文化・芸術

2007年10月22日 (月)

「大徳川展」in東京国立博物館(平成館)にて

Daitokugawa 映画を観るために上京したついでに、夏ごろから気になっていた特別展を観に行ってきました。

「大徳川展」
東京国立博物館(平成館)にて
12月2日(日)まで開催中。

徳川将軍家、尾張・紀伊・水戸の徳川御三家をはじめ、久能山・日光・紀州・水戸などの東照宮に伝えられてきた、門外不出の品々および美術、歴史資料として貴重な宝物300点余りが、史上初めて一同に集結しました。


去年あたり、自分の中では『大奥』ブームで。そんなところから、江戸時代というか将軍家のあれこれに興味が湧いてきたところで、これはぜひ観に行きたいなぁと思ってました。
この展示のテーマは大きく分けて「将軍の威光」「格式の美」「姫君のみやび」の3つで構成されています。

「将軍の威光」
武器武具から家康愛用の品々、朝廷・諸外国との交流を伝える資料などによって、将軍の権威・権力について知ることができます。
こういうものを実際に使って生活していたんだなぁと思うと、やっぱりそういうものを間近で見るというのは、貴重な経験だなぁと思います。
歴代将軍を順に、縁のある品とともに知ることもできて興味深かったです。
「格式の美」
茶道具、能装束、絵画、書跡などで、洗練された武家の美意識について知ることができます。
個人的には、普段能や狂言を観に行く機会が多いので、能装束などの展示は徳川家云々から離れたところでも興味をそそられるものがありました。また、「源氏物語絵巻」は期間ごとに展示される部分が変わるのだそうで…私が行ったときは「柏木一」を観ることが出来ました。
「姫君のみやび」
将軍家へお嫁入りした姫君や、将軍家からお嫁に行った姫君の婚礼調度品などによって、工芸の傑作を楽しむことが出来ます。
とにかく衣装や化粧道具など、芸の細かい品が多く、こういった緻密な作業はやっぱり日本人らしいなぁと感じずにはいられませんでした。
しかし…「大奥」を見るようになって本などでこの時代のことを色々と読む中で、お姫さまって窮屈で大変そうだなぁと思っていたんですけど…、やっぱりこういったものに囲まれた生活によって、少しでも気を紛らわせていたのかなぁなんて感じました。

江戸時代の様々なものにどっぷりと浸かった時間を過ごさせてもらいました。

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2007年10月 9日 (火)

いまからここから

Mitsuo東京で行った場所、目黒寄生虫館に続いてふたつ目。
こちらに行くのは3度目くらいになるんですが…ここ3~4年位は行ってなくて…すごく久々でした。


相田みつを美術館(有楽町・国際フォーラム内)

書家・相田みつをさん(1924-1991)の作品を見ることができる美術館です。現在行われている企画展は「いまからここから」(11月25日まで)。

初めてここへ来たとき「つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの」の前で立ち止まってしまって…何故だか溢れてくる涙に、自分でも戸惑いを覚えたことを今でもよく覚えています。
そして今回、自分でも心が弱ってるなぁと自覚することの多い今日この頃。みつをさんの言葉が、いちいちズシンズシンと来て、ほんとにもう…あちこちで立ち止まって目頭を熱くしてしまいました。その内容によって、グサッと来るようだったり、力強く励ますようだったり、色々なんですがどれも的確に伝わってくるストレートなところが、魅力なんだなぁと改めて思いました。
それから…普段仕事中に目にする手書きの文字を見て、こんな人かなぁとか色々イメージすることってあるんですが、やっぱり字にはその人の中身が現れるなぁと思いますね。みつをさんの字を見ていると温かさや実直さが伝わってきます。それでいてちょっとした皮肉だったり厳しさのにじむ言葉が書かれていたりすると、人間の持つ様々な面を感じさせられるなぁと思ったり。

初めて行ったときの新鮮さとはまた違った感じ方ができて…なかなか有意義な時間が過ごせました。

詳しくはこちら 相田みつを美術館のHP

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2007年7月28日 (土)

