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文化・芸術

2017年3月24日 (金)

東山魁夷館平成28年度第Ⅵ期常設展示「芸術の世界に年齢はない」

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今年度最後の訪問。

東山魁夷館
平成28年度第Ⅵ期常設展示
「芸術の世界に年齢はない」
2017年2月9日(木)-3月28日(火)

今回のテーマは「芸術の世界に年齢はない」。
これは魁夷さんが50代の頃に新聞連載したコラムの最終回のタイトル。
これを書かれてから亡くなるまでの30年以上の間、制作を続けられた魁夷さん。
年齢を重ねたから新しいものはもう生み出せないということはなく、また、年が若いからといって年齢を重ねた人よりも良い作品が生み出せないということはないのでしょう。
初心を忘れず人間本来の素朴な暖かさを見失わずにいたいという魁夷さんの言葉は、何気ないようでいてハッとさせるような、きゅんとさせられるような視点を持つ、魁夷さんの様々な作品を瞼の裏に思い出させてくれます。

今回、本制作は代表作のひとつである「白馬の森」や唐招提寺の障壁画の準備をするなかで描かれた「桂林月夜」や「灕江暮色」、ヨーロッパの風景に取材して描かれた「静唱」や「春兆」や「窓」、そして絶筆の「夕星」など、素敵な作品たくさん。
なかでもとくに印象的だったのは「白馬の森」。東山魁夷館へ一年に何度も足を運ぶようになって、何度か目にする機会がありましたが、いつも、何か目に見えない境界線を引かれているように、絵のなかの世界はこちらとは別の、簡単には足を踏み入れられない場所だという思いを抱きます。今回展示されていた作品でいえば、「窓」のような、この絵のなかにパッと入り込んでそこに描かれているベンチに腰を下ろすことも簡単に想像できるような作品とは大きな違いがあるなあと感じます。そんな、風景を描くといっても全く違う世界を描くところが、魁夷さんの凄いところのひとつなのかもしれません。

ところで、偶然にも学芸員さんのお話を聞きながら作品を観るというイベントの時間に居合わせたので、「窓」「白馬の森」「夕星」そして唐招提寺障壁画の準備作について、お話をお聞きすることができました。今までも、自分なりの感覚や想像力でそこに描かれているものから色々なものを感じ取ろう…と思いながら作品を観ていましたが、専門的な知識を持つ方ならではの説明や解釈に触れることで、また新しい視点を得るきっかけになった気がします。とくに、障壁画を手掛けるにあたって、魁夷さんが不慣れであった水墨画に少しずつ取り組んでいた方法が興味深かったです。

さて、今年度の常設展示はこれで最後。
実は来年度、改修工事のため5月31日から長期休館に入る東山魁夷館。
それを前に、こちらに所蔵されている本制作がいっぺんに見られる特別展が開催される予定。楽しみです。

2017年3月23日 (木)

江戸の絶景 雪月花

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草間彌生展とミュシャ展を観てから、少し時間が余ったのでこちらへも。

「江戸の絶景 雪月花」
太田記念美術館にて
2017年2月3日(金)-3月26日(日)

江戸時代、江戸市中や全国の景勝地など「絶景」を描いた浮世絵を「雪」「月」「花」「山と水辺」「寺社」のテーマに分けて紹介する展示。
自分ではなかなか訪れることのできない場所、見ることのできない光景…、そういうものを何か別の方法で見てみたい…、例えば写真や映像で…。
そういう気持ちは現代でもたくさんの人が持っていると思うのですが、江戸時代には現代よりももっと、その制約は大きかっただろうなあと想像することは難しくありません。そんななかで、ここで紹介されたような浮世絵は、現代で例えるならば、旅行のガイドブックや写真集などの本、各地の様々な風景・風物を紹介する旅行番組や、そういったものを織り込んだ映画やドラマなど…ということになるのかもしれません。
そして、浮世絵の凄いところは、もしかすると写真や映像に写し取るよりも、大きなものをより大きく、高いところにあるものをより高いところにあるように、効果的に描くことができるところではないでしょうか。それによって、江戸の人々はもちろん、現代を生きる私たちもそこに描かれた風景への憧れを掻き立てられるのではないかと…、江戸時代の人々が楽しんだ「絶景」を眺めながら思いました。

