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おしらせ

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文化・芸術

2017年7月29日 (土)

直虎から直政へin江戸東京博物館

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今年の大河ドラマにちなんだ特別展を観てきました。

2017年NHK大河ドラマ「おんな城主直虎」特別展
「戦国!井伊直虎から直政へ」
江戸東京博物館にて
2017年7月4日(火)-8月6日(日)

今年の大河ドラマ「おんな城主直虎」にちなんで、井伊家の成り立ち、井伊家を取り巻く今川・徳川・武田などに触れつつ、家康の信頼を得て彦根藩初代藩主となった井伊直政と、その直政を養育したとされる直虎とその周辺についてくわしく触れる展示。
音声ガイドのナレーションはドラマで龍潭寺の南渓和尚を演じる小林薫さん。ということでウキウキしながら借りて、そちらも楽しく聞きながら展示を見ました。
この特別展が開催されている会期中は、直虎が様々な問題を家臣や領民と協力して乗り越えながら井伊家の領地である井伊谷を治めるべく奮闘しているところ。今川から様々な難癖をつけられながらもその危機を辛くも乗り切り、先代当主であった直親の遺した子・虎松(のちの直政)を守った直虎の代があればこそ、その後幕末まで彦根を治める井伊家に繋がった…と思うと、凄いことだなあと思います。
この特別展の目玉は、唯一確認されている直虎直筆と思われる花押入りの書状。その書状を書くに至る経緯もドラマでは描かれていくわけですが、想像するだけでも辛いことです。
また、ドラマではまだ描かれていない(というか直虎が表舞台から去ったのちのことをどれくらい描く予定なのかわかりませんが)、成長した直政が家康と出会いその信頼を勝ち得ていくところを想像して、胸が熱くなりました。

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展示室内はほとんど写真撮影禁止でしたが、一部、撮影できるエリアがありました。
その展示品のひとつがこちら。直政の父・直親が、今川の手から逃れるため過ごしていた信濃から戻る途中にとう留した地で寄進したという「青葉の笛」。このほかに、直親の木像などがありました。
また、井伊の赤備えには家康が武田家の家臣を井伊の家臣にしたところにあると知り、そういえば、昨年の大河ドラマ「真田丸」の主人公である真田も赤備えでしたが、もともとは武田の家臣でした。天下統一への道のりのなか、滅びていった家もたくさんあるわけですが、実は、その末裔や家臣は有力な勢力に身を寄せて生き残っていった…というところを色々考えさせられるなあとも思いました。

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おまけ。久しぶりに江戸東京博物館に行くということで、特別展を観る前に常設展示もひとまわりしてきました。写真は浅草十二階こと凌雲閣、それから鹿鳴館・ニコライ堂の動く模型。
凌雲閣は、今年読んだ江戸川乱歩さんの「押絵と旅する男」の舞台のひとつとして登場して、読みながら、そういえば江戸東京博物館にかなり大きな模型があるのを前に行ったとき見たな…と思ったので、久しぶりに見ることができて良かったです。

今ハマっている大河ドラマに関する特別展を観るのが目的でしたが、他にも自分にとって楽しいものが色々あって良かったです。

2017年7月 5日 (水)

「ガレのジャポニスム」展in北澤美術館

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久しぶりの訪問。


創設35周年記念
「ガレのジャポニスム」展
北澤美術館にて
2017年4月3日(月)-2018年3月31日(土)

