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歌舞伎

2012年5月 6日 (日)

信州まつもと大歌舞伎チケット

Matsumotokabuki20120505_2
このゴールデンウィークは、大好きな道山さんとSINSKEさんのライブとワークショップのため、2日間松本に滞在していました。そのことについては改めて書くことにしますが、この滞在中に、この夏に行われる「信州まつもと大歌舞伎」のチケットが発売開始になるということで、せっかくなので頑張って並んでみました。
自分の中では、まあまあ早いな!と思う時間に出かけたのですが、すでに芸術館の前にはたくさんの人がいらっしゃりびっくり。仕事を休まずに観に行かれる土日のどこかの公演、と思っていたのですが、なんとか希望通りにチケットを手に入れることができてひと安心。あとは7月を待つばかりです。
今まで、こちらの劇場でお芝居やコンサートのチケットを買うために並んだことは何度かあるのですが、サイトウキネンやこの大歌舞伎のような大きなイベントのものは初体験で、整理券配布やチケット購入のしかた、混乱せずにたくさんの人が早くチケットを手に入れられるようによく考えられていて、さすがだなあと思いました。また、発売会場の主ホールではコクーン歌舞伎の記者会見の映像がスクリーンで流れたり、串田和美さんが登場されてお話してくださったり、発売開始までの時間も退屈せずに過ごせました。
串田さんが「お芝居を見ることだけじゃなくてチケット買うのに並ぶのもイベント」というようなことを仰っていたのですが、本当にそうだなあと思います。ここまで大掛かりのものじゃなくても、ほかのお芝居なども朝早くからとか頑張って並ばれる方がいらっしゃる時もあり、そこまでしなくてもそこそこ良い席も取れるものもあると思うのですが、私も、朝早くて大変~!と言いながら実際にお芝居やコンサートを見るまでのイベントのひとつという感じもあって、都合のつく時は並んじゃいますね(苦笑)。

2012年3月 3日 (土)

ごく私的なイベントメモ&記事リンク(2012年分)

「イベントメモ」についての説明
この記事は、私がこれから出かける、もしくは購入する予定のものなどをまとめたメモです。2011年中は追加・変更があれば随時加筆修正し、日時を修正していきます。
個人的な備忘録的(もしくはまとめ的)性格の記事であるため、コメント、トラックバックとも基本的に受け付けておりません。コメント、トラックバックは各記事もしくは関連のある記事へお願いいたします。※ただし、コメントにつきましては、投稿できそうな記事がないときや、コメントを投稿するのにこの記事がいちばんふさわしいと思われるとき(何月何日の○○のイベントに私も参加します、など)のみ書き込みをお願いいたします。ここまでに記した内容にそぐわないと判断したコメントにはお返事いたしません。
すべての記事のコメント・トラックバックにつきましては、記事の内容に関連のないもの、管理人である私がふさわしくないと判断したものについては、その都度削除させて頂きます。
なお、このページにある項目については、日時の頭に付いているマークで項目の分類を行っています。
◇チケットが取れていないもの、もしくは購入するかどうか決めていないもの。
◆チケットが取れているもの、もしくは購入することが決まっているもの。
(↑この2つのマークが付いたものは、このページから後日削除されることがあります)
☆すでに出かけたもの、もしくは購入したもの。
★このブログに感想記事が更新されているもの。タイトルから記事へリンクしています。


※更新記録
2012.01.04 記事作成(2011年分より移行)
2012.01.20 2件削除、2件リンク追加
2012.03.03 5件追加、1件変更、5件リンク追加
2012.03.12 3件追加 


★2012年1月14日(土)10:00開演
映画『ヒミズ』初日舞台挨拶つき上映
in新宿バルト9(東京)

★2012年1月14日(土)15:30開演
映画『マイウェイ 12,000キロの真実』初日舞台挨拶つき上映
in新宿バルト9(東京)

★2012年1月21日(土)14:00開演
音楽堂ニューイヤーコンサート「日本の音でお正月!」
in神奈川県立音楽堂(神奈川)

★2012年1月21日(土)18:00開演、22日(日)15:00開演
ASKA CONCERT 2012 昭和が見ていたクリスマス!?
in日本武道館(東京)

★2012年2月18日(土)11:00開演
映画『セイジ 陸の魚』初日舞台挨拶つき上映
inテアトル新宿(東京)

★2012年2月19日(日)15:00開演
古武道コンサート
in山形テルサ テルサホール(山形)

★2012年2月25日(土)18:00開演
上妻宏光×藤原道山×春風亭小朝 特別公演“和心伝心”
上妻宏光 藤原道山 春風亭小朝 特別公演
inかつしかシンフォニーヒルズ モーツァルトホール(東京)

