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おしらせ

  • 2007.1.23
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おさんぽクマさん春の庭

  • わーい
    春の陽気に誘われて、クマさんもおさんぽしてみました。

2007年春の訪れ

  • 綿帽子
    2007年、春の風景を集めてみました。

ほんだな

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2017年10月 7日 (土)

僕の好きな人が、よく眠れますように

Bokunosukinahitogayokunemuremasuyou

道ならぬ恋。だけどラブラブ。

中村航
「僕の好きな人が、よく眠れますように」

主人公の山田が所属する研究室に1年間限定でやってきたゲスト研究員のめぐ。ふたりの距離は次第に近づいていく…というお話。
でもこれっていわゆるいけない関係ですよね?という正論はひとまず横に置いておくことにsて…、こういうさらりと読める文章で綴られる恋愛ものは嫌いじゃないです。とはいえラブラブなふたりの会話はかなりむず痒く、「山田さん好き」とずーっと言い続けるめぐが帰省先では「彼」とどう過ごしているのか想像するとちょっと怖いなあという思いはやっぱりあります。そういう関係でありながら、ふたtりのラブラブっぷりがカラッとしているのは、めぐと「彼」のl距離の問題なのかもしれません。
個人的には、山田がアルバイト先で出会った木戸さんが面白くて好きでした。木戸さんの家のことを「木戸部屋」って呼ぶのが相撲部屋みたいで可笑しかったのもツボでした。

2017年10月 6日 (金)

ときめく金魚図鑑

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まるごと金魚。

写真・文:尾園暁/監修:岡本信明
「ときめく金魚図鑑」

タイプ別に金魚の種類を紹介しつつ金魚の飼い方や金魚愛好家の世界まで紹介する本。
金魚を飼ったりしている方からすればよく知っている品種が畝飛んでなのだろうなあと思うのですが、金魚といえば昔、金魚すくいの時に見た小さくて赤いのや黒い出目金、小学校の頃に教室の水槽や小さな池に泳いでいたものくらいしか知らなかった私としては、こんなにも多種多様な金魚がいるということにまず驚きました。
金魚好きなカメラマンの方が撮った写真だからか、どの金魚も美しさや表情の可愛らしさなど魅力が存分に引き出されている感じで楽しかったです。個人的にはどんぶり金魚のピーちゃん(白がち琉金)のエサをおねだりする表情がお気に入り。金魚がわりと人に慣れる生き物で、種類によってはエサやりのとき目が合うものもいることなど、非常に興味深い内容が沢山ありました。

2017年10月 5日 (木)

3月のライオン⑬

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人それぞれ、それぞれの道。

羽海野チカ
「3月のライオン」第13巻

この巻は主人公の零が脇役に感じられるくらい(なにせ零の対局に関しては「いい辻井さんの日だったから」で済まされるという扱い・苦笑)、宗谷との対決に闘志を燃やす二階堂と、勝負にのめり込み負けず嫌いな面を見せる宗谷の対局が凄かったです。
今回は対局中の宗谷だったり、滑川や香子といった色々な人の内面が少しずつ描かれていたのが印象的でした。こういう風に色々なキャラクターを掘り下げて描くことで物語の空気が濃くなっていく感じ、とても好きなので、今後を読むのもとても楽しみです。
あかりを巡る三角関係(?)も気になるところですが、多感な時期に両親の関係がこじれていく様子を見てしまっている件がかなり根深そうです。とはいえ、両親と自分は必ずしも同じ道を辿るとは限らないと気づけるような展開があって前に進めると良いなと思います。

2017年10月 4日 (水)

誰かが足りない

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同じ場所へ、同じ時間に。

宮下奈都
「誰かが足りない」

とても美味しいと評判のレストラン「ハライ」。この店に、同じ日の同じ時間に予約を入れた6組の人々のお話。
予約時間のほんの少し前、それぞれのテーブルにはそれぞれ誰かが足りなくて、その「誰か」を待つ人々。レストランや電車やバスの車内など、色々な人が色々な場所からそれぞれにやってきて居合わせる場所に自分が身を置いたとき、現実にふと思うような、周りのこの人たちはここまでの間にどんなことがあったのか…そして自分自身もまたその一人であるということ。それが宮下奈都さんの書く独特の静かな雰囲気を漂わせる文章に乗せられて、なんとも言えない魅力を感じさせる作品。
本屋大賞に選ばれた「羊と鋼の森」もその文章を楽しみましたが、個人的にはこちらの方が好きかもしれません。

2017年10月 3日 (火)

シティ・マラソンズ

Citymarasons

走るということ。

三浦しをん/あさのあつこ/近藤史恵
「シティ・マラソンズ」

ニューヨーク、東京、パリ。それぞれの都市で開催されるマラソン大会をテーマにしたアンソロジー。
挫折感や悩みを抱える主人公が、自ら走ったり、走る人を陰から支えたりするのをきっかけに前向きになっていくところが、みっつのお話に共通していた感じでした。
私がもしマラソンを走るなら、このなかでならパリマラソンに出てパリの街並みのなかを走ってみたいです。とはいえマラソンを走るが体力ないので無理ですけど…(苦笑)。

2017年9月29日 (金)

校閲ガール トルネード

Kouetsugirltrunede

シリーズ3作目。

宮木あや子
「校閲ガール トルネード」

校閲ガール3作目。
念願のファッション誌での仕事に忙殺されることになった悦子。
悦子の周りの人、そして読者。みーんな気づいていた気がしますが、自分には校閲の仕事が向いてるし好きだとようやく気がついた悦子。校閲してる悦子の姿はこの物語らしいところです。
アフロくん(幸人)との恋は進展もありながら、危うそうな展開になってきて気になるところ。自分らしい道を探りある決断をした同期の森尾だったり、悦子に対する言動に変化のある貝塚だったり…、なんだか気になるところがたくさんで、これはまだこのシリーズは続くということなんでしょうか?