ジャポニスム…それは日本の開国をきっかけに海を渡った日本の浮世絵や焼きものなどがヨーロッパにもたらした日本ブーム。その色遣いや構図はその後のヨーロッパの芸術に大きな影響を与えたといわれています。
今年度の北澤美術館の展示は、たくさんある所蔵品のそんな日本美術の影響を受けた「ジャポニスム」関連の作品をたくさん観ることができる内容。
ガレの作品には花や草木などの植物やトンボやバッタなどの昆虫をモチーフにしたものが印象的。こういうものに焦点をあてるところが、日本の美術にも通じるものがある気がします。これが日本人の文化らしいところではありますが、個人的には、ヨーロッパの人が誰もこういう美的センスを持っていなかったわけではないだろうけれど、日本の美術に触れることで、自分のなかにある、何気ない身近なものを素敵だなあと思う部分に気づいた人がいた、という感じなのかなあ…と思うところがあります。
昨年訪れたときの展示は、どちらかというとドーム兄弟の作品が多かったので、ガレ作品を久しぶりにたくさん観て、すごく堪能できたなあという満足感に充たされました。
また、今回はボランティアガイドの方の説明とともに展示を観て回る機会があり、北澤美術館のいちばんの目玉である「ひとよ茸ランプ」が世界的に貴重といわれる理由、ガレが用いた工法についての詳しい説明など、たくさんの興味深いお話をお聞きすることができて、ますます作品を観るのが楽しくなる充実の時間を過ごすことができました。
また、2階の日本が展示室では大好きな東山魁夷さんの「夕べ」「白夜」「磯」を観ることができました。昨年訪問したときにも観ることができなかった「晩鐘」にはまたまた出会えなかったのですが、またの機会を楽しみにしようと思います。

2017年7月 4日 (火)

ブリューゲル「バベルの塔」展in東京都美術館

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上野にて。

ブリューゲル「バベルの塔」展
東京都美術館にて
2017年4月18日(火)-7月2日(日)

天に届く建設しようとしたものの神の怒りを買い言語をバラバラにされた人々は散り散りになり、塔は完成しなかった…。旧約聖書に登場するこの塔を描いたオランダの画家、ピーテル・ブリューゲル1世の「バベルの塔」を観に行ってきました。
ブリューゲルと、ブリューゲルが影響を受けたヒエロニムス・ボスによる油彩画などをたくさん観た、最後の最後に現れた「バベルの塔」は、想像したよりも小さな作品に感じましたが、そのサイズゆえに、その緻密さが際立つようでびっくりさせられました。
奇想天外な生きものがたくさん描かれた版画など…お目当ての「バベルの塔」以外にも印象的な作品がたくさんあり、不思議な世界に迷い込んだような、なかなか刺激的な時間になりました。

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おまけ。
東京タワーと通天閣を手前に置き、その大きさを比較したパネル。
東京タワーはともかく、なぜ通天閣?と思ったのですが、東京のあと大阪でも「バベルの塔」展が行われるから…だったのでしょうか。
大阪会場は中之島の国立国際美術館、会期は7月18日(火)-10月15日(日)です。
グッズ売り場で見かけたTシャツ、普段こういうものはあまり買わないのですが、このデザインは好きだなあと思い、つい(苦笑)。着るのが楽しみです♪

2017年6月 3日 (土)

東山魁夷館「東山魁夷 永遠の風景」

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休館前に行ってきました。

「東山魁夷 永遠の風景」
長野県信濃美術館 東山魁夷館にて
2017年3月30日(木)-5月30日(火)

改修のため、5月31日から休館する東山魁夷館、その前の特別展。
所蔵作品のコンディションを維持するために、展示期間はひとつの作品あたり1年に2か月間になっていますが、今回は、所蔵されている本制作(展覧会等に出品するために描かれた作品)すべてを一度に観ることができる展示。
それぞれの作品をじっくり見つつ…、普段はいっぺんに並ぶことがない作品の数々が並んでいる様子、年に6回通うのがここ数年の習慣になっていた者にとっては、それがまた貴重な光景という感じもしました。

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最初に休館を知ったのは昨年末で、最初、しばらく観に行くことができないんだなあという寂しさを感じましたが、魁夷さんの素晴らしい作品に出会うことのできる素敵な場所としてたくさんの人から長く愛される場所であるために、必要なお休みの時間。再びここを訪れる時が来るのを楽しみに待ちたいと思います。

2017年6月 2日 (金)

信濃美術館「花ひらくフランス風景画」

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行ってきました。休館前最後の絵画展。

「花ひらくフランス風景画」
長野県信濃美術館にて
2017年4月15日(土)-6月18日(日)