◆2012年3月17日(土)13:30開演
ウィル・タケット×首藤康之「鶴」
in神奈川芸術劇場(神奈川)

◆2012年3月24日14:00開演
イッセー尾形のこれからの生活2012in茅野
茅野市民館マルチホール(茅野)

◆4月4日(水)18:40開演
奉納靖国神社夜桜能
in靖国神社能楽堂(東京)

◆4月12日(木)15:00、18:00開演
野村萬斎 狂言を楽しむ会
in北野文芸座(長野)

◆4月24日(火)19:00、21:00開演
KOBUDO-古武道-Premium Live~ハルオト 2012~
inビルボードライブ東京(東京)

◆5月6日(日)15:00開演
藤原道山×SINSKE「ボレロ」2012
~尺八とマリンバによる世界最小オーケストラ~
inまつもと市民芸術館小ホール(松本)

◆5月18日(金)18:30開演
藤原道山×SINSKE「ボレロ」2012
~尺八とマリンバによる世界最小オーケストラ~
in名古屋市熱田文化小劇場(名古屋)

◆2012年6月17日(日)14:00開演
NODA・MAP番外公演「THE BEE」
inまつもと市民芸術館実験劇場(松本)

◆2012年6月22日(金)19:00開
演藤原道山×SINSKE「ボレロ」2012
~尺八とマリンバによる世界最小オーケストラ~
in浜離宮朝日ホール(東京)

◆2012年7月21日(土)18:00開演
軽井沢夏の宵の狂言
in軽井沢大賀ホール(軽井沢)

2011年12月30日 (金)

ねむりねずみ

Nemurinezumi
久しぶりに図書館で借りた小説。


近藤史恵
「ねむりねずみ」

花形役者・小川半四郎の婚約者がお芝居の上演中に謎の死を遂げる…という怪事件を、探偵の今泉とともに調べることになったのは、大部屋役者の瀬川小菊。物語は、この小菊が事件の真相に迫っていく様子と、事件が起こった時に舞台にいた若手女形・中村銀弥の妻・一子が、突然物の名前や言葉が出てこなくなってしまった夫の様子に戸惑い苦悩する様子が交互に描かれながら進んでいくのですが、この、二つの謎がどんな風につながっているのか…というのが、終盤で一応は明らかになるのですが、実はその後にもうひとつどんでん返しが…というところで、びっくりというか、空恐ろしいというか。芸の肥やしなんて言葉がありますが、芸のために女遊び、の方がまだ可愛いと思ってしまう結末でした。
その結末とは別に、小菊の師匠である女形の大御所・瀬川菊花の、怖いと見せかけて実はお茶目な性格が可笑しかったです。

2011年7月24日 (日)

ぴんとこな

Pintokona_2
勘三郎さんの公演を観たから…というわけではありませんが、歌舞伎に関する話題が続きます。


嶋木あこ・著
「ぴんとこな」

歌舞伎の世界を描いたお話ということでちょっとだけ気になっていたのですが、この間別の本を買った時に付いてきたお試し版で第1話を読んで、やっぱりちゃんと読みたい!と思い購入。
歌舞伎の家に生まれた御曹司なのにあまりやる気のない恭之助と、歌舞伎とは無縁の家の生まれながら実力でのし上がろうとする一弥が、歌舞伎を愛する少女・あやめを好きになったことから始まる物語。
リアルの歌舞伎の世界も見目麗しい役者さんがいっぱい居ますが、この漫画の中に登場する恭之助と一弥は、こういう人がいたら良いなぁ…と思う感じ。それぞれにもがきながら前に進もうとする姿がときには笑いを誘いながらも、キュンとさせられるものがありました。
そして…、作者の方の画風がもともとそうなのかもしれませんが、女の子のキャラは普通に可愛いなぁという感じですが、男の子のキャラはそこはかとなく色気があってドキドキします。
まだまだ連載中の作品なので、雑誌で漫画を読む習慣がない私としては単行本になるのを待ちながらという感じではありますが、これからがますます楽しみな作品です。歌舞伎はここ最近好きになった分野なので、楽しみながら歌舞伎のことももっと知りたいなぁと思います。

2011年7月23日 (土)

