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おしらせ

  • 2007.1.23
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おさんぽクマさん春の庭

  • わーい
    春の陽気に誘われて、クマさんもおさんぽしてみました。

2007年春の訪れ

  • 綿帽子
    2007年、春の風景を集めてみました。

ほんだな

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歌舞伎

2016年7月22日 (金)

シネマ歌舞伎「阿弖流為(アテルイ)」

Aterui

2016年、映画館で観る9作目はこちら。

シネマ歌舞伎「阿弖流為(アテルイ)」

国家統一を目指し北の民・蝦夷(えみし)を征伐しようとする大和朝廷は、坂上田村麻呂を征夷大将軍に命じ、対する蝦夷は、かつて神の怒りを買い一族から追放された阿弖流為が、恋人の立烏帽子とともに舞い戻り、一族を率いて戦うことに…。
敵対する勢力に属しながら、互いに認め合う田村麻呂と阿弖流為。
個人対個人であれば、人間らしく、お互いを思いやることができるのに、組織対組織になると、どうして人は、ここまで残酷になれてしまうんだろう…と、ここ10年くらいの世界情勢などを見て思わずにいられないことを、この作品自体、そしていくつもの台詞からビシビシと感じて…胸に刺さるものがいっぱいありました。
地球上には、本当に多種多様な自然環境、宗教観、価値観などのもとで暮らす様々な人がいて、違う文化を持つ人のことを、全部を理解したり同じことをするのは無理でも、違うということを理解したり認めることはできるはずなのに、なぜそれもできず争いを繰り返すんだろう…と、普段考えていることをあらためて考えさせられました。
…とまあ、色々と重いことも考えましたが、ただただ単純に、舞台上で繰り広げられる迫力満点の殺陣(たて)や独特な世界観を持った衣装の数々や、存在感たっぷりの役者さんたちの姿など…、本当は生の舞台で観るのが一番楽しいとは思いますが、映像だからこそつぶさに見られるという部分も堪能して、楽しい時間になりました。

2016年2月21日 (日)

ぴんとこな(完結)

Pintokona15

ついに完結!

嶋木あこ
「ぴんとこな」全15巻

刻々と悪化する父の病状を気にかけつつも稽古に打ち込む恭之助と、怪我からの復帰をめざし女形の大物であるリザベスこと恵利左衛門のもとへ通う一弥。そして迎えたふたりでの「連獅子」初日。クライマックスである毛振りの場面、父が舞台の様子を病室から見守る姿と相まって、涙なくしては読めませんでした。もし自分がこの日の客席にいたら…決して忘れられない記憶になるでしょう。
この数年間とて楽しみに読んできた作品なので、完結してしまったのを寂しく感じつつも、完結を機に1巻からまとめて読み返してみて、最近はあまり歌舞伎を観に行く機会がなかったけど読み始めた頃はまだ色々観に行っていたなあとか、この数年のうちに歌舞伎座は建て直されたなあとか、勘三郎さんや團十郎さんや三津五郎さんをはじめ、まだ活躍していただきたかった方たちがたくさん亡くなられてしまったなあとか、歌舞伎について様々なことを考える貴重な時間にもなりました。

2013年12月30日 (月)

ごく私的なイベントメモ&記事リンク(2013年分)

「イベントメモ」についての説明
この記事は、私がこれから出かける、もしくは購入する予定のものなどをまとめたメモです。2013年中は追加・変更があれば随時加筆修正し、日時を修正していきます。
個人的な備忘録的(もしくはまとめ的)性格の記事であるため、コメント、トラックバックとも基本的に受け付けておりません。コメント、トラックバックは各記事もしくは関連のある記事へお願いいたします。※ただし、コメントにつきましては、投稿できそうな記事がないときや、コメントを投稿するのにこの記事がいちばんふさわしいと思われるとき(何月何日の○○のイベントに私も参加します、など)のみ書き込みをお願いいたします。ここまでに記した内容にそぐわないと判断したコメントにはお返事いたしません。
すべての記事のコメント・トラックバックにつきましては、記事の内容に関連のないもの、管理人である私がふさわしくないと判断したものについては、その都度削除させて頂きます。
なお、このページにある項目については、日時の頭に付いているマークで項目の分類を行っています。
◇チケットが取れていないもの、もしくは購入するかどうか決めていないもの。
◆チケットが取れているもの、もしくは購入することが決まっているもの。
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☆すでに出かけたもの、もしくは購入したもの。
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2013.01.03 記事作成、12件記入
2013.03.04  2件削除、3件変更、6件追加、6件リンク追加
2013.04.20 6件追加、1件変更、3件リンク追加
2013.06.01 7件追加、3件削除、2件リンク追加
2013.12.30 4件追加、3件削除、12件リンク追加、書きこみ終了