アートが眠らない夜「諏訪の長い夜」第二夜

Suwalongnight1b諏訪湖畔をめぐる、アートな夜、「諏訪の長い夜」(HP)二日目。一日目に廻れなかったところを埋めていく感じで夕方くらいにスタートしました。
写真は、二日間で廻った美術館・博物館のパンフレットたち。
全部廻るつもりだったのに、諏訪市博物館(HP)だけ時間がなくて行かれませんでした。残念…!この記事と、前日ので全施設網羅した記事にするつもりだったのに…。諏訪の御柱祭を中心にした信仰についてとか、そういう展示内容に興味もあったのに…。今度これとは別に、機会を見つけて行ってみたいです。
Suwalongnight2gさて、前日と同じくSUWAガラスの里でシャトルバスに乗って、最初に向かったのは諏訪湖を挟んだ向こう側、岡谷市のイルフ童画館(HP)です。こちらは岡谷市出身の童画作家武井武雄さんの作品をはじめとした、童画作品の展示が行われています。
3階が武井武雄作品のフロアですが、現在、武井武雄作品展示室では武井さんと親交の深かった大澤三武郎さんから寄贈された作品による「大澤コレクション展」が行われています(9月4日まで)。この展示は毎年行われているそうです。武井さんの絶筆となった童画やカットは、どちらも大澤さんに依頼され描いたもので、その親交の深さが伺われます。
大澤さんは歯科医院を開業されていて、その待合室などに作品を飾られていたとか。素敵なお話です。また、この医院で使われていた診察券やお薬を入れる袋も武井さんのデザインが使われていて、楽しいものになっていました。
こちらで、「みずのたび」というお話、文章と絵が一緒に見られるようになっているんですが、すごくたのしくてかわいくて…思わず笑顔になってしまう感じでした。
Suwalongnight2hさて、次に向かったのも絵本関係。同じく岡谷市の小さな絵本美術館(HP)です。こちらは絵本作家さとうわきこさん主宰の美術館で、国内外の絵本原画や絵本の展示がされています。大通りから少し奥に入って細い道沿いにあるので、少し場所が分かりづらいかもしれませんが、それだけに「みつけた!」っていう感動が。ちなみにこの看板の周りに映っている木はリンゴです。良い本にめぐりあったときのワクワク感にちょっと似てるかも。美術館というよりは、フツウのおうちというか、そんな雰囲気のこぢんまりとした建物です。
古い絵本などがたくさん展示されている中に「ちびくろさんぼ」があって、小さい頃に買ってもらってよく読んだので、とても懐かしかったです。絵本って、大人になっても読んだら楽しいし、子どもだったときのことを思い出せて、なんだかほのぼのさせられます。
Suwalongnight2i_2お次は、うって代わって大人な感じ(これは私の勝手な印象)。岡谷市のお隣、下諏訪町にあるハーモ美術館(HP)です。半円形が重なった形になっていたりして、面白いつくりになっています。
ここにはアンリ・ルソーをはじめとした素朴派作品が展示されています。自然をほのぼのと温かく描いた作品がたくさん並び、ドキドキ・ワクワクというよりは心安らぐ感じでしょうか。私はなかでも、カミーユ・ボンボワの「水のある風景」が、水面の瑞々しさと森の深い緑の感じが好きだなぁと思いました。
こちらには“ティーセントホール”という小さなホールがあり、ソプラノ(金井理香さん)・ピアノ(尾中志穂さん)のコンサートをしていたので、半分ほど聴いてきました。プッチーニのオペラ「ジャンニ・スキッキ」より“私のお父さん”や、ピアノソロでベートーヴェンの「エリーゼのために」、モーツァルトの「トルコ行進曲」、ドビュッシーの「月の光」など、かなり有名な曲が演奏されていました。「トルコ行進曲」を弾いたあとでピアノの尾中さんが「モーツァルトの時代は今に比べてピアノの鍵盤が軽かったので、こういった指を早く動かす曲がよく書かれたけれど、今のピアノで弾くと、結構大変」というお話をされていました。たしかに、ピアノの性能や鍵盤数など飛躍的に変わったのはベートーヴェンの時代ですからね…。
Suwalongnight2j_2同じく下諏訪町でもう一ヶ所。諏訪湖博物館・赤彦記念館(HP)です。諏訪湖の自然や暮らしについての展示、そして諏訪出身の歌人島木赤彦さんについての展示があります。諏訪湖についての展示では、諏訪湖にすむ動植物のジオラマとか、漁業について、また下駄スケートなんかもありました。うちの母親は諏訪湖畔の学校に通っていたので、冬には諏訪湖でスケート大会をしたそうです(あ、履いていたのは下駄スケートではないですよ)。今はもう、そんなに湖面が凍ることもないので、完全に昔話ですけど…。昔話と言えば、私が子供のころにはまだあった「校庭リンク」や「田んぼリンク」も、今の学生さんの世代にはそれも信じられない話なのかなぁ…。
ここでは特別展として押し絵作家河西幸峰さんの作品展が行われていました(8月27日まで)。歌舞伎に登場する人物をデザインした羽子板などがたくさんありました。この中にはもちろん、諏訪ゆかりの八重垣姫もいました。
Suwalongnight2k暗かったのであまり映りがよくありませんが…最後に訪れたのが諏訪市にある高島城(HP)です。ことし放送されているNHKの大河ドラマ「風林火山」にちなんだパネル展、高島城の歴史などについての展示をしています。なんか、展示を見ていて、お家騒動とか紹介されていて、諏訪藩にもそういうのちゃんと(?)あったんだなぁと思ったりしました。
あとは、高島城の描かれた浮世絵ということで、北斎の「富嶽三十六景」のなかの「信州諏訪湖」など3点が紹介されていました。どれも、諏訪湖・富士山・高島城がセットで描かれたものでした。
Suwalongnight1cさて最後、高島城にいる時間、ちょうど諏訪湖では花火が打ち上げられていたので、天守閣から少しだけ見てきました。遠くて分かりづらい写真ですが…。
諏訪湖の花火といえば8月15日の諏訪湖花火大会と9月はじめの新作花火大会が有名ですが、ここ数年は、夏の時期に毎日20分ほど花火が打ち上げられる「サマーナイトファイヤーフェスティバル」(7月28日~9月2日まで※8月15日・9月2日は花火大会のため除く)が行われています。
人も少ないのでよく見えるし、車で湖畔を通りすがり、信号待ちの間に見えたりして、花火大会とも違った楽しみがあるかなぁと。

…さて、初めて参加しましたが、なかなか刺激的な体験でした。普段気になりながらいざ足を運ぶとなるとなかなか…という美術館・博物館をたくさん見ることができました。しかも、2日間有効で2500円(前売2000円)はかなりお得。通常の入館料で考えたら、3つか4つ入ったら、もう元取れちゃいますから(ちなみに、参加している全ての施設の通常入館料をすべて足すと6000円くらいになる計算です※大人料金)。
それに、普段は見られないような夜遅い時間に、っていうのがなんとも贅沢。
ぜひ来年も参加したいなぁと思いました。今度は、合わせて行われているイベントをもっと色々体験したいです。

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2007年7月27日 (金)

