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おしらせ

  • 2007.1.23
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おさんぽクマさん春の庭

  • わーい
    春の陽気に誘われて、クマさんもおさんぽしてみました。

2007年春の訪れ

  • 綿帽子
    2007年、春の風景を集めてみました。

ほんだな

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2019年1月29日 (火)

昭和元禄落語心中(再読)

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通して再読。

雲田はるこ
「昭和元禄落語心中」全10巻

昨年放送していたドラマを見て、久しぶりにこの世界に浸りたくなりました。
ドラマももちろん素晴らしかったですが、こちらもやっぱり、落語の面白さ、登場人物がもつそれぞれの魅力、一筋縄ではいかない人間関係…読めば読むほど引き込まれます。
これはやっぱり、また機会を見つけて何度も読み返そうと思います。

2019年1月28日 (月)

大奥⑯

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和宮(偽)の正体。

よしながふみ
「大奥」第16巻

14代将軍家茂の夫として京からやってきた和宮が、実は偽物(しかも女性)だった…!というところからのお話。
そんななかで、和宮の処遇や国の行く末についての考え方など、家茂の聡明さが際立ちます。そして、なんて嫌な子…!と思っていた和宮の生い立ちを知ってしまい胸が締め付けられる思いになり、次第に家茂に心を開いていく様子にぐっときます。
こういう良い流れですが、このあと家茂がどうなるのかを知ってしまっているせいで、そのいい流れがなおさら辛い…というところであります。
さて…、こうやって歴代将軍とその周囲の人々の物語によって濃密に語られてきた物語も、幕末の気配が色濃くなり、そろそろ終わりが近づいてきた…というところでしょうか。

2019年1月24日 (木)

何もかも憂鬱な夜に

Nanimokamoyuutsunayoruni

生きる者と死にゆく者。

中村文則
「何もかも憂鬱な夜に」

拘置所の刑務官として二十歳の死刑囚・山井を担当する「僕」が、死刑囚との関わりのなかで、自分の生い立ちや過去の記憶、影響を受けた大人や友人や恋人との日々を思い起こす…というお話。
自分に影響を与えた「あの人」の存在に生かされた主人公が、自分はもう死ぬしかないのだと思っている死刑囚に、生きてほしいと思った…というよりは、「あの人」のようになりたいという願望があったのかな…と思ったり、過去の断片として出てくる場面が生々しく息苦しかったです。
そして、自分が生きていると辛い思いをする人がいる、自分には悩んだり苦しんだりする権利なんてない…という山井の思考は胸に刺さるものがあり、「僕」の上司が経験した死刑執行のときのエピソードと合わさって、こういう人でも刑が確定すればこうやって死んでいくんだ…と、欝々とした気持ちになりました…。
明るい場面なんてなく、主人公はどんどん荒んだ状況になっていくというのに、本当にかすかな光が見えるような感覚もあり、不思議な読後感でした。

2019年1月23日 (水)

おすず-信太郎人情始末帖①

Sintaro1osuzu

シリーズ1作目。

杉本章子
信太郎人情始末帖
「おすず」

許嫁を裏切って別の女性といい仲になってしまい、親から勘当されて芝居小屋で働いている商家の息子・信太郎が、自分や周囲の人々に起こる事件の調べに乗り出す…というお話。
タイトルに「おすず」とある通り、表題作以外のお話にも、信太郎の元許嫁のおすずの影が色濃く漂っているような感じ。
最近、落語とか落語を扱った漫画などに触れる機会が多かったので、江戸言葉が心地よくて物語の世界に浸ることができたなか、現代が舞台のサスペンス物にも通じるような、事件の裏に渦巻く人間模様もあって楽しめました。
このシリーズ、順番に読んでいこうと思います。

2019年1月22日 (火)

そこをなんとか⑮完結

Sokowonantoka15

最終巻。

麻生みこと
「そこをなんとか」第15巻

この巻は丸ごと、サプリメントによる健康被害についての訴訟。こういうことが原因で大好きなものが食べられなるのは辛いなあ…と思いつつ、こういう訴訟ってどれくらいの年月がかかるものなのか…と気が遠くなるような思いにもなりました。
…それはそうと、今までもいつも頑張ってきた楽子がこの件ではさらに頑張っていて、こういう弁護士さんがいたらいいなと思う働きっぷりでした。
そして、楽子は付き合い始めたばかりの赤星くんとこのまま結婚するのか、それとも東海林先生が何らかの形で絡んでくるのか…?というところも気にはなっていましたが、なんだか…今回の件が片付いて、最後のページ読んだらなんかもう、その辺最後まで分からなくてもいいや~という気にもなりました(はっきりした部分もありますが)。
ずっと楽しく読んできたお話が終わってしまうのは寂しいのですが、清々しいラストで良かったです。