★2013年1月12日(土)12:00開演
ミュージカル「ミス・サイゴン」
まつもと市民芸術館主ホール(松本)

★2013年1月13日(日)14:00開演
ポリグラフ 嘘発見器
まつもと市民芸術館小ホール(松本)

★2013年1月25日(金)18:30、26日(土)16:00開演
ASKA CONCERT TOUR 12»13「ROKET」
東京国際フォーラムAホール(東京)

★2013年2月17日(日)14:00開演
復刻 朗読劇「天切り松 闇がたり~第一夜 闇の花道~」
三越劇場(東京)

★2013年2月22日(金)14:30開演
文楽平成25年2月公演第二部
国立劇場小劇場(東京)

★2013年2月22日(金)19:00開演
マクベス
世田谷パブリックシアター(東京)

★2013年3月9日(土)13:30開演
第12回みなとみらいアイメイトチャリティーコンサート
古武道コンサート

横浜みなとみらいホール大ホール(横浜)

★2013年3月9日(土)18:00開演
古武道親睦会Vol.5
ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル(横浜)

★2013年3月10日(日)15:00開演
藤原道山×SINSKE「ボレロ」
~尺八とマリンバによる世界最小オーケストラ~

ハートフルホール(豊川市御津町文化会館)(名古屋)

★2013年4月2日(火)18:40開演
第21回奉納靖国神社夜桜能
靖国神社能楽堂→日比谷公会堂※雨天のため変更(東京)

★2013年4月6日(土)18:00開演
古武道コンサート
板橋区立文化会館大ホール(東京)

★2013年4月12日(金)15:00、18:00開演
野村萬斎「狂言を楽しむ会」
北野文芸座(長野)

★2013年5月4日(土)15:00開演
藤原道山×SINSKE「風神雷神」
~尺八とマリンバによる世界最小オーケストラ~

まつもと市民芸術館実験劇場(松本)

★2013年5月10日(金)18:30開演
藤原道山×SINSKE「風神雷神」
~尺八とマリンバによる世界最小オーケストラ~

名古屋市熱田文化小劇場(愛知)

★2013年6月2日(日)15:00開演
東儀秀樹 雅楽&コンサート
駒ヶ根市文化会館(駒ヶ根)

★2013年7月7日(日)17:00開演
古武道納涼会~浅草音やしき~Vol.2
浅草公会堂(東京)

★2013年7月13日(土)15:00開演
古部賢一+鈴木大介
オーボエ+ギターデュオコンサート

茅野市民館コンサートホール(茅野)

★7月25日(木)19:00、26日(金)14:00開演
藤原道山×SINSKE「風神雷神」
~尺八とマリンバによる世界最小オーケストラ~

浜離宮朝日ホール(東京)

★2013年7月28日(日)17:00開演
藤原道山×SINSKE「風の響宴」
八ヶ岳高原音楽堂(南牧村)

★2013年8月3日(土)18:00開演
軽井沢夏の宵の狂言
軽井沢大賀ホール(軽井沢)

★2013年8月24日(土)18:00開演
サイトウ・キネン・フェスティバル松本
ストラヴィンスキー:兵士の物語

まつもと市民芸術館実験劇場(松本)

★9月4日(水)19:00開演
サイトウ・キネン・フェスティバル松本
オーケストラコンサート

キッセイ文化ホール(松本)

★2013年9月14日(土)14:00開演
葛河思潮社第三回公演「冒した者」
松本市民芸術館小ホール(松本)