アートが眠らない夜「諏訪の長い夜」第一夜

Suwalongnight1_2この週末、諏訪湖畔はアートが眠らない町になりました。
写真は、二日間使える「諏訪の長い夜」(HP)共通パスポート。ひも付きのケースに入れてくれてあるので、これをぶら下げてあちこち歩きました。…いえ、必ずそうしなきゃって訳じゃないですけど(笑)、そのほうが何かと便利だし、みんなやってるからいっか~、と思って。
1日目は、仕事帰りに行ってみました。なんか、仕事が終わったあとにこういうお出かけって、なんだかワクワクします。これは、映画観にいくとかでも同じことなんですけど…。
Suwalongnight2_2そんな訳でいちばん初めに行ったのは、シャトルバスのスタート地点でもあるSUWAガラスの里・北澤美術館新館(HP)です。入ったとき中から「千の風になって」が聴こえてきました。シンガーソングオルゴーラー(これ、初めて聞きました)の臼井さんという方の演奏中でした。もう最後のほうだったらしく、あまりたくさんは聴けなかったんですけど…。
北大路魯山人の紅葉や楓をモチーフにしたお皿とかを見て、魯山人は料亭経営に関わったこともあって、そのための製作活動をしていた時期もあったそうなので、きっと「このお皿(食器)はこういう料理に」とか、かなり具体的に考えながら作ったんだろうなぁと思って、どんな料理に合うんだろう…と色々考えるのも楽しかったです。
Suwalongnight2b_2シャトルバスでぐるっと諏訪湖を回って次に向かったのは、下諏訪町の諏訪大社下社秋宮ちかくの諏訪湖時の科学館 儀象堂(HP)です。写真は中庭にある水運儀象台です。高さ約20メートルほどある、水力で動く大型天文観測時計塔で、約900年ほど前の中国で作られながら、当時の戦争によって壊されたものを、当時の解説書をもとに、世界で初めて完全復元したのだそうです。時計塔の中に入って、水車の動く様子などを近くで見ることもできます。狭くて、階段が急なので大変ですが、ちょっとした探検気分も味わえる気がしました。
Suwalongnight2c_2次、ほのかな行灯の明かりで照らされた温泉街を歩いて向かったのは、こちらも精密の町・諏訪らしい、諏訪湖オルゴール博物館 奏鳴館(HP)です。ここへは5年位前、諏訪に遊びに来た友人を連れて行ったことがあって、それから行ってなかったので久しぶりでした。オルゴールの生演奏もあったりするんですが…私が行った時間にはやっていなくて…、オルゴールと同じ音色の聴けるという機械でジョン・レノンの「イマジン」を聴いてきました。アンティークの古い木の感じとか、ディスクオルゴール(オルゴール1曲分がレコードのような形になっているもの)など、珍しいものが色々と見られます。
Suwalongnight2fさて、ぐるっと廻って上諏訪温泉まで戻ってきました。いちばん最初に見た北澤美術館の、こちらが本館(HP)。
展示室の入り口には、まず有名な“ひとよ茸ランプ”。ガレ、ドーム兄弟のガラス工房の作品が展示されています。
展示を見ているとき、ガイドの方に声をかけていただき、作品について色々お聞きすることができました。「被せガラス」といって、色々な色(主に鉱物を用いて色をつける)のガラスを何層にも重ねてつくる方法や、この方法で透明なガラスの上に重ねたガラスを後から削り、模様を立体的につくる方法などを説明していただきました。また、雪笹と雀の文様の花瓶はキリストを現すマークを入れ、クリスマス用に作られたものだそうで、あのいかにも“和風”(と、日本人から見るとそんな感じ)な絵柄がクリスマス用って、すごく不思議。
そういえば、この間東京で「モネ展」を観てきましたが、モネとガレってほぼ同時代の、しかも同じフランスの人なんですよね。水墨画や浮世絵などのアジアのものに影響を受けた作品を作っている辺りも共通点がありそう。
Suwalongnight2dさて、上諏訪温泉界隈で2箇所目は、“千人風呂”で有名な片倉館となりの諏訪市美術館(HP)です。諏訪湖畔の美術館・博物館ってわりと近代的な建物が多いなかで、ここはとってもレトロ。
帝冠様式という、主に1930年~40年という短い期間に作られた、建物本体はコンクリート製(洋風)、屋根は瓦(和風)という折衷様式。東京・上野の東京国立博物館(本館)や、銀座の歌舞伎座などと同じ様式ということです。中も、白い壁や天井、階段や窓枠の手すりの木の感じがまた、ちょっとホッとする独特の雰囲気です。
Suwalongnight2e1日目、最後に訪れたのは映画『いま、会いにゆきます』の舞台にもなったサンタ・モリーナ教会の近くにある諏訪市原田泰治美術館(HP)です。
常設展示では原田泰治さんが朝日新聞日曜版で連載していた「原田泰治の世界」の絵がずらっと展示されていました。連載に使用された127点全てがこの美術館に寄贈されているそうです。建物とかの輪郭が真っ直ぐじゃなく、ちょっといびつというか、ボコボコした感じがあって、それが温かさというか、ほのぼのした感じになっているのが面白かったです。
パンフレットに載っていた原田さんのプロフィールを見ていて、実は私、高校の後輩だったということを知りました。びっくり。
また特別展示として現在、「星野冨弘詩画展」が行われていて、こちらも観ることができます。詩も絵も素晴らしくて…とくに詩がちょっと泣けてくるくらいに良いですね。
この展示、原田泰治美術館と、群馬県にある冨弘美術館(HP)との交流展で、同じ会期(7月11日~9月9日)、冨弘美術館のほうでは「原田泰治の世界展」が行われているそうです。こちらも、お近くの方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

…夜12時ぎりぎりまであちこち廻って、イベントに参加している12施設のうち半分を訪ねました。2日目は残りの半分をできるだけ廻ろうと思います。

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2007年7月26日 (木)

アートが眠らない夜

Suwalongnightこの週末は、これを観に行ってこようと思ってます。

諏訪の長い夜(HP)
7月27日(金)12:00~24:00
7月28日(土) 9:00~22:00

「アートとか興味あるんだったら」と、知り合いに教えてもらいました。
今年は3回目になるこのイベント、諏訪湖畔にある12の美術館・博物館を共通パスポート(前売2000円、当日2500円※シャトルバス利用料込)で好きなだけ観られるのです。また、この他にコンサートなどのイベントも色々あるようです。
美術館や博物館って普段は夕方くらいまでしか観られないけれど、夜も観られるっていうのがなんだか特別な感じです。
せっかくなので、今まで気になりつつも行ったことのなかったところなども観てみたい!と思ってます。
明日の仕事帰りにでも早速、出かけてこようかなぁ…。

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2007年7月22日 (日)

「ジブリの絵職人 男鹿和雄展」in東京都現代美術館

Ghibliigakazuoten初日だからと張り切って出かけたわけではなくて…たまたま他に目的があって東京へ行ったので、じゃあ早速観ちゃおうか!って感じで行ってきました。なかなかすごい人出でした。

