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おしらせ

  • 2007.1.23
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おさんぽクマさん春の庭

  • わーい
    春の陽気に誘われて、クマさんもおさんぽしてみました。

2007年春の訪れ

  • 綿帽子
    2007年、春の風景を集めてみました。

ほんだな

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2017年8月22日 (火)

野に出た小人たち

Nonidetakobitotachi

シリーズ2作目。

メアリー・ノートン
「野に出た小人たち」

人間から色々なものを「借りて」生活する小人シリーズ2作目。
大きな家の台所の床下の住み慣れた家を出ることになったアリエッティとポッドとホミリー。果樹園や原っぱを渡ってたどり着いた先で、新しい場所でなんとか自分たちの暮らしをしようとしながらもやっぱり現実は厳しかったり、そんななかで3人を助ける存在が現れたり、でもまた危機が訪れたり…、なかなかに波乱万丈な展開ではありました。
ずっと台所の床下で育ったアリエッティが自然のなかで自由を満喫する感じが微笑ましく、野原での暮らしを経て新たな展開を迎えたアリエッティたちがこれからどうなっていくのか…気になるところです。
そして、1作目の最後の方でメイおばさんの話に出てきた後日譚のなかのあれこれに説明がついて一応はすっきりという感じのなか、語り部が1作目のメイおばさんからこの2作目では原っぱの近くの古い家に住むトム・グッドイナフじいさんに移りました。3作目も多分そんな感じになりそうかなあという気がしますが、2作目を読んでみて、今回登場した野育ちの小人スピラーや3作目のタイトルの「川をくだる小人たち」など…スタジオジブリの映画「借りぐらしのアリエッティ」は1作目のエピソードを主に描きつつも、シリーズ全部のなかに登場する色んなものをあちこちに散りばめてるんじゃないかという気がしてきました。そう考えると読み進めるのも楽しみだし映画も見直したい気もします。

2017年8月16日 (水)

続・ヒーローズ(株)!!!

Heros2


2作目。

北河恵海
「続・ヒーローズ!!!」

ヒーローになりたい人のお手伝いをする会社のお話第2弾。
登場人物のことをかなり忘れてしまっていることに読みながら気づき、前作をおさらいしてから読めば良かったなあ…とちょっと後悔するところはありましたが、まあそれはともかく。
今回も色んな悩む人が出てきましたが、そこには、家族や身近な人を思う気持ち、思うがゆえにすれ違ってしまったりするところが描かれたりして、ぐっとくるものがありました。
そして主人公の修司は“普通さ”と“真面目さ”を買われ、ある仕事をある人から引き継ぐことになっていくのですが…、ということはまだこのお話続いていく感じなのでしょうか?もし続きがあるなら、いつか読めるのが楽しみです。

2017年8月12日 (土)

下鴨アンティーク⑥暁の恋

Shimogamoantique6

シリーズ6作目。

白川紺子
「下鴨アンティーク 暁の恋」

紅白の椿の花が落ちてしまう振袖、猿が逃げ出してしまった鶴亀の羽織、地の黒い夜の闇が梅の花を覆い尽くしてしまう帯。
今回も亡き祖母から受け継いだいわくつきの着物にまつわる謎を解き、着物に関係する人々の思いを知るなかで、鹿乃から慧への告白後にぎくしゃくするふたりの関係に置き換えていくようなところが今までの巻よりも多かった気がしました。途中、鹿乃と慧の気持ちや関係にボタンの掛け違い的なすれ違いが起こっていって、このまま駄目になったらどうしよう…!とハラハラさせられましたが、なんとか良い方向にまとまって良かったです。ある意味長い付き合いではあったふたりの、新しい関係の始まり。なんとも初々しかったです。
そして…良鷹と真帆が骨董品にまつわる謎を解くお話はいつもながらゾッとする感じに加えて直接的な危険が起こるところも怖かったです。そしてその祟り的なものの始まりの出来事があまりにも理不尽で残酷で気持ち悪かったです。祖父母や両親の死を経験して、妹の鹿乃を守ってきた良鷹。鹿乃と慧が新たな関係に踏み出し、ある意味肩の荷が下りた感のある良鷹の精神状態が気にかかるところ。続編ではその辺りが描かれていくのかなあという気もします。

2017年8月 6日 (日)

書店ガール6

Shotengirl6_2

書店員と本をめぐるお話、第6弾。

碧野圭
「書店ガール」第6巻

今回は前の巻から引き続き、取手の駅ナカ書店の店長・彩加とラノベレーベルの編集長・伸光が主人公。彩加は開店から自らが手掛けた取手店の閉店を告げられ、一緒に店を作り上げてきた大切な部下たちにそれを隠し気づかれないよう閉店への準備をしなければならない辛い展開。一方の伸光も担当してきた作品のアニメ化などメディアミックスに関するたくさんのトラブルによって積み重なるストレスが信光の身に大変な事態をもたらすことに…。
どちらにも部下との関係が描かれていて、彩加も伸光も目の前の仕事に一生懸命だから苦しい時に部下に助けてもらえるんだろうなあと感じました。
さて…、新たな道を選択した彩加のこれからが続編で描かれることになるのかどうか、気になるところです。

2017年8月 5日 (土)

君の膵臓をたべたい(小説)