★2013年10月25日(金)19:30開演
SINSKEデビュー10周年記念マリンバソロコンサート「花鳥風月」
GNU 2nd(松本)

★2013年11月4日(月・祝)14:00開演
清塚信也 K’z PIANO SHOW 2013
笑得るクラシック~Learn for Smile

まつもと市民芸術館主ホール(松本)

★2013年11月14日(木)19:00開演
古武道コンサート「OTOTABI-音旅-」
東京オペラシティコンサートホール(東京)

★2013年12月8日(日)16:00開演
東京発・伝統WA感動
和の魅力発見シリーズTraditional+Vol.4
現代に生きる日本の伝統楽器

スパイラルホール(東京)

2013年4月11日 (木)

桜姫

Sakurahime 図書館で借りたもの。


近藤史恵
「桜姫」

私にとって近藤史恵さんといえば歌舞伎の出てくるミステリーなのですが、これも。
歌舞伎の家に生まれた娘・笙子が、幼いころに亡くなった兄について、兄と友達だったという若手歌舞伎役者の銀京と、その真相を知りたいと思ううち、銀京に惹かれていく…というお話と、歌舞伎座で子役の男の子が亡くなった出来事を小菊と探偵の今泉が調べるお話が、笙子と小菊が主人公のエピソードが交互に語られる展開。
いつも、えっこの人って私の思ってたあの人と違う!みたいな感じで気持ちよく騙されるのですが、今回は、かなり色々疑いながら読んだので、笙子の出てくる方のお話の真相は、ぼんやりとは分かりました。謎は明かされるけどスッキリ終わることがあまりないこのシリーズのなか、こちらの方は今回は結構、先に希望のありそうなラストだったのが良かったです。ただ、小菊が主人公で子役の男の子が出てくる方のお話は、10歳の子がそれほど子供じゃなく色々考えてるものだ、と頭では理解しても、かなり切なくて痛々しいと思ってしまいました。

2012年12月31日 (月)

ごく私的なイベントメモ&記事リンク(2012年分)

「イベントメモ」についての説明
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※更新記録
2012.01.04 記事作成(2011年分より移行)
2012.01.20 2件削除、2件リンク追加
2012.03.03 5件追加、1件変更、5件リンク追加
2012.03.12 3件追加 
2012.07.31 9件追加
2012.08.14 4件追加 
2012.09.19 6件追加、21件リンク追加 
2012.10.14 2件リンク追加
2012.12.31 3件追加、1件削除、9件リンク追加


★2012年1月14日(土)10:00開演
映画『ヒミズ』初日舞台挨拶つき上映
in新宿バルト9(東京)

★2012年1月14日(土)15:30開演
映画『マイウェイ 12,000キロの真実』初日舞台挨拶つき上映
in新宿バルト9(東京)

★2012年1月21日(土)14:00開演
音楽堂ニューイヤーコンサート「日本の音でお正月!」
in神奈川県立音楽堂(神奈川)

★2012年1月21日(土)18:00開演、22日(日)15:00開演
ASKA CONCERT 2012 昭和が見ていたクリスマス!?
in日本武道館(東京)

★2012年2月18日(土)11:00開演
映画『セイジ 陸の魚』初日舞台挨拶つき上映
inテアトル新宿(東京)

★2012年2月19日(日)15:00開演
古武道コンサート
in山形テルサ テルサホール(山形)

★2012年2月25日(土)18:00開演
上妻宏光×藤原道山×春風亭小朝 特別公演“和心伝心”
上妻宏光 藤原道山 春風亭小朝 特別公演
inかつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール(東京)

★2012年3月17日(土)13:30開演
ウィル・タケット×首藤康之「鶴」
in神奈川芸術劇場(神奈川)

★2012年3月24日14:00開演
イッセー尾形のこれからの生活2012in茅野
茅野市民館マルチホール(茅野)

★4月4日(水)18:40開演
奉納靖国神社夜桜能
in靖国神社能楽堂(東京)

★4月12日(木)15:00、18:00開演
野村萬斎 狂言を楽しむ会
in北野文芸座(長野)