ジブリの絵職人 男鹿和雄展」
東京都現代美術館にて・9月30日(日)まで開催

「となりのトトロ」「平成狸合戦ぽんぽこ」「おもひでぽろぽろ」などで美術を手掛けた男鹿和雄さんの、ジブリ作品を中心に、それ以前、それ以降の作品にも触れることができる展覧会。

映画観てるときって、やっぱり人物とか、ストーリーを中心に見てることが多いですが、それでも、ジブリ映画の背景って印象的で、背景画だけ見ても「あぁコレってあのシーンの…」とか、映画のワンシーンが浮かんできます。
豊かな緑とか、空の青とか、小さな植物まできっちり描かれた繊細さとか…近くで見ても、ちょっと遠くから見ても、それぞれに素晴らしさや新しい発見があって楽しかったです。
紙に水彩で描かれた上にセル画を重ねたものなどは、例えば森の緑でも、一部分にセル絵の具で緑を足してたりして、あぁこうやって色彩とか立体感を出すんだなぁというのが分かって面白いなぁと思いました。
「となりのトトロ」でさつきとメイたちが住む家を色々な角度から見た絵が何枚もあったんですが、ちゃんと間取り図があって、それをもとに描かれているんだなぁというのも分かって興味深かったです(展覧会のグッズで、この絵と間取り図入ったうちわがあります)。

ほかにも、ひとつの作品に対して美術を担当する場合に、時代考証だったり、建物について沢山調べることがあったり…作品の世界に深く関わっている仕事なんだなぁということをあらためて知ることができました。
また、絵を描くときの様子をパネルや映像で見ることができたり、アニメーション作品の撮影方法を色々と紹介しているコーナーとか、背景画の前で写真を取れるコーナー、折り紙でトトロを作るコーナーなど、楽しい企画がいっぱいでした。
また、ジブリグッズがたくさん販売されていて…ここでもついつい長居してしまいます(笑)。
機会があれば、もう一度くらい行ってみたいなぁという感じです。

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2007年6月17日 (日)

大回顧展「モネ」in国立新美術館

Monet先々週だったか…NHK BS-2で放送している「迷宮美術館」でモネの特集をしていて、すっごく興味が湧いてしまって。映画の舞台挨拶を観るために東京へ行ったついでに、観てきました。始発で上京して、その足で乃木坂駅近くの国立新美術館へ。すでにたくさんの人が並んでいてびっくり。10時開館の予定を早めて9時30分から開館になりました。早めに行っておいて良かったです。


大回顧展「モネ」
(国立新美術館にて・7月2日(月)まで開催中)

印象派の巨匠クロード・モネ(1840-1926)は、「眼」の画家として、自然の光と色彩に対する並外れた感覚と、それを画面に現す類いない技量をあわせ持っていました。
その魅力を、フランスのオルセー美術館、アメリカのボストン美術館やメトロポリタン美術館をはじめ、国内外から集めた約100点の名作を通して紹介。

なんか…すごすぎるなぁ、モネ。
輪郭をくっきりはっきりっていうんじゃなくて、点描とか、ささって感じの筆遣いで人物とか建物も描かれているのに、そこに人がいるような、その風景が目の前に広がっているように感じられます。
点描が多用されているので全体にホワホワした印象なのに、朝の、背筋をピンと伸ばしたくなるような澄み切った空気が感じられるような気がしました。また「モントルグイユ街、1878年 パリ万博の祝祭」という作品では、たくさんの旗がパリの街にはためく様子が描かれていて、人々のざわめきや歓声などが聞こえてくるような感じ。
遠くから見ても、近くから見ても、すごいなぁ…とただただ感動してしまいます。モネは、光を描くために池だったり、川だったりをたくさん描いてますが、その水面に映っている景色っていうのが、近くで眼を凝らして見たときより、遠くからとか、またはちょっと目を細めて見たときのほうが、より鮮明に見えてくるのがすごいです。

そして、ヨーロッパの絵画で人物を描くときってこう…いかにも「肖像画ですよ!」って感じのものが多いのに、今回の展示にあったのは、日々の何気ない部分を描いているなぁというのが印象に残りました。奥さんのカミーユや息子さんのジャンなどを描いた作品がほんとに優しい雰囲気だなぁと思いました。

晩年、白内障によって視力が落ちたモネは、周囲から手術をすすめられながらも、手術によって見え方が変わってしまうのではないか…と危惧してそれを拒んだのだそうです。そのころに描かれた「モネの家」という作品を観ていたら、近くにいた年配の男性が「家が燃えてるなぁ」と呟いていました。土とか、赤い花の咲いているところがモネの目には燃えるような赤に感じられたのかなぁという気がしましたが…見る人によって、火が燃えるように感じられるというのも面白いなぁと思ったりしました。

Monetgoods…最後に、色々とグッズを買ってみました。
まずはポストカード。「モントルグイユ街、1878 パリ万博の祝祭」、「ジヴェルニーのモネの庭、アイリス」、「アルジャントゥイユのセーヌ川」、それから、ポスターにも使われている「日傘の女性」の4点。「日傘の女性」は入ってすぐのところにあったんですが、横に鉛筆でのスケッチ画がありました。それを見ると、風の吹いている方向は一緒みたいですが(スカーフの流れる向きから)、女性の向いている方向が逆になってました。どうして変わったのかなぁ…と不思議に思いました。
それから、ジグソーパズル。ポストカードくらいの大きさなのに204ピースもあるそうです。「睡蓮」(「日本風太鼓橋」と同じ構図で描かれたもの)と「ルーアン大聖堂、正面とサン=ロマン塔」の2個。「ルーアン大聖堂」のほうは今回のモネ展のオフィシャルグッズ(専用ピンセットつき)。
最後に、面白そうなものを発見。一本で、モネの絵のような色が出る「モネマーカー」。たくさんの色のクレヨンが混ざったような色で、きらきらのラメが入ってました。これで塗り絵なんかしたら、ちょっとだけモネ気分になれるかも?(苦笑)