Kiminosuizouwotabetai

映画化をきっかけに読みました。

住野よる
「君の膵臓をたべたい」

ある日病院で拾った本「共病文庫」でクラスメイトの桜良の秘密を知ってしまった主人公の「僕」。そこから桜良との少し奇妙な交流が始まる…というお話。
桜良の命がもうすぐ終わることは最初から分かっていたものの…、その命の終わり方に驚き二回読み返して、更にその先に進んでからは…自分でもよくそんなに泣けるなあと思うほど泣けて困りました。そして、読み終わってからあちこち読み返しながらまた泣きました。
最初に本屋さんでこの本を目にしたときは、なんてインパクトのありすぎるタイトルだろう!とびっくりした記憶がありますが、そのなかには、切なく哀しくも温かい物語がありました。読んでよかったです。

2017年8月 4日 (金)

3月のライオンと羽海野チカの世界

Sangatsunoriontouminochikanosekai

3月のライオンをもっと知りたくて。

別冊クイック・ジャパン
「3月のライオンと羽海野チカの世界」

漫画「3月のライオン」やテレビアニメ・実写映画について紹介しながら、それぞれのキャストや監督さん、主題歌を手掛けたミュージシャンなどのインタビュー、将棋界や将棋の楽しみ方など。映画を観て漫画読んで、将棋の入門書を読んだりしてからこの本を読んだので、かなり楽しめました。
ロングインタビューを読むと、羽海野チカさんはものすごく繊細で感受性の強い方だなあという印象でしたが、だからこそ描けるものがあり、漫画を描くということに掛ける羽海野チカさんの思いを感じることができた気がします。

2017年8月 3日 (木)

女性のための将棋の教科書

Joseinotamenoshouginosekai

将棋の本。

上田初美(監修)
「女性のための将棋の教科書」

「3月のライオン」の映画を観て、原作の漫画を読んで、少しでも将棋のルールを知っておきたいと思って手にとった本。
ルール以外にも、プロ棋士の方が過ごす日常や将棋のイベントについてなどを漫画やイラストがたくさんのコラムで紹介しているところも興味深かったです。
練習ドリルもたくさんあって、ひとつひとつの問題がルールを初めて知った身にはなかなか難しいものがありましたが、考えるのが楽しく、たまに正解するとすごく嬉しかったです。とはいえ、私にはものすごく簡単な一手詰みとか三手詰みの詰将棋の問題も難しく感じました。将棋指す人はこれをもっとずっと先の手まで読んでるんだなあと、あらためてその凄さを感じることができました。

2017年7月28日 (金)

ヲタクに恋は難しい④

Otakunikoiwamuzukashii4

第4弾。

ふじた
「ヲタクに恋は難しい」第4巻

ヲタクな人々の恋のお話第4弾。
今回は成海&宏嵩より表紙が物語るように、先輩カップル樺倉&小柳がメイン。ふたりの高校時代のきゅんとするエピソードがたくさんでした。そして…宏嵩の弟・尚哉がついに光(こう)が女の子だって気づいた…と思われる展開。これでも気づいてなかったらどうしよう?とちょっと心配になりますが、続きがすごく気になるところです。

2017年7月27日 (木)

ゴルフ場殺人事件

Golfsatsujinjiken_2

ポアロシリーズ②

アガサ・クリスティー
「ゴルフ場殺人事件」

南米の富豪のルノーから助けを求める手紙を受け取り、フランスに駆けつけたポアロとヘイスティングズ。しかしルノーはすでに殺されており、事件の捜査に協力することになったポアロの前にパリ警視庁の名刑事ジローが登場し、二人は事件の真相をめぐり火花を散らす…というお話。
捜査する二人の考えていそうなことが、ヘイスティングズにはさっぱり分からなくても読んでいるこちらには何となく分かるのはクリスティ以降の作品を色々読んだり見たりしている現代の私たちだからかもしれないとも思いました。
しかし、きっとポアロが真相にたどりつく…と思いつつも二転三転する展開にちょっとハラハラさせられたりするのもまた楽しいところ。そして…ヘイスティングスの恋の行方、そして恋ゆえに起こってしまう失態も見どころ(苦笑)。

2017年7月26日 (水)

いちまいの絵

Ichimainoe

絵と画家と…。

原田マハ
「いちまいの絵
生きているうちに見るべき名画」

元キュレーターである原田マハさんによる、二十六枚の名画とその画家、美術史についての解説。ですが、解説とはいうものの…、絵画や画家、そして絵画に向き合うマハさん自身を主人公にした、二十六の物語を読んだような印象もありました。
三浦しをんさんの書評を読むと、その本にすごく興味を惹かれて自分も読んでみたいと思うのと同じく、マハさんが絵画について書かれた文章を読むと、その画家や絵を自分ももっと知りたくなります。
私の大好きな東山魁夷さんの「道」も取り上げられていましたが、この章で語られる魁夷さんの歩んだ道については、魁夷さんご自身の著書やそのほかのものを読んで知っていることばかりなのに、マハさんの文章で書かれたそれは、清々しく静かななかに秘められた直向きな情熱を感じさせる魁夷さんの作品そのもののようで胸が熱くなりました。
画家も作品もよく知っているものから、なんとなく見聞きしたことはあるけど…というものやこの本を読んで初めて知ったものもありますが、とても興味を惹かれたものがいくつかあり、これからの絵画鑑賞に生かせそうな部分を見つけられて良かったです。

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