★4月24日(火)19:00、21:00開演
KOBUDO-古武道-Premium Live~ハルオト 2012~
inビルボードライブ東京(東京)

★5月6日(日)15:00開演
藤原道山×SINSKE「ボレロ」2012
~尺八とマリンバによる世界最小オーケストラ~

inまつもと市民芸術館小ホール(松本)

★5月18日(金)18:30開演
藤原道山×SINSKE「ボレロ」2012
~尺八とマリンバによる世界最小オーケストラ~

in名古屋市熱田文化小劇場(名古屋)

★2012年6月17日(日)14:00開演
NODA・MAP番外公演「THE BEE」
inまつもと市民芸術館実験劇場(松本)

★2012年6月22日(金)19:00開演
藤原道山×SINSKE「ボレロ」2012
~尺八とマリンバによる世界最小オーケストラ~

in浜離宮朝日ホール(東京)

★2012年6月30日(土)18:30開演
こまつ座「藪原検校」
in世田谷パブリックシアター(東京)

★2012年7月6日(金)19:00開演
藤原道山×SINSKE「ボレロ」2012
~尺八とマリンバによる世界最小オーケストラ~

in行徳文化ホールI&I(千葉)

★2012年7月7日(土)16:30開演
古武道納涼会~浅草音やしき~
in浅草公会堂(東京)

★2012年7月15日(日)17:00開演
信州まつもと大歌舞伎「天日坊」
inまつもと市民芸術館主ホール(松本)

★2012年7月21日(土)18:00開演
軽井沢夏の宵の狂言
in軽井沢大賀ホール(軽井沢)

★2012年8月5日(日)18:00開演
Play Meets Music
2012サイトウキネンフェスティバル松本+まつもと市民芸術館
ストラヴィンスキー:兵士の物語
 
inまつもと市民芸術館実験劇場(松本)

★2012年8月24日(金)19:30開演
SINSKE SOLO LIVE Sweet Space
inGNU 2ND(松本)

★2012年8月26日(日)16:00開演
2012サイトウキネンフェスティバル松本
オネゲル:火刑台上のジャンヌ・ダルク

inまつもと市民芸術館主ホール(松本)

★2012年9月1日(土)14:00開演
メルセデス・アイス
まつもと市民芸術館実験劇場(松本)

★2012年9月2日(日)17:30開演
伝統芸能の今2012
in身曾岐神社能楽殿(山梨)

★2012年9月7日(金)18:45開演
第59回野村狂言座
in宝生能楽堂(東京)

★2012年9月9日(日)16:00開演
2012サイトウキネンフェスティバル
松本20周年記念スペシャルコンサート

inキッセイ文化ホール大ホール(松本)

★2012年9月25日(火)19:00開演
古武道コンサート「愛を奏でる」
in東京オペラシティコンサートホール(東京)

★2012年10月14日(日)14:00開演
藤原道山×SINSKE「風の饗宴」
in河口湖円形ホール(山梨)

★2012年10月20日(土)17:00開演
古武道コンサート「アキオト」
in八ヶ岳高原音楽堂(南牧)

★2012年10月21日(日)13:00開演
K.ファウスト
inまつもと市民芸術館特設会場(松本)

★2012年11月9日(金)19:00開演
目黒ユネスコ平和コンサート(藤原道山×SINSKE)
めぐろパーシモンホール大ホール(東京)

★2012年11月12日(月)19:00開演
二兎社公演「こんばんは、父さん」
inまつもと市民芸術館実験劇場(松本)

★2012年12月14日(金)14:00開演
12月文楽公演
in国立劇場小劇場(東京)

★2012年12月14日(金)19:00開演
リリア音楽ホールで聴く藤原道山×SINSKEのクリスマス
in川口総合センターリリア音楽ホール(埼玉)

★2012年12月15日(土)13:00開演
家康と按針
in青山劇場(東京)

★2012年12月25日(火)19:00開演
古武道「フユオト2012」~Premium Christmas Party~
in世田谷パブリックシアター(東京)

★2012年12月26日(水)19:00開演
古武道忘年会「師走の協奏曲」Vol.4
in世田谷パブリックシアター(東京)

2012年12月 6日 (木)

訃報に接し(中村勘三郎さん)