2017年3月22日 (水)

ミュシャ展

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草間彌生さんの展覧会を観て、すぐこちらへハシゴ。

「ミュシャ展」
国立新美術館(企画展示室2E)にて
2017年3月8日(水)-6月5日(月)

チェコで生まれ、パリでアール・ヌーボーを代表する芸術家のひとりとして成功をおさめたアルフォンス・ミュシャ(チェコ語ではムハと発音)。彼が晩年、故郷に戻って取り組んだのがスラヴ民族の歴史、苦難と栄光を描く作品群「スラヴ叙事詩」でした。
今回の展示のメインはこの「スラヴ叙事詩」全20作の展示。チェコ国外では世界初です。
ミュシャのことは、女性と花を描いたリトグラフでずいぶん昔から知っていましたが、強く興味を惹かれたのは、ある本で「スラヴ叙事詩」をはじめとする油彩画を見たときからでした。それがここ1~2年くらいのことで、この間に、ミュシャ作品をたくさん所蔵している大阪・堺市のミュシャ館を訪れたこともありました。
そこへこの展覧会の開催。リトグラフなどはタイミングさえあれば他でも見る機会はまたあるかもしれない、でも「スラヴ叙事詩」に関しては、もしかしたら私が生きている間にもう二度とないかもしれない大変貴重な機会で、開催を知ってから本当に楽しみにしていました。
入ってすぐから始まる大きな作品の数々に心を奪われ、いつかこの目で見られたらいいなあと思っていた作品が目の前にあることを実感して胸がいっぱいになりました。スラヴ民族のたどった歴史、宗教観、人々の姿…。スラヴ民族の歴史について、私は多くのことを知っているわけではないのですが、細部まで丹念に描きこまれたひとつひとつの作品にかけられたであろうあらゆる労力を思うと、ミュシャが自分の属する民族にどれだけの思い入れを持っていたのかということを、ひしひしと感じ圧倒されました。

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大切なこの作品を日本に送り出してくださったチェコの方々、この作品を迎えて展覧会を開きたいと願い続けた日本の人々。そういうたくさんの人々の力、そして思いによって、ふとしたきっかけでこの作品を知った私のような者も大変貴重な機会に恵まれ、感謝の気持ちでいっぱいです。
パリで活躍したころのリトグラフやチェコに帰国してからの「スラヴ叙事詩」以外に手掛けたたくさんの作品を目にすることも出来ました。ミュシャに心惹かれる人であれば楽しめないわけがないと言える、ミュシャを堪能できる大変素晴らしい展覧会でした。

2017年3月21日 (火)

草間彌生 わが永遠の魂

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横浜でコンサートを聴いたついでに。
六本木へ。国立新美術館を訪れました。
こちらでふたつの美術展を観ました。
今回はまずこちらを紹介。

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「草間彌生 わが永遠の魂」
国立新美術館(企画展示室1E)にて
2017年2月22日(水)-5月22日(月)

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世界を舞台に活躍するアーティスト、草間彌生さんの日本初公開の130点、また初期から現在に至るまでのたくさんの作品で、草間さんらしい芸術の世界を体感することができる展覧会。
草間さんの作品は、素晴らしいとか美しいとかいう印象を万人が抱く、というタイプのものではないかもしれません。
私も、ものすごく好きか、と問われれば何とも言えない部分も正直なところあります。が、しかし。数年前、草間さんの故郷である松本市での展覧会で草間さんの作品にたくさん触れて以来、なぜかそんな気がしています。
一枚の絵として描かれたものから空間を形づくるようなものまで、様々な作品を観ていると、草間さんにとって、生まれ育った信州や日本は狭すぎたんだろうという気もするし、命がけで向き合ってきたと言い切れるものを持てていることが、凄いし羨ましいなあと心から思います。

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屋外展示の「南瓜(かぼちゃ)」。無機質な色と形のビルをバックに、ポップでどこかグロテスクでもあるかぼちゃのオブジェがある光景は、なんだか不思議な感じ。

2017年1月26日 (木)