全面改装のため、10月から休館する信濃美術館。
その前最後の絵画展は、フランスでの風景画の歩みをたどるもの。
風景画が、フランスというか西洋では比較的新しく世に認められたジャンルだというのは、絵画に興味を持つようになってから知って驚いたのですが、風景を描きたいと思う画家の人たちは、宗教画や肖像画の背景として精一杯の主張をしていた…と思うと、その努力がなんだか涙ぐましいなあと思ってしまうのは、私だけでしょうか(苦笑)。
この展覧会は、そんな涙ぐましい時代から、風景画が絵画のジャンルとして認められて行くまでの過程が分かりやすく観られて興味深かったです。
以前はモネぐらいしか分かりませんでしたが、コローやシスレーなども目にしたり興味を持つ機会が増えて、そのきっかけのひとつにこの信濃美術館での絵画との出会いがあった気がします。そんな大切な存在である美術館が、休館明けにどんな姿になるのか…今から楽しみです。

2017年5月 1日 (月)

ごく私的なイベントメモ(2017年分)

「イベントメモ」についての説明
この記事は、私がこれから出かける、もしくは購入する予定のものなどをまとめたメモです。2013年中は追加・変更があれば随時加筆修正し、日時を修正していきます。
個人的な備忘録的(もしくはまとめ的)性格の記事であるため、コメント、トラックバックとも基本的に受け付けておりません。コメント、トラックバックは各記事もしくは関連のある記事へお願いいたします。※ただし、コメントにつきましては、投稿できそうな記事がないときや、コメントを投稿するのにこの記事がいちばんふさわしいと思われるとき(何月何日の○○のイベントに私も参加します、など)のみ書き込みをお願いいたします。ここまでに記した内容にそぐわないと判断したコメントにはお返事いたしません。
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◇チケットが取れていないもの、もしくは購入するかどうか決めていないもの。
◆チケットが取れているもの、もしくは購入することが決まっているもの。
(↑この2つのマークが付いたものは、このページから後日削除されることがあります)
☆すでに出かけたもの、もしくは購入したもの。
★このブログに感想記事が更新されているもの。タイトルから記事へリンクしています。

更新記録
2016.12.31 記事作成、11件登録
2017.01.02 記事公開
2017.04.30 8件追加、9件リンク追加、1件変更、1件削除
2017.05.03 1件リンク追加

★1月21日(土)18:00
古武道新年会 vol.3
世田谷パブリックシアター(東京)

★(2016年)12月10日(土)~1月29日(日)
東山魁夷「習作 十二景」-彌生会とその時代
東山魁夷記念館(千葉)

★2月9日(木)~3月28日(火)
東山魁夷館平成28年度第Ⅵ期常設展示「芸術の世界に年齢はない」
東山魁夷館(長野)

★2月18日(土)13:00
俺たち賞金稼ぎ団
THEATRE1010(東京)

★2月28日(火)13:30
藤原道山「風雅竹縜」
浜離宮朝日ホール(東京)

★2月3日(金)-3月26日(日)
江戸の絶景 雪月花
太田記念美術館(東京)

★2月22日(水)-5月22日(月)
草間彌生 わが永遠の魂
国立新美術館(東京)

★3月8日(水)~6月5日(月)
国立新美術館開館10周年・チェコ文化年事業
ミュシャ展
国立新美術館(東京)

★3月10日(金)18:30
古武道 10th Anniversaryコンサート
館内ホール(横浜)

◇3月30日(木)~5月30日(火)
東山魁夷館改修前特別展
東山魁夷永遠の風景-館蔵本制作一挙公開-
東山魁夷館(長野)

◇4月3日(月)-2018年3月31日(土)
ガレのジャポニスム展
北澤美術館(諏訪)
(1月24日(火)-4月24日(月)北澤コレクション名品展 春)

◇4月18日(火)~7月2日(日)
ボイマンス美術館所蔵
ブリューゲル「バベルの塔」展
東京都美術館(東京)

◆4月26日(水)13:00
ハムレット
東京芸術劇場プレイハウス(東京)

◆5月17日(水)14:00
ハムレット
松本市民芸術館主ホール(松本)

◆6月7日(水)13:30
藤原道山×SINSKE「四季-春夏秋冬-」
浜離宮朝日ホール(東京)

◇7月14日(金)19:00
藤原道山×SINSKE「四季-春夏秋冬-」
熱田区文化小劇場(愛知・名古屋)

◆7月29日(土)15:30
青島広志の「バレエ音楽ってステキ!」
Bunkamuraオーチャードホール(東京)