今まで、このブログにはその時々で色々な方の訃報に接してこのタイトルの記事を書いてきましたが、今回は、その中でも私にとってとても思い入れのある方です…。
正直、この訃報に接したくはなかったのです…。

昨日の朝、テレビのニュースで歌舞伎俳優の十八代目中村勘三郎さんが亡くなられたと知りました。今年の夏に食道がんの手術をされたことや秋頃から肺の疾患によってまた体調を崩されたことも報じられていましたが、まさか、まさかこんなに早く訃報を目にすることになるとは…本当にショックです。

私が勘三郎さんのことを知ったのは、まだ私が子供の頃だったと思いますが、漠然と歌舞伎の人だとかそういうのを知っていても、歌舞伎を見たいと思ったことはなく、たまに時代劇などで目にする人でした。
そして…20代半ばで萬斎さんをきっかけに狂言を観るようになってから、伝統芸能に対して漠然と抱いていた難しそうとか退屈そうという先入観が抜けてきた頃、歌舞伎にも興味を抱くようになりました。
最初に勘三郎さんのお芝居を生で拝見したのは、歌舞伎座の新春公演での「喜撰」だったと記憶しています。幕見席からの舞台はとても遠く、でもそのお芝居はとても楽しくて心躍る時間でした。

その後、生のお芝居に接する機会はなかなか訪れないかも…と思っていたのですが、その翌年、松本で信州まつもと大歌舞伎の公演があり、「夏祭浪花鑑」を拝見することができました。今でも、あの時の興奮は忘れられません。
その2年後にはシアターコクーンと松本の2会場で「佐倉義民傳」を拝見し、昨年は病気療養から復帰されての特別公演を松本で拝見することができました。
私にとっては、この復帰公演が勘三郎さんのお芝居を生で拝見した最後になってしまって、今年、何度もご病気のことが報じられているなかでも、時間がかかってもきっとまた復帰される、そして松本でもお芝居を見せてくださると思っていたので、本当に信じられず、残念で、悲しくて、寂しくて、なんだかもうやりきれない気持ちです。
松本の復帰公演に向けて「幕上がる」に寄せた勘三郎さんのコメントを改めて読み返して、涙が出そうです…。

勘三郎さんのお芝居に出会わなかったら、歌舞伎の面白さにも、お芝居を観ることの楽しさにも目覚めていなかったかもしれません。勘三郎さんを知ったからこそ素敵な役者さんにもたくさん出会うことができました。
出会ってからの年月はとても短かく、拝見する機会はとても少なかったのですが、その間、勘三郎さんは、たくさんのものを与えてくださる大切な存在、大きな光でした。
「夏祭浪花鑑」で、壮絶な親殺しの場面や軽々と梯子を登る姿にドキドキしたこと。
「佐倉義民傳」で、たくさんの人に慕われる宗吾が最後には怒り悲しむ姿に、もうなんでこんなに泣けるんだ!と思いながら涙したこと。
復帰公演の最後、客席からの拍手と歓声に涙で言葉を詰まらせながら挨拶された勘三郎さんの姿にもらい泣きしたこと。
そしてなにより、登場したその瞬間に見る人の目を惹きつけ、心を掴まえるそのお芝居、オーラに生で接せられたこと。
全て、大事な思い出です。
もうそれを体感することが出来ないのはとても辛いことですが、同じ時代に生きていて出会えたことを幸せに思います。

心からご冥福をお祈りするとともに、たくさんの楽しい時間を下さったことを、本当にありがとうございましたと言いたい気持ちでいっぱいです。最後、ご病気でたくさん苦しまれたでしょうから、今はせめて安らかにと願うばかりです。
今週末、まつもと市民芸術館へ勘三郎さんにお別れを言いに出かけようと思います。

2012年12月 4日 (火)

