閉鎖病棟
ふと思いついて読み始めましたが…ラストまでだいぶ時間がかかりました…。
箒木蓬生・著
『閉鎖病棟』
とある精神病院で、様々な過去を抱える患者たちが送る日々のなか、殺人事件が起こって…というお話。
そこで暮らす人々の、表向きは平穏ながらその過去や、漠然とした不安のようなものを感じさせられました。
物語は主に、患者のひとりであるチュウさんの目線から語られます。もう30年も精神病院に入院している彼は、その生活や周りの人たちとのふれあいに満足しながらも、次第に変化する環境に、次第に自らの心境も変化していきます。
そんななかで感じる人と人との繋がりや、この人はこんな風に自分のことを見て、思ってくれているんだなぁという、チュウさんの驚きや感動が伝わってきて…終盤は何度も涙ぐんでしまいました。
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