◆8月5日(土)18:00
軽井沢夏の宵の狂言
軽井沢大賀ホール(軽井沢)

◇11月26日(日)15:30
古武道 10th 十年祭ツアーファイナル
東京国際フォーラム ホールC

2017年3月24日 (金)

東山魁夷館平成28年度第Ⅵ期常設展示「芸術の世界に年齢はない」

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今年度最後の訪問。

東山魁夷館
平成28年度第Ⅵ期常設展示
「芸術の世界に年齢はない」
2017年2月9日(木)-3月28日(火)

今回のテーマは「芸術の世界に年齢はない」。
これは魁夷さんが50代の頃に新聞連載したコラムの最終回のタイトル。
これを書かれてから亡くなるまでの30年以上の間、制作を続けられた魁夷さん。
年齢を重ねたから新しいものはもう生み出せないということはなく、また、年が若いからといって年齢を重ねた人よりも良い作品が生み出せないということはないのでしょう。
初心を忘れず人間本来の素朴な暖かさを見失わずにいたいという魁夷さんの言葉は、何気ないようでいてハッとさせるような、きゅんとさせられるような視点を持つ、魁夷さんの様々な作品を瞼の裏に思い出させてくれます。

今回、本制作は代表作のひとつである「白馬の森」や唐招提寺の障壁画の準備をするなかで描かれた「桂林月夜」や「灕江暮色」、ヨーロッパの風景に取材して描かれた「静唱」や「春兆」や「窓」、そして絶筆の「夕星」など、素敵な作品たくさん。
なかでもとくに印象的だったのは「白馬の森」。東山魁夷館へ一年に何度も足を運ぶようになって、何度か目にする機会がありましたが、いつも、何か目に見えない境界線を引かれているように、絵のなかの世界はこちらとは別の、簡単には足を踏み入れられない場所だという思いを抱きます。今回展示されていた作品でいえば、「窓」のような、この絵のなかにパッと入り込んでそこに描かれているベンチに腰を下ろすことも簡単に想像できるような作品とは大きな違いがあるなあと感じます。そんな、風景を描くといっても全く違う世界を描くところが、魁夷さんの凄いところのひとつなのかもしれません。

ところで、偶然にも学芸員さんのお話を聞きながら作品を観るというイベントの時間に居合わせたので、「窓」「白馬の森」「夕星」そして唐招提寺障壁画の準備作について、お話をお聞きすることができました。今までも、自分なりの感覚や想像力でそこに描かれているものから色々なものを感じ取ろう…と思いながら作品を観ていましたが、専門的な知識を持つ方ならではの説明や解釈に触れることで、また新しい視点を得るきっかけになった気がします。とくに、障壁画を手掛けるにあたって、魁夷さんが不慣れであった水墨画に少しずつ取り組んでいた方法が興味深かったです。

さて、今年度の常設展示はこれで最後。
実は来年度、改修工事のため5月31日から長期休館に入る東山魁夷館。
それを前に、こちらに所蔵されている本制作がいっぺんに見られる特別展が開催される予定。楽しみです。

2017年3月23日 (木)

江戸の絶景 雪月花

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草間彌生展とミュシャ展を観てから、少し時間が余ったのでこちらへも。

「江戸の絶景 雪月花」
太田記念美術館にて
2017年2月3日(金)-3月26日(日)

江戸時代、江戸市中や全国の景勝地など「絶景」を描いた浮世絵を「雪」「月」「花」「山と水辺」「寺社」のテーマに分けて紹介する展示。
自分ではなかなか訪れることのできない場所、見ることのできない光景…、そういうものを何か別の方法で見てみたい…、例えば写真や映像で…。
そういう気持ちは現代でもたくさんの人が持っていると思うのですが、江戸時代には現代よりももっと、その制約は大きかっただろうなあと想像することは難しくありません。そんななかで、ここで紹介されたような浮世絵は、現代で例えるならば、旅行のガイドブックや写真集などの本、各地の様々な風景・風物を紹介する旅行番組や、そういったものを織り込んだ映画やドラマなど…ということになるのかもしれません。
そして、浮世絵の凄いところは、もしかすると写真や映像に写し取るよりも、大きなものをより大きく、高いところにあるものをより高いところにあるように、効果的に描くことができるところではないでしょうか。それによって、江戸の人々はもちろん、現代を生きる私たちもそこに描かれた風景への憧れを掻き立てられるのではないかと…、江戸時代の人々が楽しんだ「絶景」を眺めながら思いました。