東山魁夷記念館「習作 東京十二景」

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久しぶりに、千葉県市川市にある東山魁夷記念館へ。
この外観…やっぱり素敵です。

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今回観にいったのはこちら。
「東山魁夷  習作 東京十二景 -彌生会とその時代-」
会期 2016年12月10日(土)-2017年1月29日(日)

東山魁夷さんが参加していたグループ展「彌生会」に出品された魁夷さんはもちろんたくさんの画家の方たちの作品や、魁夷さんと画廊の方との交流が分かる資料などの展示。
魁夷さん好きな私としては、作品をたくさん観たいなら長野市の東山魁夷館、外観や資料の豊富さなどを楽しむならこちらの東山魁夷記念館、という感じでしょうか。

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お昼をミュージアムカフェでいただきました。
お天気が良い日だったので、お庭も少しだけ散歩しました。

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行きは最寄りの駅からバスを使いましたが、帰りはバスの時間までだいぶ待つことになりそうだったので、駅まで歩いてみました。
魁夷さんの作品が大好きになったのでなければ、魁夷さんの暮らしたこの町を訪れ、人々の暮らしが身近に感じられる場所を歩くこともなかったのかもしれません。なんだかとても不思議な感じですが、すこし冷たい空気のなかを歩くのはとても気持ちがよかったです。

2017年1月 2日 (月)

ごく私的なイベントメモ(2017年分)

「イベントメモ」についての説明
この記事は、私がこれから出かける、もしくは購入する予定のものなどをまとめたメモです。2013年中は追加・変更があれば随時加筆修正し、日時を修正していきます。
個人的な備忘録的(もしくはまとめ的)性格の記事であるため、コメント、トラックバックとも基本的に受け付けておりません。コメント、トラックバックは各記事もしくは関連のある記事へお願いいたします。※ただし、コメントにつきましては、投稿できそうな記事がないときや、コメントを投稿するのにこの記事がいちばんふさわしいと思われるとき(何月何日の○○のイベントに私も参加します、など)のみ書き込みをお願いいたします。ここまでに記した内容にそぐわないと判断したコメントにはお返事いたしません。
すべての記事のコメント・トラックバックにつきましては、記事の内容に関連のないもの、管理人である私がふさわしくないと判断したものについては、その都度削除させて頂きます。
なお、このページにある項目については、日時の頭に付いているマークで項目の分類を行っています。
◇チケットが取れていないもの、もしくは購入するかどうか決めていないもの。
◆チケットが取れているもの、もしくは購入することが決まっているもの。
(↑この2つのマークが付いたものは、このページから後日削除されることがあります)
☆すでに出かけたもの、もしくは購入したもの。
★このブログに感想記事が更新されているもの。タイトルから記事へリンクしています。

更新記録
2016.12.31 記事作成、11件登録
2017.01.02 記事公開
2017.04.30 8件追加、9件リンク追加、1件変更、1件削除

★1月21日(土)18:00
古武道新年会 vol.3
世田谷パブリックシアター(東京)

★(2016年)12月10日(土)~1月29日(日)
東山魁夷「習作 十二景」-彌生会とその時代
東山魁夷記念館(千葉)

★2月9日(木)~3月28日(火)
東山魁夷館平成28年度第Ⅵ期常設展示「芸術の世界に年齢はない」
東山魁夷館(長野)

★2月18日(土)13:00
俺たち賞金稼ぎ団
THEATRE1010(東京)

★2月28日(火)13:30
藤原道山「風雅竹縜」
浜離宮朝日ホール(東京)

★2月3日(金)-3月26日(日)
江戸の絶景 雪月花
太田記念美術館(東京)

★2月22日(水)-5月22日(月)
草間彌生 わが永遠の魂
国立新美術館(東京)

★3月8日(水)~6月5日(月)
国立新美術館開館10周年・チェコ文化年事業
ミュシャ展
国立新美術館(東京)

★3月10日(金)18:30
古武道 10th Anniversaryコンサート
館内ホール(横浜)

◇3月30日(木)~5月30日(火)
東山魁夷館改修前特別展
東山魁夷永遠の風景-館蔵本制作一挙公開-
東山魁夷館(長野)