Tofuburgar(おまけ)
美術館を出てそのまま映画館へ行くのはちょっと早い時間だったので、六本木でお昼食べました。前から気になっていた「トーフカフェ」にいってきました。厚揚げの入ったバーガー、びっくり。バーガーにそれを挟もうっていう発想が面白いですね。
でもちょっと、ゆっくりしすぎて…映画館まで、駅で走り、渋谷で走り…汗だくでたどり着いたら、前の回が遅れていて20分待ちました。良かったような、良くなかったような…。

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2007年3月24日 (土)

「レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像」展in東京国立博物館

Davinchきのうのチャゲアスの余韻も冷めないまま、今日は上野の東京国立博物館へ出かけました。お目当ては、今話題のあの名画です。

「レオナルド・ダ・ヴィンチ―天才の実像」展
東京国立博物館(本館&平成館)にて

第一会場(本館)
ダ・ヴィンチの出発点ともいえる『受胎告知』を、1974年に『モナ・リザ』を展示した本館にて公開。

朝の9時半頃、正門の前に着いたらすでに長~い列ができていました。会場に入るまで、だいたい20~30分待ちくらいでした。それにしても、傘の持ち込み不可、手荷物検査、金属探知機の検査…となんだかものものしい雰囲気でした。それが、この先に待っているのは世界的な名画なんだという気がしました。
『受胎告知』って、ダ・ヴィンチが20歳くらいの、ずいぶん若い頃の作品だったというのを、初めて知ったんですけども、そういわれてみれば若々しいというか…、そんな気がするから不思議です。それでも、遠近法や、山水画を思わせるような遠くの景色は、『最後の晩餐』とか『モナ・リザ』が思い起こされます。

第二会場(平成館)
人や自然の、真の姿を絵画に表現するため、観察や検証を徹底的に行ったダ・ヴィンチ。残された手稿を手がかりに、広範囲にわたるその精神活動を辿る。

絵を描くための研究、というにはあまりにも広範囲で高度なことをやっているなぁ…と思いました。きっと、興味の対象が絵画だけではおさまらない、そういうところがあったんでしょうね。滑車と、つるす紐の長さや張りによって、支えられる錘(おもり)の重さが変わる、という模型があったんですが…たとえば、100gの錘を支えることのできる紐を、滑車に通すことによって、左右に100gずつ、つまり滑車のないときの倍の200gを支えることができる、というものなど。…こういう物理の研究などが、少しずつ絵画などにも生かされている、というのもすごいなぁと思います。
『最後の晩餐』から、心の動きが体にどうあらわれるのか…というのを解説しているところも興味深かったです。作品に描かれているのはイエスが13人の弟子たちに「このなかの誰かが私を裏切るだろう」と言ったあとのもの。そのそれぞれの反応を、絵になっているポーズに至るまでを動画で見せるところが分かりやすくて、そうやって細かく見ると、それぞれの人の立場というか…気持ちまで丁寧に描写されているというのがはっきり分かりました。

Kanagawafujiダ・ヴィンチに触れると、どうしても私は葛飾北斎を思い起こさずにはいられません。ダ・ヴィンチは「ものの動き」に興味を持ち、なかでも水の動きには神秘的なものを感じていたとかで、水紋などもよく研究したそうです。そういって思い出すのが北斎の「富嶽三十六景」のなかでも有名な『神奈川沖浪裏』です。舟に襲い掛かるような大きな波。その飛沫は生き生きとしています。一昨年、同じく国立博物館で「北斎展」を見たときも、吸い込まれるようなものを感じて、しばらくその前を動けませんでしたが、今回、ダ・ヴィンチの『受胎告知』にも同じように、そこに確かにその描かれた世界が存在するような…そんな雰囲気を感じました。

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2006年9月 5日 (火)

江戸東京博物館。

Oedo「始皇帝と彩色兵馬俑展」の行われている、江戸東京博物へ行ってきましたー。で、せっかくだから常設展も見ていこうー♪と思い立ち。入り口のところの日本橋(実物大・半分再現)にまずびっくり。すごいなぁーとテンションがあがり、橋の上であっちへフラフラこっちへフラフラと・・・下を覗き込んだりしてみました。ちなみに、橋の左側からは中村座を再現した芝居小屋を見ることが出来ます。(写真は橋の下から撮ったもの)江戸・東京の文化や暮らし、そして歴史などががわかりやすくなっていて、目でも楽しめる感じ。
写真をもう一枚。両国橋あたりのようすを再現したミニチュア。小さいのに細かいところまで良く出来ていて、なかなか。展示は江戸から東京へ移りかわっていきます。「空襲と都民」のあたりでは、「かわいそうなゾウ-戦時中処分された動物たち-」という企画展示がありました。(11月26日まで)第二次世界大戦末期、空襲の激化に伴い、ゾウやライオン、クマなどの猛獣が檻から逃げ出しては大変だということで、処分されたのですが・・・。
ほんとに可哀想で・・・涙が出てきました。ライオンの剥製、ゾウの牙などのほか、このことを知った当時の子供たちが動物園に送った手紙が紹介されていました。戦争をしている国だとか、それを始めた人たちとは当たり前だけれど何の関係もない多くの動物たちが命を落としていったということに、なんとも表現の出来ないやりきれなさを感じました。

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2006年9月 4日 (月)

驚異の地下帝国「始皇帝と彩色兵馬俑展」-司馬遷『史記』の世界-

Heibayo_1東京に行くときって、せっかくだからというので本来の目的のほかに、なにか見に行ったりしよう!というのが常でして。今回のチョイスはこちら。

驚異の地下帝国
「始皇帝と彩色兵馬俑展」
     -司馬遷『史記』の世界-

(江戸東京博物館にて、10月9日まで)

中国最初の通史である『史記』は、「敗戦の将は兵を語らず」などの人生訓などでも知られる有名な歴史書ですが、秦始皇帝の兵馬俑発見や最新の科学調査などでこの作中の記述に近い地下宮殿の存在する可能性が高まるなど、考古学との密接な係わり合いも注目されています。その『史記』との接点となる各時代を代表する彫塑、装飾品、武具などが紹介されています。そんななかでも秦始皇帝の兵馬俑に関する展示がやっぱり、私としては印象深かったです。剥落の恐れがあることから、中国国内でも常設公開されていない「彩色姫跪射俑」とか、あとは楽師俑、文官俑などなど・・・。ほぼ実物大に作られていてリアルで。今にも動き出しそうな跪射俑や楽師俑。文官俑は何だか、今にも「こんにちは」なんて言い出しそうだったり。VR(バーチャル・リアリティー)で再現された、彩色兵馬俑の映像(約10分)も見られて、なかなか面白かったです♪