中村勘三郎特別公演inまつもと市民芸術館

Kanzaburo20110723
勘三郎さんの復帰公演に出かけてきました。


中村勘三郎特別公演
2011年7月23日(土)13:00より
まつもと市民芸術館主ホールにて

浦島 中村勘太郎
藤娘 中村七之助
身替座禅 中村勘三郎/中村いてう/中村仲之助/中村仲四郎/中村扇雀


この公演が発表されたときから、近くでやるならぜひ行きたいと思い楽しみにしていたイベントでした。体調不良でお休みされていた勘三郎さんの本格復帰公演ということで、マスコミの方もかなりいらっしゃり、勘三郎さんや勘太郎さんの奥さんの姿を拝見することもでき、開演前からいつもお芝居を観に行くときに感じるのとは違う雰囲気を味わいました。

さて。
まず登場したのは「浦島」の勘太郎さん。竜宮城から帰ってきた浦島太郎が別れた乙姫を想って帰りに渡された玉手箱を開けてしまい、老人の姿になってしまう…というお話。若々しい姿で乙姫を想って舞う姿にうっとりし、老人の姿での表情や動作、その変化が面白く楽しい作品でした。
次は七之助さんによる「藤娘」。以前、同じ会場で坂東玉三郎さんのものも拝見したのですが、舞台に藤の花が咲き誇る様子や何度も変わる藤娘の衣装などが華やかでまた楽しませてもらいました。舞台の上手、下手、中央でお辞儀をする場面(振付に入っているものらしいですね)が本当に可愛らしく、玉三郎さんのときも可愛らしいと思った記憶があるのですが、やはり演じる人によって少しずつ違うのだな…と思いました。何がどう違う、というのを言葉で説明するのは難しいのですが…。1階席のかなり後ろの方の席だったので双眼鏡持参で行ったのですが、それで覗くと七之助さんの色気のある目、表情に吸い込まれるようで、本当にドキドキでした。

休憩をはさみ、いよいよ勘三郎さん出演の「身替座禅」。狂言の「花子(はなご)」が元になったお話。勘三郎さん演じる右京は、愛人の花子に逢いたいがために奥さんの玉の井に「座禅を組みに行く」と嘘をつき、家来の太郎冠者に自分の代わりに座禅を組ませるのですが…というお話。能・狂言って、色っぽい部分とかを排除した演出だったり配役がされていることが多いので、花子との逢引きからもどった右京の乱れた感じとか…、歌舞伎らしい演出という印象がありました。
自分の身代わりを用意して、うまく奥さんをごまかした…と思いきや、早々にそれが露見し、小袖を被っている人物が太郎冠者から奥さんに代わっていることに気付かず、花子との逢瀬を事細かに語る右京と、それを小袖の陰から怒りに身を震わせながら聞いている玉の井の姿が、また、ふたりが顔を合わせたときの何ともいえない間、沈黙が可笑しかったです…。扇雀さん演じる玉の井の、右京にとってはおそろしい、右京のことが大好きでちょっと嫉妬深いところがとても人間らしく、それがとても魅力的でした。
それにしても。舞台に登場しただけで人を惹きつけることのできるあのオーラやお芝居、やっぱりこの人がいなくては、と思わされます。花子に逢うため花道をはけていく姿を見て胸が一杯になり、それでも、後半は特に笑える場面があるだろうから泣くことはないだろう…と思っていて、それはその通りになったのですが、終演後に再び舞台に現れた勘三郎さんの挨拶と、「こんなにたくさん来てくださって…」と言って涙で言葉に詰まった様子を見たら、最後の最後にもらい泣きでした。

勘三郎さんの姿は、先月のコクーン歌舞伎にサプライズで登場されたときに拝見したのですが、今回は本格的にお芝居をされる姿や、ご挨拶される声を聞くことが出来たので、本当に戻ってこられたんだなぁという実感がありました。劇場に置かれていた「幕上がる」の最新号に寄稿された勘三郎さんのコメントを読み、帰宅してからもじんわりと感動。
まだまだ完璧に体調が戻ったということではないそうなので、あまり無理されずに身体を大事にしていただきたいなぁと思います。

2011年6月28日 (火)

コクーン歌舞伎「盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)」

Cocoonkabuki2011
昨年に続き、コクーン歌舞伎へ行ってきました。


コクーン歌舞伎
「盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)」
2011年6月26日(日)12:00より
Bunkamuraコクーンシアターにて

深川芸者の小万と船頭の三五郎は実は夫婦で、刃傷沙汰を起こし切腹した塩冶判官に所縁ある家の出ながら勘当された身の三五郎は、家名断絶となった旧主のため父が金の工面をしていることを知り、その金を用立てて勘当を解いてもらおうとします。そこで、金蔓として思いついたのが、浪人の薩摩源五兵衛。
源五兵衛もまた、実は元塩冶の家臣で、御用金紛失の咎で浪人となったものの、家老の大星由良之助たちの計画した仇討の加わるため金を必要としているのにもかかわらず、芸者の小万に心を奪われ、家財道具を売り払ってしまう始末。そんな源五兵衛に、伯父の富森助右衛門が必要な百両を渡しますが、それを知った三五郎は、その百両をだまし取ろうと小万や仲間たちとひと芝居うつことに…。