◇4月3日(月)-2018年3月31日(土)
ガレのジャポニスム展
北澤美術館(諏訪)
(1月24日(火)-4月24日(月)北澤コレクション名品展 春)

◇4月18日(火)~7月2日(日)
ボイマンス美術館所蔵
ブリューゲル「バベルの塔」展
東京都美術館(東京)

◆4月26日(水)13:00
ハムレット
東京芸術劇場プレイハウス(東京)

◆5月17日(水)14:00
ハムレット
松本市民芸術館主ホール(松本)

◆6月7日(水)13:30
藤原道山×SINSKE「四季-春夏秋冬-」
浜離宮朝日ホール(東京)

◇7月14日(金)19:00
藤原道山×SINSKE「四季-春夏秋冬-」
熱田区文化小劇場(愛知・名古屋)

◆7月29日(土)15:30
青島広志の「バレエ音楽ってステキ!」
Bunkamuraオーチャードホール(東京)

◆8月5日(土)18:00
軽井沢夏の宵の狂言
軽井沢大賀ホール(軽井沢)

◇11月26日(日)15:30
古武道 10th 十年祭ツアーファイナル
東京国際フォーラム ホールC

2016年12月31日 (土)

ごく私的なイベントメモ(2016年分)

「イベントメモ」についての説明
この記事は、私がこれから出かける、もしくは購入する予定のものなどをまとめたメモです。2013年中は追加・変更があれば随時加筆修正し、日時を修正していきます。
個人的な備忘録的(もしくはまとめ的)性格の記事であるため、コメント、トラックバックとも基本的に受け付けておりません。コメント、トラックバックは各記事もしくは関連のある記事へお願いいたします。※ただし、コメントにつきましては、投稿できそうな記事がないときや、コメントを投稿するのにこの記事がいちばんふさわしいと思われるとき(何月何日の○○のイベントに私も参加します、など)のみ書き込みをお願いいたします。ここまでに記した内容にそぐわないと判断したコメントにはお返事いたしません。
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2016.05.23 3件追加、3件リンク追加
2016.06.30 3件追加、2件リンク追加
2016.08.31 2件追加、5件リンク追加
2016.12.31 4件変更、4件リンク追加※更新終了

★1月16日(土)14:00
古武道親睦会vol.8
六本木サテンドール(東京)

★1月17日(日)17:00
古武道新年会vol.2
世田谷パブリックシアター(東京)

★2月13日(土)15:00
古武道コンサート
小金井宮地楽器ホール(東京)

★3月31日(木)18:30
和風総本家コンサートin浅草
浅草公会堂(東京)

★5月8日(日)15:00
藤原道山×SINSKE 5th Anniversary コンサート
まつもと市民芸術館小ホール(松本)

★5月12日(木)19:00、13日(金)13:30
藤原道山×SINSKE 5th Anniversary コンサート
浜離宮朝日ホール(東京)

★6月11日(土)13:00~14:00、14:30~16:00
藤原道山尺八セミナー「涙そうそう」「甲乙」
目白(東京)

★6月19日(日)13:00
マクベス
世田谷パブリックシアター(東京)

★7月9日(土)12:30
斬劇「BASARA4皇」本能寺の変
Zeppブルーシアター六本木(東京)

★7月10日(日)16:30
上妻宏光コンサート-和心伝心-
かつしかシンフォニーヒルズ(東京)

★7月14日(木)19:00
藤原道山×SINSKE 5th Anniversary コンサート
梅田 ザ・フェニックスホール(大阪)

★8月6日(土)18:00
軽井沢夏の宵の狂言
軽井沢大賀ホール(軽井沢)

★8月19日(金)19:00
セイジ・オザワ・松本フェスティバル2016
オーケストラBプログラム

キッセイ文化ホール(松本)

★10月6日(木)18:30
野村万作 野村萬斎 塩尻狂言会
レザンホール大ホール(塩尻)

★11月12日(土)14:00
SINSKE MUSIC TRAVELERS
まつもと市民・芸術館スタジオ2(松本)

★11月19日(土)18:00
かもめ
まつもと市民芸術館主ホール(松本)