2019年1月21日 (月)

海街diary⑨(完結)

Umimachidiary9

最終巻。

吉田秋生
「海街diary」第9巻

高校進学で鎌倉を離れることになったすずはもちろんですが、色んな人が人生の節目を迎え、「行ってくる」と言う、この巻。
ここは自分にとって大切な人たちがいる場所で、いつかきっと戻ってくる大切な場所。そう思うからこそ口にし、心に思う言葉。そう思い合う人々の思いが温かく切なく、胸に迫ります。
映画化されたのをきっかけに手に取ったこのお話。出会えて良かったです。

2019年1月16日 (水)

昨日みたバスに乗って

Kinoumitabusninotte


ニューヨークからの旅。

小林紀晴
「昨日みたバスに乗って」

表題作は、ニューヨークに暮らす「僕」が、恩師の代理で写真のワークショップの講師をするためメキシコを訪れる…というお話。登場人物の交わす言葉などから浮かび上がってくる事実が見え隠れする感じに不思議な魅力があるお話だなあと思います。
このほか、個人的には「ガンジスに問う」が、そこに描かれる人間関係などはヒリヒリする部分もありながら、だからこそ心惹かれるものがあるなあと思いました。
ところで…著者の小林さんは私の住んでる地域にゆかりのある方なので、そういうところが感じられる部分が不意に登場するところに、ついオッ!となったりします。

2019年1月15日 (火)

砂上

Sajou

現実と虚構。

桜木紫乃
「砂上」

主人公の柊令央が、血の繋がりのある女三人を描いた小説「砂上」を編集者の小川乙三とともに完成させていく…というお話。
小説を読むときに当たり前に持っている、フィクションという枠のなかにこのお話の主人公の令央が自分の体験を書いているというノンフィクションがある…、という認識のもとに読んでいると、結構終盤になって、あれ?違ったのかな?という迷う感じになって…、最終的には令央が桜木紫乃さんなのかとまで思う感じになってきて、現実と虚構の境界線が曖昧になって。
これが「嘘ということにして書かないといけない現実」なのかも…とすら思わせられました。
…こういう、もやっとして答えが明確に出ない(ような)雰囲気のラスト、わりと好きです。

2019年1月14日 (月)

政略結婚

Seiryakukekkon

高殿円
「政略結婚」

江戸時代、加賀藩前田家の姫・勇(いさ)が分家の大聖寺藩に嫁ぐところから始まるお話。
度重なる不幸によるお家お取り潰しの危機を乗り越えるべく奔走する勇。
そして、小松子爵家に生まれ長い海外生活と日本での経験を経て、明治〜大正の時代を自分の夢と好きな人を追い求めつつ家を守るべく奔走する万里子。
さらに、昭和〜平成にかけて、深草家という華族の家に生れながら時代の流れの中で没落の憂き目を見ながら小さな劇場で売れっ子女優になっていく花音子(かのこ)。
同じ家で時代が移っていくというわけでもなく、遠くでかすかに繋がっているところがかえって面白いなあと思いました。また、そのなかで、複数のお話に共通して登場するアイテムがあったり、登場人物がいたりするところがまた面白いです。
「家」というものの意義が、時代が移り変わるにつれて少しずつ変化していくのも、面白いというか興味深いところでした。

2019年1月11日 (金)

ハマる縄文!?

Hamarujomon

映画→本。

山岡信貴
「ハマる縄文!?」

ドキュメンタリー映画「縄文にハマる人々」のフォトブック。
映画も観ましたが、その映画のなかの雰囲気がそのまま表現されているなあという感じの本。
この時代の人々が何を考え、どう暮らしていたのか、あまりにも謎すぎて色々な人が色々なことを考え想像する余地があるところで、ハマってしまう人々が出てくるんだろうなあと思います。
もしも、縄文時代にタイムスリップして実際に縄文時代の人々に接していろんなことを尋ねることができて、現代人が疑問に思っていることを知ることができたら、案外、え?そんな理由?というような答えが返ってきたりしてびっくりするようなこととか結構あるんじゃないか?とも想像してしまいます。

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