2017年3月22日 (水)

ミュシャ展

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草間彌生さんの展覧会を観て、すぐこちらへハシゴ。

「ミュシャ展」
国立新美術館(企画展示室2E)にて
2017年3月8日(水)-6月5日(月)

チェコで生まれ、パリでアール・ヌーボーを代表する芸術家のひとりとして成功をおさめたアルフォンス・ミュシャ(チェコ語ではムハと発音)。彼が晩年、故郷に戻って取り組んだのがスラヴ民族の歴史、苦難と栄光を描く作品群「スラヴ叙事詩」でした。
今回の展示のメインはこの「スラヴ叙事詩」全20作の展示。チェコ国外では世界初です。
ミュシャのことは、女性と花を描いたリトグラフでずいぶん昔から知っていましたが、強く興味を惹かれたのは、ある本で「スラヴ叙事詩」をはじめとする油彩画を見たときからでした。それがここ1~2年くらいのことで、この間に、ミュシャ作品をたくさん所蔵している大阪・堺市のミュシャ館を訪れたこともありました。
そこへこの展覧会の開催。リトグラフなどはタイミングさえあれば他でも見る機会はまたあるかもしれない、でも「スラヴ叙事詩」に関しては、もしかしたら私が生きている間にもう二度とないかもしれない大変貴重な機会で、開催を知ってから本当に楽しみにしていました。
入ってすぐから始まる大きな作品の数々に心を奪われ、いつかこの目で見られたらいいなあと思っていた作品が目の前にあることを実感して胸がいっぱいになりました。スラヴ民族のたどった歴史、宗教観、人々の姿…。スラヴ民族の歴史について、私は多くのことを知っているわけではないのですが、細部まで丹念に描きこまれたひとつひとつの作品にかけられたであろうあらゆる労力を思うと、ミュシャが自分の属する民族にどれだけの思い入れを持っていたのかということを、ひしひしと感じ圧倒されました。

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大切なこの作品を日本に送り出してくださったチェコの方々、この作品を迎えて展覧会を開きたいと願い続けた日本の人々。そういうたくさんの人々の力、そして思いによって、ふとしたきっかけでこの作品を知った私のような者も大変貴重な機会に恵まれ、感謝の気持ちでいっぱいです。
パリで活躍したころのリトグラフやチェコに帰国してからの「スラヴ叙事詩」以外に手掛けたたくさんの作品を目にすることも出来ました。ミュシャに心惹かれる人であれば楽しめないわけがないと言える、ミュシャを堪能できる大変素晴らしい展覧会でした。

2017年3月21日 (火)

草間彌生 わが永遠の魂

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横浜でコンサートを聴いたついでに。
六本木へ。国立新美術館を訪れました。
こちらでふたつの美術展を観ました。
今回はまずこちらを紹介。

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「草間彌生 わが永遠の魂」
国立新美術館(企画展示室1E)にて
2017年2月22日(水)-5月22日(月)

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世界を舞台に活躍するアーティスト、草間彌生さんの日本初公開の130点、また初期から現在に至るまでのたくさんの作品で、草間さんらしい芸術の世界を体感することができる展覧会。
草間さんの作品は、素晴らしいとか美しいとかいう印象を万人が抱く、というタイプのものではないかもしれません。
私も、ものすごく好きか、と問われれば何とも言えない部分も正直なところあります。が、しかし。数年前、草間さんの故郷である松本市での展覧会で草間さんの作品にたくさん触れて以来、なぜかそんな気がしています。
一枚の絵として描かれたものから空間を形づくるようなものまで、様々な作品を観ていると、草間さんにとって、生まれ育った信州や日本は狭すぎたんだろうという気もするし、命がけで向き合ってきたと言い切れるものを持てていることが、凄いし羨ましいなあと心から思います。

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屋外展示の「南瓜(かぼちゃ)」。無機質な色と形のビルをバックに、ポップでどこかグロテスクでもあるかぼちゃのオブジェがある光景は、なんだか不思議な感じ。

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