★11月28日(月)18:30
古武道コンサート
渋谷区文化総合センター大和田(東京)

2016年12月30日 (金)

魁夷さんカレンダー2017

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来年の準備、スケジュール帳ときたらこちらも。
カレンダーです。
もちろん2017年も魁夷さんです。
秋くらいになって東山魁夷館を訪れると、たいていミュージアムショップでカレンダーを置き始めるので、それを見て選ぶのがまた楽しみ♪
同じような大きさのものでも、作っている会社によって取り上げている作品ひとつひとつ、年間を通しての作品を取り上げるテーマが違っているので、より、自分の好みの作品、好みの流れのものを選ぼうという感じ。

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魁夷さんのカレンダーを買うようになってからずっと求龍堂のものを選んでいましたが、今年のは日経新聞出版社のもの。どこの会社のだから!というこだわりはなく、好きな作品、カレンダーとして自分の部屋に置きたい作品があるかどうかが重要なところ。

今回のカレンダーに使用されている作品はこちら。

  1月 濤声
  2月 たにま
  3月 残照
  4月 宵桜
  5月 道
  6月 静かな町
  7月 緑響く
  8月 緑の窓
  9月 松庭
 10月 秋翳
 11月 白夜光
 12月 白馬の森

魁夷さん好きとしては、あの作品もこの作品も入れてほしい~という欲を言い出したらきりがありませんが、今回のこれは、なかなかいい感じ。2017年も1か月ごとにめくるのが楽しくなりそうなカレンダーで嬉しいです♪

2016年12月28日 (水)

信濃美術館コレクション展「池上秀畝vs菱田春草」

東山魁夷館とあわせてこちらも。

平成28年度 長野県信濃美術館コレクション展
「南信生まれで同い年 近代日本画の旧派 池上秀畝 vs 新派 菱田春草」

高遠町(現・伊那市)出身の池上秀畝と、飯田市出身の菱田春草という、ともに南信(長野県の南部)出身で、しかも1874年生まれの同い年。そして同じく日本画の世界に進みつつも別の道を歩んだふたりの画家の作品を取り上げた展示。
別の道とはいえ、自然の美しさや花鳥風月の組み合わせ方だったり…、そういうものを描く日本画らしさは共通しているのではないか…という感じはしました。
私が好きだなあと思ったのは、菱田春草のもののなかでは、月夜の水辺に鷺が群れている様子を描いた「月下群鷺」、池上秀畝のもののなかでは春夏秋冬のそれぞれの花や鳥などを描いた四幅対の「四季花鳥」。とくに夏の絵のなかに所々朝顔が散らされているのが素敵でした。個人的な好みですが、池上秀畝の作品の色合いが全体的に好みの感じだった気がします。
また、別会場ではその他の信州ゆかりの画家による作品の展示も行われていました。そこに共通の何かがあるというよりは、自分の住む県にもこんなに多種多彩な作品を描くたくさんの画家の方が生まれているんだなあという感慨をもってひとつひとつの作品を観ました。
今まで知らなかったような作品をたくさん見ることができて良かったです。

2016年12月27日 (火)

東山魁夷館平成28年度第Ⅴ期常設展示「静かな楽しさ」

今年最後の訪問。

東山魁夷館
平成28年度第Ⅴ期常設展示
「静かな楽しさ」
2016年12月8日(木)-2017年2月7日(火)

今回は、秋の終わりから冬という感じの作品が中心の展示。
秋や冬は春や夏に比べると寂しさや寒さの印象が強いところではありますが、そこに静かさや空気が澄んで清々する感じもあり、魁夷さんの作品を目の前にしたときに感じることのある、体のなかの方からきれいな空気に満たされていくような感覚をたくさん感じることができました。
人間の人生をも春夏秋冬に置き換えて表現されたこともある魁夷さん。春→若くて幸せ、冬→寒くて辛い…ばかりではない、静かに自分を見つめ、静かななかにも心のどこかにぐっとくるような心のどこかが温かくなるようなもの、それが「静かな楽しさ」なのかもしれません。
さて…次回はいよいよ今年度最後の常設展示。楽しみです。

より以前の記事一覧