続・ぴんとこな

Pintokona8 最近は新刊が出るたびドキドキしています。

嶋木あこ
「ぴんとこな」

歌舞伎の家に生まれた御曹司なのにあまりやる気のない恭之助と、歌舞伎とは無縁の家の生まれながら実力でのし上がろうとする一弥が、歌舞伎を愛する少女・あやめを好きになったことから始まる物語。現在の最新刊は8巻です。
今回のメイン(あくまで私の個人的な印象ですが)は、一弥が「女殺油地獄」の与兵衛の役作りに悩みながら舞台に立っている…というところ。以前テレビで見る機会のあった仁左衛門さんの与兵衛は凄い迫力でしたが、他にも、歌舞伎ではなく文楽を取り扱った小説にも登場しているのを読んだことがあって、作品の雰囲気を思い描きながら読むことが出来て楽しかったです。どう乗り切るんだろう?というようなアクシデントも起こったりして…ハラハラしつつ笑ってしまったりもしました。
さて次は恭之助&一弥の共演で「桜姫東文章」。なんだか凄く面白い展開になっていそうで、来春にまた続きを読むのが楽しみです。

2012年9月 4日 (火)

伝統芸能の今2012in身曾岐神社能楽殿

Misogijinja20120902 小渕沢へ行ってきました。


伝統芸能の今2012
2012年9月2日(日)17:30開演
身曾岐神社能楽殿

新作狂言 源平争乱「六道の辻」
 平忠度:茂山逸平、源義平:片岡愛之助、閻魔大王:市川猿之助
 囃子:田中傅次郎、尺八:藤原道山
座談会
 市川猿之助、片岡愛之助、茂山逸平、田中傅次郎、藤原道山
創作 「龍神」
 立方:市川猿之助、囃子:田中傅次郎、尺八:藤原道山


出かける前から雨が心配だなあという天気予報だったのですが、その割には山梨方面へ向かう時は晴れ間も見えて、このまま大丈夫なんじゃないか…と思ったのですが、会場である身曾岐神社へ到着し、自分の席を探してウロウロしているときに雨が降り始めてあっという間に雨足が強くなりました。
うっかり者の私は傘しか持って行かなかったので、とりあえず傘を差しながら座席に座っていて、せめてこんな大きな傘じゃなくて折り畳みにすればよかった、とか、どうして途中のコンビニに寄ってレインコートを買わなかったんだ、とか色々考えていたのですが、有難いことに無料のビニール合羽が配られ、それを着ることができてひと安心でした。屋外での公演に慣れていないので準備が足らなかったのを反省。使い捨てじゃないレインコートを今度探しに行こうと思います。

…それはさておき。開演時刻が15分遅れたものの、なんとか雨も小止みになって公演スタート。
茂山逸平さんが台本を書かれたという「六道の辻」は、逸平さん演じる平忠度(清盛の弟)と、愛之助さん演じる源義平(義朝の長男)が死後に六道の辻で猿之助さん演じる閻魔大王と出会うお話で、お金の力を使ってでも極楽へ行きたい忠度のちょっと情けなくコミカルな様子が可笑しく、極楽にいるという清盛を討ち取りたい一心で修羅道から抜け出してきた義平は颯爽としてかっこ良く(でも死人の首を落とすとか言ってるところがよく考えると可笑しい)、閻魔大王は怖そうで威厳もあるのに忠度や義平に振り回され気味でドタバタするところが楽しく、それぞれのキャラクターがみんな魅力的で楽しい作品でした。そして、道山さんの尺八と傅次郎さんのお囃子がまた、情景を思い浮かべられるような旋律や台詞の掛け合いに面白さが加わるような効果音的なものを聴くことができて、とても楽しかったです。
後半は、猿之助さんが立役の「龍神」。初めに道山さんの尺八の音色が能楽殿の辺りに響き渡り、その柔らかく澄んだ音色に、屋外なので木々のざわめきや虫の音が合わさって、なんとも言えない心地よい雰囲気になり、そこに登場された猿之助さんの舞う姿からオーラを感じて、すぐそこに異世界が見えているような…とても現実離れしたような感覚になりました。