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2006年6月 3日 (土)

「大ナポレオン展 文化の光彩と精神の遺産」in松本市美術館。

Napoleon3金曜日、仕事中にめずらしく「ちょっとヒマかも~?」って
感じの時間があって。で、「週末に大ナポレオン展を見に行こうと思ってて・・・」と向かいに座っている先輩に、チョロっと言ったら。なんと、その人がもう3回も“大ナポレオン展”を見に行っているということが分かり、しかも「このチラシ持ってくと割引してもらえるよ~」と写真のチラシまで頂いちゃいました。もうけた♪←せこい。というわけで、さっそく行って参りました~。
「大ナポレオン展 文化の光彩と精神の遺産 」
Napoleon2それにしても・・・中も外もすごい人でビックリ・・・!
Napoleon_2えー、さて展示について少々。フランス革命後の混乱を、その軍事指導者としての才能、政治的な才能で統制し国外へも勢力を広げていった、世界的のも名高いフランスの英雄、ナポレオン・ボナパルト(1769-1821)。
一方、文化・芸術にも強い関心を寄せていた彼の存在は、19世紀初頭のフランス文化、芸術の発展に大きな影響があったのです。彼の波乱に満ちた52年の生涯を、ナポレオンの主席画家らの肖像画や同時代の芸術品、自筆原稿・書籍・家具といった愛用の品々などとともに振り返ります。

この展示のなかでに印象的だったのが、エジプト遠征のさいにあの有名なロゼッタストーンが発見されエジプト研究の発展に貢献した、という点。去年の秋に東京までルーブル美術館所蔵エジプト展というのを見に行ってきてルーブル美術館のエジプト関係の研究とナポレオンに縁があることを知ったこともあって、改めて興味深かったです。
また、その政治的手腕などで成し遂げた多くの功績からフランスの人々の支持を集めて皇帝に即位したナポレオン。
・・・こんな話があります。作曲家ベートーヴェンはナポレオンのことをとても尊敬していて、交響曲の表題に<ボナパルトに捧ぐ>と書いたという、有名なエピソード。「交響曲第3番」―現在は<英雄>という名前で知られるこの作品、皇帝に即位したナポレオンに怒ったベートーヴェンは、この表題を破り捨ててしまった・・・というのも同時によく知られたエピソード。国外へも大きく勢力を広げたナポレオンでしたが、それを支えていたのはもちろん強大な軍事力でした。その軍を存続させるための戦争を続けざるをえなくなったというのもなんだか皮肉な話ではあります。・・・国民からの反発、そしてスペインとロシアでの敗戦。失脚したにも関わらずその後も人々のなかで“英雄”として存在し続けたナポレオンという人は、やはり人をひきつけてやまない、不思議なものを持っていたのかなぁとも思いました。

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2006年5月16日 (火)

「ダ・ヴィンチ・コード展」in六本木ヒルズ。

Davinch2先週の土曜日は映画を観るために東京へ行ったわけなんですが。せっかくだから、他にもどこかへ行こうかな・・・と思いついたのが、こちら。
「ダ・ヴィンチ・コード展」
六本木ヒルズ 森タワー52階
森アーツセンターギャラリーにて6月23日(金)まで。

小説または映画の『ダ・ヴィンチ・コード』に登場する名画や名シーンなどが再現された、デジタルミュージアム。
<Scene1・夜のルーブル美術館>
夜のルーブル美術館で館長が謎の死を遂げたところから物語は始まります。その場面が再現されていたり、『モナリザ』や『ウィトルウィウィス的人体図』、そしてロンドンとパリに1枚ずつ存在する『岩窟の聖母』の比較など。『ウィトルウィウィス的人体図』はローマ建築の基本は円形と方形の組み合わせであるというものを、人体に応用したものですが、これを見て思い出したのは円や四角、三角などの図形の組み合わせで動物を描いた絵手本を残している日本の浮世絵師・葛飾北斎。マルチな才能を持ったところなんかはよく似ているなぁと思いました。
<Scene2・暗号に挑戦>
チューリッヒ保管銀行に預けられたクリプテックスには、聖杯伝説の謎が。映画の中で使用された小道具・クリプテックスも展示されています。また、コンピュータ画面を使用して、暗号の解読を体験することができます。
<Scene3・名画に隠された暗号>
シャトー・ヴィレットで明かされる、名画の秘密と聖杯伝説の謎。キリスト教の歴史と名画に隠された聖杯の正体へ迫ります。キリスト教や宗教画、映画や小説に登場する言葉について、タッチパネルで操作して調べることができます。
<Scene4・『ダ・ヴィンチ・コード』の風景>
フランス・イギリス・スコットランド・・・小説に登場し、映画の撮影も行われた場所をデジタル映像で楽しめます。物語に登場するスマートカーも展示されていますが、コロンと丸くて小さなかわいい車です。
<Others・デジタルシアター『最後の晩餐』>
イタリア・ミラノにあるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ聖堂の本物を見上げているかのような感覚の実物大『最後の晩餐』オリジナル・ムービー。

映画公開まであと4日。
これから小説を読み直そうと思っていますが、風景とか名画とかのイメージをしながら読むのがすごく楽しみになりました。

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2006年3月11日 (土)

「造形集団海洋堂の軌跡」in松本市美術館。

mcamそれはほんの偶然だったんですが。調べたいことがあって(ちょっと先なんですが、「大ナポレオン展」が松本に来るっていうのを新聞で読んで詳しいことが知りたいなぁと思って)美術館のHPを見に行ったんです。そうしたら・・・なんだか面白そうな特別展をやってるじゃないですか??コレは是非行かねば!ってことで出かけて来ました~。

