館にはこの数年の間に何度か訪れる機会がありました。
それは、特別展示を観るためではありましたが、それと一緒に常設展示スペースを訪れて、モネやクールベの絵やロダンの彫刻を見るのも楽しみで、そのなかで「松方コレクション」という名前を知っても、それについて詳しいことを調べたりする機会を持つことは今までありませんでした。
そんななか、この展覧会を知り、原田マハさんの「美しき愚かものたちのタブロー」を読み、こういう人たちの尽力によって、いま、たくさんの素晴らしい作品を日本で目にすることができる…という事実を知ることができました。

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国立西洋美術館にはこの数年の間に何度か訪れる機会がありました。
それは、特別展示を観るためではありましたが、それと一緒に常設展示スペースを訪れて、モネやクールベの絵やロダンの彫刻を見るのも楽しみで、そのなかで「松方コレクション」という名前を知っても、それについて詳しいことを調べたりする機会を持つことは今までありませんでした。
そんななか、この展覧会を知り、原田マハさんの「美しき愚かものたちのタブロー」を読み、こういう人たちの尽力によって、いま、たくさんの素晴らしい作品を日本で目にすることができる…という事実を知ることができました。

私にとって、この国立西洋美術館でクールベの「波」に出会ったことは、本当に印象深い出来事でした。
クールベはフランスの内陸地域に生まれ育ち、海辺の地域に滞在した際に、それまで未知の存在だった海と出会ったのだそう。
私も海なし県の生まれなので、海というものに対する驚きや憧れを想像したときに共感できるものがあって、そういう思いを抱くことができる作品・画家にに出会えた、その喜びも、約100年ほど前の松方幸次郎さんの熱意と、戦後に彼の思いを引き継いだ人々の熱意があってこそだった、と思うと感謝の気持ちでいっぱいになります。

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これはモネの「睡蓮、柳の反映」。戦後のフランスからの寄贈返還の際、損傷の激しさによってリストから外され、その後行方不明となっていた作品。2016年に発見され、日本に戻ってきて、この展覧会に向けて修復作業が行われていました。
展示室の外で映像で展示されていたのは、上半分が失われた実際の作品を、損傷する前の写真とAI技術でデジタル的に復元したもの。
展示室では、残っている下半分のみを修復した状態の作品が展示されていましたが、その姿は、松方幸次郎さん自身や、そのコレクションがたどった大変な道のりを現しているようで、つい「よく帰ってきたね」と声をかけたい気持ちになりました。

2019年9月26日 (木)

みんなのレオ・レオーニ展

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子どもの頃の思い出に浸りに。

みんなのレオ・レオーニ展
2019年7月13日(土)-9月29日(日)
東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館にて

小学校の教科書に掲載され、日本全国で親しまれている「スイミー」の作者、オランダ生まれのレオ・レオーニ(1910-1990)。
イタリアやアメリカでグラフィックデザイナーとして活躍した後、「あおくんときいろちゃん」で絵本の世界に足を踏み入れ、ねずみやしゃくとり虫など、小さな主人公たちが「自分とは何か」を模索し学んでいく物語を描きました。
その生涯を、作品と重ね合わせながら紹介し、絵本作家・アートディレクターとしての仕事、絵画、彫刻など幅広い活動を通して、レオ・レオーニが子どもの絵本に初めて抽象表現を取り入れるに至った道筋にも光をあてる展覧会。

子どもの頃、国語の教科書で読み、大人になってからもあらためて読む機会のあった、レオ・レオーニ。
グラフィックデザイナーとしての、今まで知らなかったところをたくさん知ることができ、展示室に置かれた絵本をたくさん読めて、子どもの心に戻りつつも、大人の自分に刺さる言葉もたくさんあって、楽しかったです。

2019年7月 5日 (金)

東京都美術館「クリムト」展

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待望、過去最大級の。

クリムト展
2019年4月23日(火)-7月10日(水)
東京都美術館にて

19世紀末のウィーンを代表する画家のひとり、グスタフ・クリムト(1862-1918)の初期の作品から「黄金様式」時代の作品、女性像や風景画など幅広く紹介する展覧会。
数年前、美術関係の本で「接吻」を目にしたときから、クリムトは気になる画家だったので、今回の展覧会を観るのを楽しみにしていました。
クリムトの作品といってすぐに思い浮かべる「接吻」や「ユディト」など、金色を使った作品を目の当たりにできたことはもちろん、たくさんの肖像画や風景画に、ものすごい色彩感覚が現れているということを強く感じましたが、風景画のところの解説で、「休暇中は肖像画などは描かず風景画ばかり描いた」とあって、休暇中でも絵を描くことはやめないんだな…と何ともいえない思いがしました。
そして、壁画「ベートーヴェン・フリーズ」の再現されたスペースは、本当に圧倒されて、何度も何度もグルグルと見て回りました。借りたイヤホンガイドでベートーヴェンの第九を聴きながら観るのも、作品の素晴らしさにさらに浸ることができて良かったです。
クリムトの、本当にたくさんの作品を目にし、今まで思い描いていた以上の様々な面を知ることができました。

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