「六道の辻」と「龍神」の間には、出演者の方たちによる座談会がありました。この公演はチャリティ企画ということで、小児がんの子どもやその家族を支える活動をしている団体や、発展途上国でのワクチン接種の活動をしている団体への募金活動を行っているというお話があり、また、昨年の震災のあとのことも話題になりましたが、自分にできることってなんだろう…と思いながら、何もできなかったりしますが、自分の出来る範囲での募金とか、あとは被災していないからこそ、節電などは心がけながらもなるべく今まで通り生活して、楽しむところは楽しんでいよう、と思っていますが、好きなお芝居を観に行ったり音楽を聴きに行ったりというのも私のなかでは大きな要素なので、そういうなかで少しでも誰かのお役にたてるとしたら、それは一石二鳥という感じでとても有難いです。
猿之助さんは、大河ドラマの撮影でたくさん山梨にいらっしゃっていたこともあって、またここで公演したいとお話されていて、私は長野県民ですが住んでいるところがとても山梨よりなので、また来ていただけると気軽に出かけられるので是非来年もお願いしたいですね…!

2012年8月22日 (水)

散りしかたみに

Chirishikatamini 図書館で借りた本、続き。


近藤史恵
「散りしかたみに」

歌舞伎座での公演中に、ひらひらと舞い落ちる一枚の桜の花びら。女形の小菊が探偵の今泉とともにその謎の解明に乗り出すと、小さな謎と思われたその出来事には、歌舞伎界でずっと隠されてきた真実と許されない恋があった…というお話。
その隠されてきた真実のところですが、調査をする小菊や今泉の出てくる場面の間に出てくるエピソードにヒントがあるものの、うっかり者の私はなかなか気付けませんでした…(苦笑)。気付くと、ハッそうか…!と色々なことがクリアになるんですけどね。

2012年7月19日 (木)

信州まつもと大歌舞伎「天日坊」inまつもと市民芸術館

Matsumotokabuki201207151
5月にチケットを購入してからずっと待っていました♪

信州まつもと大歌舞伎
「天日坊」
2012年7月15日(日)17:00開演
まつもと市民芸術館主ホールにて


修験者・観音院の弟子・法策は孤児で、親のことなどを何ひとつ知らず育ちましたが、飯炊きのお三婆さんの家を訪ねると、お三婆さんの死んだ孫は頼朝の子どもだという証拠の品を見せられ、その孫が自分と同じ年だと知り、お三婆さんを殺してその証拠の品を奪って逃げてしまい…。

上に書いたあらすじは本当に簡単で、本当に冒頭のところだけです。
法策はこのあと、逃げる途中で出会った輿之助を殺して着物を奪うと、彼になりすますことに…。自分がどういう生まれなのかも分からないうえに、色々な人になりすまして、ますます自分は誰なんだろう…という状況になっていく、という。
トランペットやギター、パーカッションとおよそ歌舞伎とは思えない楽器が登場して音楽を奏でますが、それがすごく合っていて、お芝居自体もすごく弾けているけど、それはそれで歌舞伎なんだなあと妙に納得して、色々考える前に楽しんでしまおう!という気分にさせられました。
今まで、松本での歌舞伎の公演では勘三郎さんが出演されていたのですが、今回は新・勘九郎さんが主役。勘三郎さんが勘九郎さんだった時の印象がまだ残っているので、なんとなくまだ見慣れない感じもありますが、台詞回しとかお声とか、あとは見る側を惹きつけるオーラのようなものを感じさせられたとき、勘三郎さんにびっくりするくらい似てこられた…とも思いました。そして、今回は桟敷席のすぐ後ろ、1等席の最前列で観ていたのですが、すぐ近くを役者さんが通られる機会が何度かあり、その度に楽しませてもらいましたが、とくに目の前を七之助さんが通られたときには、そのあまりの美しさについ舞い上がってしまいました。
それから、松本では初登場だった中村獅童さんや、他のお芝居では何度か拝見している白井晃さん、映画などで何度か目にする機会があった近藤公園さんなどなど、役者さんの顔ぶれだけでもかなり見どころいっぱいで、もう一瞬たりとも目を離せない、凄い舞台でした…!
カーテンコールまで大盛り上がりで、その余韻を楽しみながらロビーの縁日をブラブラしてから帰りました。色々な方がこのイベントを支えながら楽しんでいる雰囲気が会場全体から感じられたのがとても良かったです。また松本で歌舞伎を楽しめるといいなあと思います。