「造形集団 海洋堂の軌跡」

kaiyodoフィギュアとか食玩(おまけのことね)とか、じつはそれほど興味があるんでもなかったり、ましてや詳しくなんてないんですけど。最近、コンビニで買ったペットボトルのお茶についていた恐竜模型(ダイノテイルズ6)mokei2 これをはじめて自分で組み立ててみて
すごく良く出来ているなぁ~と感動して。今回の展示では、この写真と同じものも展示の中にあって。コレを見つけたときはちょっとした感動でしたね~。なにせ自分で組み立てたのと同じものがガラスケースに収まってるんですから。壁一面に作られたガラスケースにも、たくさんのフィギュアが展示されていて。小さいのに、本当に細かいところまでよく出来ていて、リアル。いくら見ていても飽きないです。
こういう緻密で、細部にまでこだわった仕事っていうのは日本人ならではという感じがして、日本人がもっともっと世界に誇っていくべきじゃないかなぁと思ったりして。
・・・食玩が世間で広く注目され始めた頃。私はお菓子を中心に食品を扱う卸(おろし)・小売業の会社で働いていました。チョコレートのおまけだった「日本の動物コレクション」が一大ブームを巻き起こした時で、ここから他にも、ガンダムだとか不二家のペコちゃんだとか色々なキャラクターのおまけが付いたお菓子がすごく注目されるようになって。
そんな「食玩ブーム」の火付け役となったのが、海洋堂だったのですね。仕事に関わりのある話題だったもので、テレビなんかで取り上げられると「おっ?」と思って見たりしてました。

・・・でも、それからしばらく(というか数年)そんなことは忘れて過ごしていましたが(とかいいつつお茶犬のストラップとか、笑点メンバーのフィギュアを集めたりしてた時期もありましたが^^;)、思いもかけず、この海洋堂という名前を目にすることになったのです。それは昨年公開の映画『ローレライ』。ここに出てくる「伊507」という潜水艦の特撮用の模型製作に協力していたのですね、海洋堂が。展示室の入り口に社長の宮脇修一さんの写真があったんですけど、それを見て「あっ『ローレライ』の特典DVDに出てた人!」って思っちゃいました。
映画公開にあわせて発売されたフィギュアも展示されていました。・・・あぁ欲しかったけど置くところないし・・・って諦めたんだったなって思いつつ、しばらくガラスケースの前にしゃがみ込んで見つめてしまいました(・・・挙動不審者でスミマセン・・・)。

展示は、1964年に大阪府守口市でたった一坪半のスペースでプラモデル屋としてスタートした海洋堂の歴史を辿るかたちになっていました。この中で私が足を止めたのは『新世紀エヴァンゲリオン』のフィギュア。10代の後半あたりにすごく流行っていたアニメで、テレビで放送してたのはよく見ていたし、レンタルビデオでも見たし。すごく懐かしい気分になりました。

※関連リンク
株式会社海洋堂のHP 
「造形集団海洋堂の軌跡」公式サイト 展示の様子が写真で見られます。
松本市美術館のHP 特別展は5月7日(日)まで。イベント情報あります。

※当ブログ内リンク
恐竜模型図鑑(海洋堂ダイノテイルズ6)
映画『ローレライ』

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2006年2月17日 (金)

雨の善光寺参り。

zenkojiASKAさんのライブのために長野へ行ってきました。

ここ数年の間に、長野へは年に一度くらいの割合で行ってはいるのですが、観光地らしいところへはまったくと言っていいほど行ってなかったんですよね。・・・それで、今回は少し早い電車で長野に着いたのと、善光寺の方面に用事があったのでついでといってはなんですが、善光寺へも行ってみることにしました~。

平日(木曜日)だし、雨は降ってるし・・・というせいか善光寺へ着いたものの人はいないし寂しい感じ。天気が悪く、こんな暗い写真しか撮れませんでした。と天気のせいにしてみる^^;
・・・写真は本堂を正面から映したものです。
前に善光寺に来たのっていつだっただろう・・・?と思い返してみたら、小学校の5年と
か6年くらいの時、家族旅行で来たんだったなぁというのを思い出しました。もう15年以上前なんだ・・・。その時は両親と妹、8年前に亡くなった父方の曾祖母が一緒で、善光寺のあとで北向観音へも行ったんだったなぁ。家でも熱心に仏壇に向かっていた曾祖母がこの時も一生懸命に手を合わせていたことを思い出しました。
zenkojimap
善光寺といえばお戒壇めぐり。本堂の入り口で内陣券というチケット(写真手前)を買うと、本堂の内陣への参拝、内々陣の参拝とお戒壇めぐりができるほかに本堂の左手にある経蔵(重要文化財)と、本堂の先にある日本忠霊殿(善光寺史料館)の見学もできるので大人券は一人500円ですが、結構お得かもしれません。・・・まぁ、お得と感じるかどうかは個人の価値観にも関係してくると思うのですが。
・・・見られるものは全部見てくる、そしてブログのネタにしようという主義(・・・)の私はもちろん全部見てきましたとも~。

お戒壇めぐり 子どもの頃に2回ぐらい行っているものの、真っ暗な中でたくさんの人に囲まれてぞろぞろ歩いたっていう記憶しかなくて。今回は一人だしあまり人もいないし・・・コワイかもと思いながらも入ってみました。
ご本尊の安置されている瑠璃壇の下の真っ暗な回廊を通って、途中で極楽の錠前と呼ばれるドアの取っ手のようなものにさわる事で、秘仏であるご本尊とお近づきになる、ということのようです。数年前までは『リング』とかのホラー映画も好きだったんですが、最近は苦手になってしまって(その頃見すぎて恐怖が募ったとも言える)、暗いところは苦手なのでちょっと不安はありましたが・・・思ったよりも怖さはなくて。
つまり、ホラーでいうところの暗闇って、「ナニか」が出てくることが前提ですけどもお戒壇めぐりはそうじゃないので、わりと平気でしたね~。無事に極楽の錠前にもさわってくることができました。

経蔵(重要文化財)
本堂の正面左手にあって仏教の経典全てを網羅した一切経というものが収められているそうで、この建物の中には、コマのような形をしている輪蔵(りんぞう)という書庫があり時計回りの方向に回すことができ、これによって一切経を読んだのと同じ功徳が得られるのだそうです。