かなり暗めというか重めでシリアスなお話でしたが、それだけに、三五郎たちに騙され百両を失った源五兵衛が、復讐のために人が変わったようになっていく、その様に引き付けられるものがありました。源五兵衛を演じる橋之助さんはいつもながら惚れ惚れするような男前で、桟敷席で拝見したので通路を使った演出のときに度々間近でそのお姿を拝見したのですが、やっぱりもの凄いオーラでした…!それから、小万を演じる菊之助さんは私にとっては、歌舞伎の舞台では初めて拝見する機会になりましたが、もううっとりするくらいの美しさで、お声も艶々で見惚れてしまいました。
そして、三五郎を演じる勘太郎さんは、以前よりも、お父さんの勘三郎さんにお芝居が似てきているというのにかなりびっくり。もちろん、勘太郎さんの個性というのはあって、全部が一緒というわけではないのですが…。
そして最後の最後、勘三郎さんが大星由良之助役で舞台に登場されて、22日の公演から飛び入り出演されていたそうですが、そういう情報を何も知らなかったので、本当にびっくりでした…!
さて7月にはそんな勘三郎さんの松本公演があります。とても楽しみです♪

2010年7月 7日 (水)

うちわat信州まつもと大歌舞伎

Uchiwamatsumotokabuki2th 先週出かけた、松本での「信州まつもと大歌舞伎」。
チケットが手に入ってから、せっかく参加するならなにかグッズが欲しいなぁと思っていて。
一昨年開催の前回公演の頃は、色々な柄の手ぬぐいを集めるのにはまっていたので、何種類か手ぬぐいを購入しましたが、今はそっちの方はそれほどでもないので(笑)、今回は別のものをということで、うちわを2種類。よく見かけるまん丸い形じゃないのが面白いです。
右のちょっとポップな柄の「平成中村座カラフル」は会社用、左の渋い柄の「中村格子」は自宅用です。
勘三郎さんたちのお芝居で貰ったパワーと感動を胸に…、このうちわとともにこの夏を乗り切りたいと思います♪

詳しくは
信州まつもと大歌舞伎「佐倉義民傳」HP
http://youkoso.city.matsumoto.nagano.jp/ookabuki/

2010年7月 6日 (火)

座布団と座いすat桟敷席

先週末に松本で観た、平成中村座・信州まつもと大歌舞伎。
一昨年は一等席で観させていただきましたが、今回は奮発して桟敷席。お陰さまでとても臨場感のある舞台観劇となりました。
松本では桟敷席初体験でしたが、桟敷席に座いすが置かれていたのは、個人的にはなかなか良かったなぁと思います。見た目としては手狭な印象もありましたが、後ろの列の方に当たってしまうかも…という心配をせずに重心を後ろに預けられて、足腰にかかる負担が随分減った気がしました。
先月出かけたコクーン歌舞伎の桟敷席は座布団だけでした。これはこれで、昔の歌舞伎観劇の雰囲気に近くて良いのかなぁという気もして…、必ずしもどちらの方が良い、とは言えませんが…。

2010年7月 3日 (土)

平成中村座・信州まつもと大歌舞伎「佐倉義民傳」inまつもと市民芸術館

Matsumotokabuki2th 先月コクーン歌舞伎に出かけて、やっぱり松本でも観たい…!ということで、追加席を購入して行って参りました♪


平成中村座・信州まつもと大歌舞伎
『佐倉義民傳』
2010年7月3日(金)18:00開演

厳しい年貢の取り立てによって、貧しい暮らしを強いられる佐倉の人々。
そこへさらに年貢の割り増しを言い渡され、今にも一揆を起こそうと集まる農民たちを、名主の宗吾は、命を捨てるようなことはしないで欲しい、と必死に止め、他の名主とともに代官に年貢の割り増しを考え直すよう願い出るのですが…。

…あ。ここからはかなり長文になります。それから、ネタバレでお送りしますのでこれからご覧になる方はご注意を。また、説明が不十分で、観た方じゃないと分からない感じのところもあるかもしれませんが、その辺りも大目に見て頂けるとありがたいです。