2017年9月28日 (木)

きのう何食べた?⑬

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今回も美味しそう♪

よしながふみ
「きのう何食べた?」第13巻

自分の年齢を認めたくなくてお誕生日のお祝いを拒否するケンジ。つい笑っちゃいますが、分かる気もします(苦笑)。そして誕生日祝いのメニュー、定番ながらちゃんと手が込んでいてシロさんらしいです。
坦々うどんとか、春巻きとか、みそ味の雑炊とか、登場する色々なお料理がみんな美味しそうです。玉ねぎとじゃがいものみそ汁はうちでもよく作るのですが、さらにベーコンを入れて黒胡椒かけるものが紹介されていて、旨味が増しそうというか…みそ味の洋風スープを想像させます。
お料理も色々気になるところではありますが、ケンジの勤め先である美容院の店長にXデーが近づいてきている展開も非常に気になるところ。

2017年9月27日 (水)

七つ屋志のぶの宝石匣⑤

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新キャラクター登場。

二ノ宮知子
「七つ屋志のぶの宝石匣」第5巻

断捨離が行き過ぎて大変なことになってしまった人の宝石を志のぶの勘が守ります。断捨離もいいけど不便になりすぎてこれから人生を共にしようって人を悲しませたらいけませんです…(苦笑)。質種を受け出しに来ない常連客を心配する志のぶも、恩人に対して粋な心遣いをする顕定も、たまには役に立つ百合絵のマキシマム思考も素晴らしく、また、ミュ○○展や○・○・ランドとか、最近話題のものがあちこちにちりばめられてるのが楽しく、本当に読み応えのある一冊。
そして…顕定の仕事相手として登場したモデルの乃和がこの先どうお話に絡んでくるのか、そして、顕定に見せてない顔を持つ鷹が顕定の持つレッドベリルのことを知って今後のどんな動きを見せるのか…、続きが気になる展開。

2017年9月26日 (火)

建築探偵の冒険 東京篇

Kenchikutanteinobouken

建物と人。

藤森照信
「建築探偵の冒険 東京篇」

東京の街を歩き回った建築史家の人々が、発見した建物や街並みを記録する作業にまつわるエピソードを集めた本。藤森照信さんのことは、地元出身の建築家の方で、かなり個性的なデザインの建物をつくる方、ということでお名前やお顔、そしていくつかの作品を知っていましたが、書かれた本を読むのはこれが初めて。
ちょっと変わった建物や歴史のありそうな建物を目にして、オッ!と思うことはあっても、それ以上のことを深く考えたことはあまりなかったのですが、その土地柄や建物がつくられる経緯などがそれぞれにあるということにあらためて気づかされました。
聖路加国際病院の「路加」の意味や、パリの街を見て東京の新しい街づくりを夢見た渋沢栄一さんの人生について知ったり…、解説を書かれた山下洋輔さんは、藤森さんとの出会いをきっかけに新しい趣味に目覚めたそうで、私のなかにも、新しい世界というか、今までにはあまり興味がなかったような方面への知の欲求が広がるような感覚があありました。

2017年9月24日 (日)

セイレーンの懺悔

Seirennozange

もうひとつ、誘拐(?)事件。

中山七里
「セイレーンの懺悔」

女子高生の誘拐事件が発生し、「平成切り裂きジャック事件」に関する報道などで立て続けに問題を起こした帝都テレビ「アフタヌーンJAPAN」では、起死回生のスクープをものにするため、入社2年目の記者・多香美は先輩記者の里谷とともに取材を始める…というところから。
中山七里さんの作品の時系列としては、犬養刑事シリーズの1作目「切り裂きジャックの告白」と3作目「ハーメルンの誘拐魔」の間のお話のようです。
記者として未熟なうえに、報道という仕事上そしていち社会人として抱く義憤と、自分の家族に起こった過去の出来事が大きく影響する私憤とが入り混ってときに感情的になりすぎる多香美の言動はかなり危なっかしくてハラハラさせられます。そして、ハラハラだけでは済まない展開になり、ただでさえ窮地の「アフタヌーンJAPAN」はますます窮地に追い込まれていくわけですが…。
そんな危なっかしい多香美とは対照的に、経験豊富で多香美に自分の後を託そうとする里谷と、多香美と里谷の取材攻勢を冷たくあしらいつつも冷静に捜査を全うする宮藤刑事が魅力的な作品でした。とくに宮藤刑事はまた他の作品でも読みたいところです。

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