日本忠霊殿(善光寺史料館) 戊辰戦争から第二次世界大戦までの戦争で亡くなった人々の霊を祀っているのだそうです。そして地下は史料館になっています。
ここで私が面白いなと感じたのは様々な絵馬です。絵馬というのは感謝や願いをこめて仏神に奉納する額のことをいいますが、それより以前は本物の馬や造り馬を奉納していたものが、馬の絵を描いた額になり、やがて馬以外の絵を描いたものに変化していったものだそうです。四十八度大願成就という名の蓮の花が描かれた
美しい絵馬は善光寺へのお参りを四十八度できたことを如来様に感謝して奉納されたそうです。とても強い意思と信仰心がなければ出来ないことだと思います。
・・・また変わったものでは和算という絵馬がありました。和算とはその昔、日本人が独自に研究した優れた数学のことですが、この絵馬には5つの図形が描かれその解き方と答えが記されています。江戸時代に盛んになったこの和算、微分・積分などにあたるものまで研究されていたらしく、ひとつの問題を解くのに1年とか2年、場合によってはそれ以上の年月を要したこともあったそうで、そういった問題が解けたときにそれを仏神に感謝してこういった絵馬が奉納され、こういった絵馬を算額というそうです。
今でも「○○大学に合格できますように」なんて絵馬に書いて奉納したりしますが「お陰様で合格できました」という絵馬もアリなんだなっていうのを思ったりしました。
この史料館では「般若心経一字写経」というものをやっています。般若心経の中から一字だけ選んで写経して願い事を書いて納めるのです。私は今年も色々なものと出会って知識を深めたいという願いを込めて「識」という字を選びました。
omikuji
・・・さて、最後におみくじをひいてみました。普通のおみくじは1本100円ですが、お守りがついていたりする200円とか300円のおみくじがいろいろとありました。まぁおみくじ自体は普通のと一緒なんですけどねぇ・・・。
私は200円の血液型おみくじをひいてみました。結果は吉。まぁまぁじゃないでしょうか・・・。
入っていたのは招き猫のお守り。商売繁盛とか、あと財宝を呼び込むとかのご利益があるそうで・・・お財布の入れておくことにします。・・・買い物の時に間違って小銭と一緒に出しそうな気がするけど^^; ・・・なんだか予想外に楽しんだ善光寺参りでした~。

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2006年2月 5日 (日)

「書の至宝-日本と中国」展

sho2東京国立博物館・平成館で行われている
特別展 「書の至宝-日本と中国」展に行ってきました。
sho朝の10時前だというのに、すでにたくさんの人が展示の前で列を作り大変な混雑ぶりでした。こうなるんじゃないか、と予想して朝一の電車で上京したんですが・・・。

展示は、中国で「甲骨文」として生まれた文字の始まりから、時代・書体などに沿って日本・中国の書作品の名品が一堂に会したもので、ほんとうになかなか見ごたえのあるものでしたが、何しろすごい混雑だったので全てをじっくり見ることが出来なかったのが残念でした。

今回、私が楽しみにしていたのが4世紀に中国で活躍した 王羲之 (おう・ぎし)という人の作品でした。王羲之は、中国を代表する書家として広く知られていて唐の時代には太宗皇帝が彼の書を酷愛し「古今の冠」と大いに褒めたことから「書聖」といえば王羲之の代名詞となったというほどの大変有名な書家です。彼の作品は草書で書かれた手紙の類いが中心ですが、真蹟(実際に書かれた直筆のもの)は現在一点も残されていないのです。今回の展示でも真蹟から写された墨拓などによって今はない、王羲之の素晴らしい書の世界を堪能することが出来ます。

・・・私が王羲之に出会ったのは高校の書道の授業でした。書道展に出す作品を決めることになり、その時目にとまったのが 「十七帖」 (じゅうしちじょう)という王羲之の作品だったのです。流れるような線の美しさに惹かれました。

「十七帖」とは、太宗皇帝の収集した三千通を超える王羲之の尺牘(せきとく)と呼ばれる行書・草書で書かれた手紙の類いを分類・整理一巻二・三十通にまとめたものが八十巻あったと伝えられていて、その中で「十七日先書」という言葉で始まるものをこう呼んでいます。二十九通の尺牘の収められたこの巻は草書の単体で書かれ、草書の骨格を学習する上で模範ともされている作品といわれているようです。

小さい頃から書道教室に通っていたのですが、書道を本当に面白く感じたのはこの頃だった気がします(書道教室の先生ごめんなさい・・・)。
王羲之がどんなすごい書家なのか、とかそんなことは一切知らず、その美しさにただ惹かれました。それを知ったのは短大で卒業研究に王羲之の「十七帖」を選び、書家や作品について調べた時です。意味や書かれた字についてはよく解らないこともありますが、そうであっても人をひきつける書の魅力。ずっと離れていた書道ですが、なんだか今、とても書道をもう一度はじめてみたい、そんな気持ちにさせられました。

※「書の至宝-日本と中国」展は、2月19日(日)まで東京・上野の東京国立博物館で開催されています。詳しくはこちら東京国立博物館HOMEにて。
                                                                   
waraku1(参考)
小学館 『和樂』1月号
特集として
 東アジアが生んだ世界最高峰の美
 「書」を愛でる、「書」を遊ぶ
日本・中国の書の名品にふれ、書の歴史も解り易く紹介されています。
詳しくはこちら小学館『和樂』HP

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2005年11月18日 (金)

『北斎展』in東京国立博物館。

hokusai1 東京・上野の東京国立博物館(平成館)で行われている

『北斎展』に行って参りました。

朝10時過ぎ頃到着したのですが、すでにスゴイことに!

平日のためか、年配の方達が多かったようですが・・・。

それにしても、「どこから湧いてきたんだ!?」っていうくらいの混雑。

hokusai2

・・・っていうか、私もそのうちのひとりか・・・。

会場になっている東京国立博物館の平成館のロビーから

二階への大きな階段には、その階段にも負けないくらいの

こんな大きな幕が・・・。

これか