いや、本当にもう。
いっぱい泣いて、いっぱい笑って。楽しい時間でした…!
コクーンで観たときも泣いたし、心を動かされましたが、今回のほうがさらに、さらに。

前半、年貢の割り増しのお沙汰に一揆を起こそうとする農民たちを必死に止める、勘三郎さん演じる宗吾。その語り口、それから、その宗吾の周りの農民たちの涙する様子に、早くもウルっとさせられて。
そんな状態でしたから、後半、罪に問われて役人に追われながら家に帰りついた宗吾が、妻おさんや子供たちと過ごす束の間の楽しい時間や別れの場面、そして、刑場で磔にされた宗吾の前に妻や子供たちが引き出され、次々に役人の手にかかり殺される場面…、今思い出しても泣きそうになります。そのやるせなさや、子供たちの健気さが痛々しいのはもちろん、穏やかで人格者の宗吾が怒り、恨みの言葉を発するその激しさに目を奪われました。
また、笹野高史さん演じる渡し守の甚兵衛が、お役人の言いつけを破って宗吾のために船を出す場面や、亀蔵さん演じる幻の長吉が宗吾を逃がそうとする場面など…、宗吾に恩義を感じる人々の思いをひしひしと感じられて、胸が熱くなりました。
亀蔵さんが演じる長吉は、もとは信州松本の水呑み百姓の次男坊という設定。コクーンで観たとき、これは松本のお客さんは湧くな、と思いましたが、案の定。どよどよっという感じでざわめき、笑いが起こりました。
笹野さんは甚兵衛も良かったですが、座長役がもう可笑しくて。どちらかというと辛く悲しい場面が多いお話のなかで、思い切り笑ったところでした。何より、「トリハ~(鳥肌)」の辺りでは、笹野さん自身が、客席の反応に笑いをこらえながら台詞を続けている表情を見せていたりして、もう本当に可笑しくて。
甚兵衛の姪おぶんを演じる七之助さんは、もう本当にきれいで可愛くて、きゅんとさせられました♪そしてその最期は…、あまりにも悲しいものでした。
それから忘れてはならないのが、弥五衛門を演じる橋之助さん。本当に男前です。桟敷席の近くに立ち止まってしばらく舞台と台詞を掛け合う場面があり、間近でそのお姿を拝見しましたが、もうもの凄いオーラで、もちろんかっこよくて…ドキドキでした!
私のなかで印象的だったのは、宗吾の妻おさんと、佐倉のお殿さま・堀田正信を演じる扇雀さん。正反対の役柄を見事に演じ分けられていて、声の調子はもちろん、表情というか…、目つきがまるで違うのが本当に凄かったです。扇雀さん、声が涼やかで朗々と美しいところも素敵です♪
そして、家老・池浦を演じていた彌十郎さん。怖い顔と、宗吾がお殿さまに直談判するも、大げさな物言いでその願いを潰したり、小さな子供や女性までも処刑したり…と、悪役でしたが、カーテンコールのときには笑顔、そして、村の子供役の小さい子がセットを下りようとしているところを抱きあげたその様子がとても優しくて…、そのギャップに心を掴まれてしまいました…。

さて、このお芝居で効果的に使われているのがラップ。最初は言葉を聞きとるのが大変かなぁという気もしましたが、農民たちの暮らしぶりを表した部分は以外にもリズムにぴったり。そして最後の部分は、とても考えさせられる部分が多く、メッセージ性の強い刺激的なものでした。

本当に楽しい時間を過ごし、縁日風のグッズ販売などの様子を冷やかしつつ歩いていると、前方に、演出の串田さんを発見。声をおかけしたいなぁ…と思いながら、色々な方とお話されたりしながら歩いて行かれる姿を追いかけ、エントランス前の階段でお声を掛けさせていただきました。本当に興奮しているときって、単純な言葉しか出てこないもので、拙いことしか言えませんでしたが、それを笑顔で聴いてくださり、「ありがとう」と握手の手を差し出して下さって…素敵な方でした。
一時期は、チケットもなかったし行くことを諦めかけていましたが、やっぱり行って良かったです…♪

2010年6月22日 (火)

追加席

2年前に続いて、来月初めに松本で開催される信州まつもと大歌舞伎。
今回は、他のコンサートの予定などとの兼ね合いで、行かれなさそうと思い諦めていました。しかし、そんな気持ちを慰めようと今月、東京まで出かけてコクーン歌舞伎を観たら、やっぱり松本でも観たい!という思いが日に日に募っていたところに、追加席発売のお知らせが。
運良く土曜日夜の部の桟敷席、しかも、思った以上に良い席を手に入れることができました♪
前日に東京方面へ出かけている予定なので、かなりハードな週末になりそうですが…(苦笑)。